ビザンツ・ギリシア帝国

国旗

国章

詳細情報

国の標語
国歌
特性
公用語	ギリシア語
公用語	ラテン語*1
首都	アテネ
最大の都市	アテネ
人口	20,000,000（2000万人）
憲法	新生ローマ憲法?
面積	未設定
国教	キリスト教
通貨	新ノミスマ
中央銀行	[[]]
GDP	未設定
報道機関	帝政ローマ放送局

政府首脳
国家元首	ギリシア3世
補佐	[[]]

概要

バルカン半島南部のギリシア地域一帯を領有する帝政国家。自称東ローマ帝国の後継国家であるが歴史的なつながりはなく、オスマン帝国から独立した際にギリシア国家にするかビザンツ帝国の後継国家になるかを当時国家承認を行ったイギリス、フランス、バイエルン王国で会議をした結果、ビザンツ帝国の後継国家にする事を決めたためである。
ビザンツ・ギリシア帝国を名乗り古代ローマから続くビザンツ帝国の後継国家を名乗っているがそもそもローマもビザンツ（コンスタンティノープル）も領有していないというありさまである。精々帝国の名が相応しくない政治体制をしているだけ神聖ローマ帝国よりマシという扱いとなっている。

国名

ビザンツ帝国が正式名称だがその大半はギリシア人で構成されている為ギリシア帝国やビザンツ・ギリシア帝国とも言われている。

国内情報

歴史

ビザンツ・ギリシア帝国における歴史の中核を成すのはローマ帝国と古代ギリシアである。特に古代ギリシアの歴史は神話の時代と交差しているかのような幻想的な一画を覗かせている。しかし、それゆえに歴史が古いというだけではない。ギリシアの古代文化が後の世界に与えた影響を知っているのならいかにヨーロッパの歴史において重要であるかを認識しているだろう。

紀元前（先史時代）

ギリシアは紀元前にいくつもの文明を生み出していた。最初の文化は紀元前1万年前程の新石器文化である。これらの証拠はマケドニアやテッサリアに遺跡という形で残っている。テッサリアのセスクロ（紀元前5000年）やディミニ（紀元前4000年）などに新石器時代の住居跡、キクラデス諸島ではサンリアンゴス（紀元前4000年）に新石器文化があった。これらの時代の住人とは東方や北方からより快適な生活の場を求めて押し寄せた人々であったという。また、クレタ島には紀元前7000～紀元前6000年頃には既に新石器文化が伝わっていたとされている。
紀元前20世紀ごろ、アカイア人やイオニア人がギリシア本土に移住定着する。この民族の使用していた言語はギリシア語の原型であると言われ、ギリシア人の先祖とされている。
同じころ、地中海のクレタ島では海上貿易が盛んになり、エジプトからの技術とアジアからの技術が混合して、新しい文化と青銅器文明が栄え始める。クレタ島のクノッソスを中心としたクレタ（ミノア）文明はかなり高度であった事が、現在に残る遺跡からもうかがえる。クレタの支配はエーゲ海全域に及んでいた。

紀元前（ミケーネ時代）

ペロポネソス半島に定住したアカイア人は、紀元前16世紀ごろになるとミノア人と交流を始め、文化を吸収していく。そして、紀元前15世紀にサントリーニ（ティラ）島で起きたカザン大噴火が原因でミノア文明が衰退すると、それに代わりアカイア人たちのミケーネ文明が大頭し、紀元前13世紀ごろまで発展は続いた。その証拠としてクレタ島で発掘されていたミノア文字、線文字Ｂがミケーネでも発掘されたものと一致している事が挙げられている。この時代の代表的な遺跡としてはミケーネの王宮跡、特に獅子門が現存している。
ミケーネの王、アガメムノンを総大将としたギリシア王国軍は紀元前1260年頃小アジアのトロイアを攻めた。この戦争は現在でも有名なトロイの木馬が行われたものである。戦いは10年も続き、ギリシア軍の勝利*2に終わるが国力の消耗は大きく、また貿易活動の後退による経済力の衰退も加わり、その後すぐにギリシア北西部からのドリア人の侵入によりミケーネ文明は滅びてしまう。

紀元前（暗黒時代）

ミケーネ文明が潤びるとギリシアは暗黒時代に突入した。ギリシアに存在した各王国は次々と滅び、ミケーネ文明と同じ運命をたどった。そして、何よりもドリア人は先住のミケーネ人の文化を使う事は無く歴史に残るような建造物も作る事は無かったのが拍車をかけた。この時代が終わるのは都市国家ポリスの誕生を待つことになる。

紀元前（都市国家の誕生）

紀元前9世紀になり、漸く暗黒時代が終わった。ギリシア全土に吹き荒れていた他民族の襲撃、略奪の嵐は漸く収まり、再び文明の光が差し始めた。このころにはアルファベットの基になる新しい表記法も誕生した。
紀元前8世紀になってアテネ、スパルタ、アルゴスなどの都市国家ポリスが各地で形成され始めた。この過程において社会生活・宗教などが整えられ、ギリシア人の民族意識が生まれ始めてきた。古代オリンピックもこのころに誕生した。
アテネとスパルタに代表される都市国家ポリスのギリシアは、歴史上アルカイック期（紀元前800年～紀元前500年）と呼ばれ、この時代の文化にはアルカイック美術がある。その代表的なものが少女像である。また、建築物としてはオリンピアのヘラ神殿、コリントスのアポロン神殿、アテネのゼウス神殿、ディオニソス劇場などがある。

紀元前（ペルシャ戦争とペロポネソス戦争）

紀元前5世紀初めまでギリシアの都市国家ポリスは国内での争いこそあった画、外国の脅威を感じる事無く政治と文化が自由に発展した。しかし、そんなポリスにとある強敵が現れる。東のペルシア帝国である。このころのペルシア帝国は強大になり小アジア西海岸にあったイオニアのギリシア都市を紀元前550年に征服した。紀元前499年、征服されていたミレトスを中心とした諸都市の反乱をきっかけに、イオニア人たちは本土に援助を要請し、アテネとエレトニアが援軍を送るがこれに元気度したペルシア皇帝はこの反乱を沈め、アテネへ向けて大軍を送った。これがペルシャ戦争の始まりである。ペルシア帝国軍は圧倒的な兵力を従えていたが紀元前490年、アテネ軍を引きチアミリティアデス将軍の名采配により敗走した。
しかし、ペルシア帝国は今度は前回の数倍に及ぶ大軍を引き連れて再びギリシアに攻め込んできた。それを予想していた各ポリスは、アテネ・スパルタを中心としたポリス連合軍で迎え撃った。戦争はペルシア帝国の優勢に進みアテネ市内がほぼ全壊する等圧倒的な状況となったが最終的には紀元前478年のサラミス島の海戦での大逆転劇でポリス連合軍が勝利することが出来た。サラミスはギリシア側が決戦の部隊としてペルシア帝国軍をわざとおびき寄せた場所でありその術中にまんまとハマった形となった。
ペルシャ戦争後、各ポリスが一体となって戦った事もあり、戦後しばらくポリス間に平和が訪れた。各ポリスとも戦後の復興にいそしみ、そしてこの時代は古代ギリシアの最盛期とも呼ばれアテネを中心に文化、芸術方面に数々の優秀な人物、活躍が登場した。芸術家フェディアスは民主政治を築き上げたペリクレス将軍の依頼で、戦争で破壊されたパルテノン神殿を再建した。また、アテネ以外では、古典芸術の代表作でもあるオリンピアのゼウス神殿、デルフィのアポロン神殿、スニオンのポセイドン神殿などが建造された。
文化、芸術面で秀でていたアテネだが、ペルシャ戦争での功績により、精力的優位も都市国家ポリスの中に確立させた。サラミス海戦後、ポリス間でペルシア帝国の再度の進出を阻むために、アテネが中心となった海上同盟（ディロス同盟）が結ばれた。はじめはこの同盟本部と運営資金の金庫はディロス島にあったが、エーゲ海の制海権が危なく成った事もあり、紀元前454年にアテネに移された。しかし、それはアテネが同盟の中での権力を増大させる事となった。その一方でペロポネソス半島ではスパルタ、コリントスを中心とするペロポネソス同盟が結ばれていた。ディロス同盟程の勢いはないものの、2つの同盟はなんとか力の均衡を保っていた。
しかし、ペルシャ戦争後の平和は約50年で終わりを告げた。原因となったのはケルキラとコリントスの争いで、アテネがケルキラ側に支援した事であった。同盟の条件からコリントス側にはスパルタが加勢し、やがて2つの同盟間の戦争へと発展した。これが後世に伝わるペロポネソス戦争でありこの戦いはギリシア全土を巻き込み、約30年という長期戦となった。この戦争により各ポリスは国力を消耗し、古代ギリシアの衰退の原因となった。この戦争はギリシアの自滅と言われた。更に開戦2年目にはアテネでペストが発生、総人口の約3分の1を失う事態にまで陥った。だが、戦いは延々と続きスパルタ側の勝利で幕を閉じる事になった。

紀元前（アレクサンドロス3世の大帝国建設）

このようなギリシア全土の混戦状況の中に突如として現れたのが、それまで単なる部族国家であったマケドニア王国である。マケドニア王フィリッポス2世は紀元前359年に即位すると国土を急速に広げていった。これに抵抗し、アテネは連合軍の中心となりマケドニアに挑んだ・しかし、ペロポネソス戦争で消耗していた連合軍に力は残っておらず、紀元前338年カイロネイアの戦いでフィリッポス2世に敗北した。フィリッポス2世はスパルタを除く各ポリスを招集してコリントス同盟（ヘラス同盟）を結成した。この同盟条約は各ポリスの自由と自治を認め、ポリス間の平和維持、政治体制の現状固定化が決定された。また、ペルシア帝国に対する報復戦争が決議された。
しかし、紀元前336年にフィリッポス2世は暗殺されたがその子であるアレクサンドロス3世が王位と父の遺志を継ぐことになった。その遺志とは東征してペルシア帝国の支配下で生活している小アジアのギリシア人を開放する事、そしてペルシア帝国に報復する事だった。
紀元前334年、アレクサンドロス3世の率いるギリシア・マケドニア軍は東征に出発。小アジア、シリア、エジプトと次々と占領していきペルシア帝国を壊滅させた。そして紀元前330年に首都ペルセポリスを破壊し、ペルシア帝国は完全に滅亡した。しかし、アレクサンドロス3世の勢いはとどまるところを知らず、10年に及ぶ東征でアレクサンドロス3世はインド北西部までの全オリエントを支配下に置き、大帝国とした。しかし、紀元前322年にアレクサンドロス3世は病気にかかり32歳の若さで急逝した。これにより、帝国はマケドニア。シリア、エジプトの3つの国に分裂した。
ギリシア本土の歴史は再び諸王国間の力関係に基づく錯綜したものとなり、ローマの進出に対してポリス国家はもはや歴史を動かす主体的な力はなくなっていた。紀元前146年、ローマ軍がコリントスを破壊して、ギリシアをローマの属州マケドニアの一部となった。紀元前31年にローマでオクタヴィアヌスが政権を握ると紀元前27年にギリシアはローマの属州アカイアとなりコリントスに首都がおかれた。これにより、ヘレニズム時代は終わりを迎え、ギリシアはローマ・ビザンティン時代に突入した。

ローマ・ビザンティン時代

ローマの支配下で属州となったギリシアは、政治の表面に出る事はなくなったが文化面での活動はアテネが中心となって続けられた。ギリシアはローマ帝国の下で平和を享受したとも言える。また、1世紀後半から2世紀の初めにかけ、キリスト教がギリシアに伝えられ、急速に全土に広まっていった。
323年、ローマ帝国のコンスタンティヌス帝により、首都がローマからビザンティオンに移された。一般にはコンスタンティヌス大帝によってビザンツ帝国時代が始まったとされているが、実質的にはローマ帝国を引き継いだものである。
6世紀から7世紀ごろには北方からアヴァール人、スラブ人がペロポネソス半島にまで移住。810年頃にはクレタ島がアラブ人に占領さ、915年から924年にかけてはテッサロニキを中心にブルガール人（古代ブルガリア人）が侵入してきて支配するようになった。11世紀に入ると、ビザンツ帝国に崩壊の兆しが現れ始めた。第一の原因は経済の疲弊、特にマケドニア王朝後期の皇帝たちは競い合って自分の治世を記念する建造物に大金を費やしていた。第二に、権力闘争が続きｍその結果帝国が誇っていた社会機構が徐々に変質していった。第三に、帝国中心の商業活動が急に衰え始め、イスラム圏や西欧の力が増大していった事があげられる。
ギリシア正教会にも西のヨーロッパを中心とするキリスト教との間で儀式週間の相違、神学上の問題から東西分離の傾向は早くから始まっていた。両教会間の争いは政治の分野にも影響を与え、少なからず振りをもたらすようになった。
この間にアナトリア北西部ではオスマン帝国が建国され、オスマン帝国軍がアジアの各地で勝利をおさめ始めるようになった。そして1356年、遂に侵略はヨーロッパにもおよび、1387年にはテッサロニキがオスマン帝国軍の手によって陥落した。縮小するビザンツ帝国は西欧の援助無くして帝都ビザンティンを守る事は不可能となり、東西教会の形式的統一などを用いて大公しようとする。しかし1453年スルタン・メフメト2世によってビザンツ帝国の帝都ビザンティンは陥落する。アテネも1458年にオスマン帝国に支配され、1503年にはギリシア全土が完全にオスマン帝国の支配下に入っている。こうして1100年程続いたビザンツ帝国は滅亡した。

オスマン帝国支配下時代

トルコ人によるギリシア民族支配はビザンティン陥落から1821年の反乱まで約400年間に及んだ。オスマン帝国の支配はトルコのくびきと現在まで語り継がれており、中世のあまりにも長い暗黒期であった。その支配がどれほど強烈で、熾烈であったかは1700年までにギリシアの人口が4分の1も減少した事実から伺う事が出来る。18世紀前半までギリシア人は土地を持たない小作農民か奴隷の身分でしかなかった。しかもイスラム教のトルコ人は、ギリシア語での教育を禁止してトルコ語を強制した。この様な状況の中で、ギリシア人はビザンティンを中心とするギリシア正教の立場を利用して、民族的地位を確保し続けた、イスラム教が他宗教に対して比較的寛容であったとも言えるが、ギリシア語と民族の精神は教会を中心に密かに受け継がれた。教会の地下では夜中に秘密学校が開かれ、民族の継承を行っていった。
1669年には、それまでヴェネツィアの支配下にあったクレタ島もオスマン帝国の支配を受けるようになり、トルコはケルキラ島を中心とするイオニア7島以外を全て征服した。

ギリシア商人の活躍と反乱の時代

農業だけが経済の基盤となっていたギリシアにも、18世紀になって変化が出てきた。要因はヨーロッパ諸国が工業製品販売の新しい市場を求め、ギリシアに各国の商人たちが数多く訪れた事である。同時に、ギリシアの農業生産物も購入するようになり、各国の領事館が設置されるようになる。ヨーロッパとの交易が盛んになってテッサロニキ、イオアニナ、ラリッサ、イドラ島などの町が栄えるきっかけになった。
この交易で富をなしたのはギリシア商人であった。トルコ人は収税のみに感心を持ち、商業や貿易には無関心であったため、18世紀後半になると、商業活動はほぼギリシア人に牛耳られるようになった。ギリシア商船の数は18世紀半ばから19世紀の約50年間で目覚ましく増加した。
18世紀後半になると、バルカン半島への領土拡大を目指すロシア帝国とオスマン帝国との間に露土戦争（1768年～1774年、1787年～1792年）が繰り広げられた。ロシア帝国はオスマン帝国の内部から崩そうと、ギリシア人たちに蜂起を促した。それはペロポネソス半島全体に広がるもこの反乱は直ぐに鎮圧されてしまう。しかし。これをきっかけにいくつもの反乱がおこり、トルコ人の在ギリシア太守たちが勝手に独立をするなどｍギリシア国内は無政府状態となっていった。特に広大な領土を得たアリ・バシャ（太守の意味）の反乱は有名である。
19世紀になると、フランス革命の自由主義思想はギリシアにも社会的影響を及ぼし、解放への機運はより高まっていった。

独立

1814年、南ロシアの港町オデッサにフィリキ・エテリア（友の会）というギリシア商人による解放組織が結成された。この秘密結社は、ギリシア人のアレクサンドル・イブしランデス将軍bンを指導者として、1821年2月モルダビアに軍隊と共に侵入し、革命を宣言した。同年3月、ペロポネソス半島でも結社と連絡を取っていたババフレサスを中心に反乱が発生。この革命は急速にギリシア全土に広がるものと思われたが、国外からの援助がほとんど得られないままに、反乱はペロポネソス半島、中央ギリシアそしてエーゲ海の一部の島の解放に留まった。
1821年3月21日、ペロポネソスのカラブリタで宣言された革命はパトラやカラマタ、エーゲ海のイドラ島、ブサラ島でも始められた。
しかし、1822年にギリシア海軍がシオス島でオスマン帝国艦隊を沈めた事でオスマン帝国軍は報復としてシオス島での虐殺を実行した。この時2万3000人が殺され、4万7000人が虜囚となったという。この大虐殺はヨーロッパ中に広まり、それまでギリシアの反乱に無関心だったヨーロッパ諸国で反オスマン帝国の感情を高めるきっかけとなった。
1824年、オスマン帝国はエジプトと対ギリシア条約を結び、すぐに戦闘を開始した。エジプト軍はクレタ島の革命を鎮圧するとカソス島を破壊した一方でオスマン帝国軍はブサラ島を殲滅した。
エジプトの参加で東地中海地域に危機を感じたロシア帝国、イギリス、フランスは1827年にロンドン条約を締結してギリシアの自治を確保した。同ねんこの三国連合艦隊はナヴァリノス海戦でトルコ・エジプト両国艦隊を撃滅した。この時点でギリシア人の戦争行為は本質的に終わった。残るは列強国によるギリシア問題の解決だった。

列強の勢力争いとギリシアの独立

1828年から1829年の露土戦争に勝利したロシア帝国は、ビザンティンに軍隊を派遣し、単独でギリシア問題の解決をはkろうとした。しかしこれを危機と感じとったイギリス、フランスはギリシアの独立を承認する。これが1830年のロンドン議定書となった、しかし、その時のギリシアの領土は中央ギリシア南半分とペロポネソス半島、キクラデス諸島だけであった。
これにより、独立を勝ち取ったギリシアだがイギリス、フランスの保護国となっていた。しかし、ここにバイエルン王国の王子が国王となった為にバイエルン王国の影響力も発生した。。しかし、議会制を採用するイギリス、フランスと絶対王政を採用するバイエルン王国の間で衝突。最終的にバイエルン王国がギリシア人たちに投票を行う事で決着をつける事にした。しかし、この時の投票は不正が働いており結果、バイエルン王国の案で決定する事になった。

皇族のギリシア化

このようにしてバイエルン王国はギリシアを自らの勢力圏にするべく動き出すもこのころからバイエルン王国周辺の情勢が悪化。バイエルン王国は直ぐにギリシアから手を引く事になり、独自の動きを余儀なくされた。そんな中でオットー1世以下歴代皇帝はギリシア人たちのドイツ人化を行って行こうとするも失敗、反感を買う結果となった。それを受けて当時の皇帝コンスタンティノス12世はアテネに存在したアクロポリスを復興させることでギリシア人たちの指示を得ようとした。結果的にこの試みは達成され、ギリシア人の間で皇帝への支持率が上がっていった。しかし、ドイツ人化を行おうとして始めたアクロポリスの復興だがコンスタンティノス14世は奥深いギリシア文化にのめり込んでしまい結果的に皇族の間でギリシア人化が行われる結果となった。これ以降脱ドイツ化が図られ、半世紀後には国内からドイツの影響は完全に消え去った。

ギリシア2世の粛清と活躍

第一次世界大戦を中立でいる事で回避したビザンツ・ギリシア帝国は1938年に戴冠したギリシア2世?の下で拡大を見せる事になる。戴冠から僅か半年後にギリシア2世は親族の粛清を開始した。当時、ギリシア2世の戴冠に反対する次男と三男、ギリシア2世の父の弟達がおり、国内統一を図るには彼らをどうにかする必要があった。ギリシア2世は僅か半日で終わらせるために用意周到に準備を行い一気に始動した。この一連の粛清でギリシア2世以外の親族は全て殺され、皇族の家系はギリシア2世のみに絞られる事となった。
国内統一を終わらせたギリシア2世は直ぐに国内開発に力を入れる。それらが軌道に乗り始めた1939年9月にドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発した。しかし、その時は中立を維持して動きを見せる事はなかった。当時は国内開発がまだ軌道に乗り始めたばかりであり充分な国力を持っていなかったためである。しかし、1940年にフランスが降伏し、ヴィシー政府が発足するとシリアに侵攻を開始した。更に1943年には劣勢になりつつあったチュニジアを沿岸部から砲撃するなど連合国寄りの動きを見せ始めた。
そして、1944年にユーゴスラビア王国領に侵攻を開始した。当時はイタリアが降伏し、ドイツがその占領地を運営しており多少の混乱があった。その隙をつく形で北上していき、クロアチア周辺でドイツの防衛ラインが形成され北上が難しくなっていた。それを受けてビザンツ・ギリシア帝国は現状のラインでの講和を要求。南側に敵を増やす事をためらったヒトラーはこれを受けいれユーゴスラビア王国一帯はビザンツ・ギリシア帝国領となった。これらの領地は戦後に連合国側が譲歩する事で正式に領土となる。

オスマン帝国との戦争

1946年、勢いに乗るビザンツ・ギリシア帝国はビザンティンの確保を目的にオスマンイスラム共和国連邦亡命政府に侵攻を開始した。当初はコンスタンティノープル西部を陥落させる等の勢いを見せるもボスポラス海峡の渡河に失敗し、膠着した。更にはクレタ島に敵艦隊が襲来、その隙を突き東トラキア地方に上陸されるなど優勢と言える状態ではなかった。その結果、これ以上の戦いは不可能と判断したためオスマンイスラム共和国連邦亡命政府とは講和を行いビザンティンの確保という目標は失敗に終わった。

現在

これ以降ビザンツ・ギリシア帝国は武力侵攻を行う事はなくなった。ギリシア2世も武力で領土を広げるのは難しいと先の戦争で判断したため軍事力を高める事はしても実際に動く事はなかった。
その後は大西洋への進出を行ったり、各国との関係改善を行う事で味方を増やしたり、孤立化を防ぐ方向で進んでいる。

政治

ビザンツ・ギリシア帝国では独立当初から続く絶対王政を採用している。しかし、一部の権力は議会に写っており制限君主制のような側面もある。

政策

政策一覧

行政機関

詳細はビザンツ・ギリシア帝国の行政機関を参照。

地理

国土はバルカン半島南部に位置している。更に複数の島々がエーゲ海などを中心に存在している。その為、ビザンツ・ギリシア帝国は貿易を中心に栄えてきた。

租借地

ビザンツ・ギリシア帝国では現在も租借地を保有している。租借地にはその地域を管理する租借地管理委員会が設置されその地域の統治を行う。
詳しくはビザンツ・ギリシア帝国の租借地を参照。

気候

地中海に面したギリシアだがこの地にもきちんとした気候の変化がある。

春

春の訪れとともにギリシア中の店が動き出す。
4月になり、野の花が咲き誇るようになると、冬には閉じていたリゾート地のホテルやペンション等、あらゆる宿泊施設が蕾が花開く様にオープンする。この時期より観光客は増えていきそれに伴い宿泊施設の値段も高くなっていく。しかし、その分飛行機などの交通機関の数も増えていき小さな島への移動も陶器に比べれば楽になって来る。

夏

6月になるとギリシアでは雨が降らなくなり、大地はカラカラに乾き始める。しかし、それを合図にするように旅行者はピークを迎える。それは国外の観光客のみならず、国内旅行を楽しむ人たちが移動を始めるからである。移動先はエーゲ海の島々が多くこの時期には各島は不夜城の如き輝きを見せ始める。

秋

飴は9月終わりより降り始める。その頃になれば雨の降らないギリシアの土地に降り注ぐ観光客の雨も止み、冬に向けた静けさが見え始める。

冬

ギリシアにおいて雪は降らない。代わりに大量の雨がギリシアの大地に落ちてきて潤していく。17時を過ぎれば太陽は姿を消し闇が支配する。
この時期になると観光客が訪れる事はほとんど無くなる。それに伴い大半の宿泊施設は冬眠でもするかのように店を閉じていく。観光客がいない静かなギリシアは遺跡巡りなどの穏やかな旅行をするにはまさに打ってつけの状況となる。

領土

ビザンツ・ギリシア帝国は直轄領と属州で分かれている。全体を見れば北はクロアチア、南はアフリカのチュニジアにまで広がっている。しかし、直轄領となっているのはギリシア、アルバニア、マルタのみとなっている。それ以外は全ていくつもの属州に分かれてその土地を皇帝に代わり統治する属州弁務官が統治を行っている。

マルタ直轄領

ギリシア本土に編入されている地中海の島。総督と呼ばれる人物が統治を行っているが、その人物は属州弁務官が選ばれる。その為、実質的に属州マルタと呼べるような統治状態となっている。実際、地中海における重要拠点であるために直轄領となっているだけで本来は属州となる土地だった。

属州弁務官

属州弁務官とはビザンツ・ギリシア帝国が各地に持つ属州を皇帝に代わり統治する者達の事で、属州内では皇帝に次ぐ最高権力者として統治を行っている。属州内で大幅な権力を持つ事を阻止するために弁務官は一つの属州で5年のみの任期となっている。更に弁務官補助という存在もおり彼らは弁務官が何らかの理由でその座を退いた時に代わりに弁務官となる予備軍のような者達である。彼らを常に一定数用意する事で弁務官たちが怠慢になるのを防ぎ常に緊張感をもって統治を行えるようにしている。
大幅な権力を保持できるため、反乱と言える行為は厳しい罰則が科せられる。基本的に軍事に関する裁量は持っておらず、駐留軍の力を借りる際は彼らに依頼と言う形で出動を要請する形になる。駐留軍の意思で動く際は皇帝や本部からの勅命がない限りは駐留先の弁務官から許可を得る必要がある。

行政

国内は13の地方に分かれておりその下に県や市が存在する。
詳細はビザンツ・ギリシア帝国の行政区分?を参照。

皇族

帝国内に住む皇族は全てバイエルン王国の家系である。その為、血筋だけを見ればバイエルン王国の国王位を狙えるがビザンツ・ギリシア帝国の皇帝になるにあたって後継者にはならない事を宣言している為国王位を得ようとする者はいなかった*3。
彼らは常に暗殺の危険が隣り合わせの生活をしている。現皇帝のギリシア3世も左目に傷を負い、弟も一人失っている。彼らが真の意味で暗殺に怯えて暮らす生活が来ないように様々な対策が提案、実行されている。
歴代の皇帝についてはビザンツ・ギリシア帝国の皇帝一覧を参照。

貴族

ビザンツ・ギリシア帝国はオスマン帝国から独立した国であり、血筋が確たる貴族はいない*4。そのため、国内では新たな貴族が制定された。
男爵、子爵までは自分の性に爵位が付くだけだが伯爵になると都市名のついた爵位が与えられる。これはその都市の守護者、代表者と言う扱いになり非常に高い名誉が与えられる。ただし、あくまで称号的地位に就くだけであり権力を手に入れられる訳ではない。

名前	爵位	モデル	概要
アテネ公	公爵
イラクリオン公
テッサロニキ公
ティラナ候	侯爵
ドゥラス候	侯爵
ピレアス候
パトラ伯	伯爵
ラリサ伯
ペリステリ伯
カリシア伯
ニケア白
カラマリア伯

民族

帝国内の人口として大半がギリシア人で構成されている。その数は全体の約80％にあたる1400万人であり他には約350万人程のアルバニア人が住んでいる。歴史的にはトルコ人も住んでいたものの、過去の弾圧により国内からは完全に消え去っている。

ギリシア人のルーツ

自分たちの存在を確固たるものにするために先祖の足跡をなぞりルーツを探る調査は独立以降続いている。ギリシア人がバルカン半島南部に都市国家を形成し、ペルシャ帝国軍に勝利するなど当時は勢いのある勢力となり、現代でも再現不可能と言われているパルテノン神殿を始めとした建築物を世に出し、ビザンツ帝国中期以降もその文化の形成に一役買ったものの、どうして誕生するに至ったのかは判明していなかった。
最近までの定説ではインド・ヨーロッパ語族の一派であるギリシア人は紀元前2000年頃、優れたミニュアス土器文化の担い手としてバルカン半島を南下、先住民を制圧してギリシア本土を占有した、とされていた。しかし、アルゴスにあるレルナ遺跡の発掘調査の新しい分析の結果、問題のミニュアス土器文化は青銅器時代末期の紀元前23世紀ごろにギリシア本土で自生的に生み出された様式である事が判明した。これにより、従来の定説が来るが得る事となり、ギリシア人のルーツは振り出しに戻る事になった。
先史時代におけるギリシア人の存在の根拠としてミケーネ時代に用いられていた言語がギリシア語を表記するものも同じだった事から来ている。しかし、それ以上の事は分からずこれらは現在も調査が進められている。

トルコ人への感情

詳しくはビザンツ・ギリシア帝国によるトルコ人の弾圧運動を参照。
ギリシア人ではトルコ人に対する憎悪が強い。これは長年異教徒に支配されていたという事と独立後のプロパガンダの成果であり現在では修復不可能なまでにトルコ人への感情は憎しみ一色で染まっている。
1919～1922年に起こった希土戦争では勇猛果敢なるビザンツ・ギリシア帝国軍はビザンティンを落としオスマン帝国領内深くに侵攻した。オスマン帝国は自らに下された運命に抗い負け恥を晒し遂には同胞の手で滅ぼされるというその民族性に相応しい最後を迎えた。我がビザンツ・ギリシア帝国はそんな滑稽なトルコ人達をあざ笑いその姿に免じて現在の国境線まで退いてやった。トルコ人達は我らに泣いて感謝し、新政権は我らに泣いて感謝し膝ついて頭を垂れた。しかし、彼らはそんな恩義を忘れ、ビザンティンを不当に占拠し、トルコ人による自称国家を運営している。これは明らかなる我らへの侮辱でありギリシア人はその事にも怒りを示し正義の鉄槌を降さんとその戦意を高めている。
続く不当にも我が国の国土を占領する野蛮民族トルコに対する神聖なる鉄槌でも我が国は目覚ましい成果を得た。希土戦争での我が国の慈悲深き譲歩を忘れた彼らは愚かにも我が国に対して侵攻を行ってきた。彼らの目的は我が国に攻め入り国土を荒らし略奪をする事だったと判明している。何故ならこの侵攻は前もって我が国は情報を掴み充分な対策を講じていた。それゆえに軍隊としてすらまとまらないトルコ人の暴徒を一方的に殲滅。生き残った者は泣いて許しを請い、今回の出来事の内容を全て話した。軍が今回の侵攻に対する報復として逆に侵攻を開始した。軍は戦術や戦略もなくバラバラに迎撃に来るトルコ人を倒していき領土の一部であるビザンティンを確保する事に成功した。そこからさらにアナトリア半島に侵攻しようとする我が国に対してトルコ人達は膝をつき頭を垂れて自称国家代表が謝罪を行った事で寛大な我が国はそれを受理、ビザンティンの確保は卑劣にもトルコ人を擁護する国によって失敗に終わってしまう。しかし、これは明らかにトルコ人がいかに愚かで生産性、生きる価値がないかを示す結果となりトルコ人を軽視する我が国の感情を育んでいくことになった。

教育

国内では後進育成に力を入れている。高校は国立、州立、県立、私立関係なく国家が負担している為高校進学率は高い。大学も一部の最低ランクの大学を除き入学費は負担している。
そして、驚くべきことに小中高とそれぞれでトルコ人への悪感情を抱かせる教育が必修科目として行われている。これはビザンツ・ギリシア帝国の目指すべき到達点の為にはラントゥート共和国を滅ぼす事になるため、その地に住むトルコ人を排斥するための準備でもある。これにより、トルコ人の人権を無くしギリシア人が支配する人種であると植え付けるためである。
また、国内では喋り方を教える科目が存在する。これは古代ギリシアより続く伝統でかつては直接民主制で議員たちが討論を繰り返していた事から、分かりやすく且つ相手にこちらの意図を伝えられるようにするために古代より存在する教育の一つである。教育機関では小学生の時から行われているがそれ以前から各家庭で教えている人たちは多い。更に、喋り方が上手な家庭で育った者達は自然と喋り方が上手になる傾向にある。その為、そう言った教育を幼少期から教えられ続けてきたギリシア人達は喋り方や文章の構成が上手い人達が多い。
その一方でアルバニア人に対する専門の教育が行われている。アルバニア人は専門の学校にしか通う事は許されていない。そこではギリシア語とラテン語以外での会話を禁止されており、もし喋れば厳しい罰則が与えられる。入学から一年間は罰則がないがこれはギリシア語を知らない子供が一年で会話可能なレベルまでに覚えさせるためであり温情などではない。つまり、ビザンツ・ギリシア帝国はアルバニア人に対して教育機関を使った同化政策を行っているのである。それは大人たちも同じでありアルバニア人は同じ人種同士の結婚、子作りを禁止している。必ずアルバニア人の血より、他の血が濃いと判断された者以外では禁止されもし破れば処刑と言う厳しい重罪として扱われている。そのため、国内のアルバニア人たちは全てクォーターであり純粋なアルバニア人たちは残っていない。これに不満を持つ者達による反乱も起きていたが僅かな日数で鎮圧されている。その事もあり、国内のアルバニア人たちは自分たちの文化や民族性を失いつつある。彼らが完全なギリシア人となるのは後半世紀もかからないと予測されている。
この教育は属州シリアでも行われており、アルバニア人と同じく半分ギリシア人となりつつあるがこういった行いに「トルコ人と同じような事をしている」、「野蛮な者達とお暗示土俵に立とうとしている」と疑問の声が上がっておりデモによる抗議運動が発生した事もある。
国内の公用語であるギリシア語は世界から見れば決してたくさんの人が話している言語ではない。そのため、英語やフランス語などの他言語を学ぶ事への力も入れており国際的孤立に繋がるような言語の問題の改善を行っている。それとは別に翻訳アプリの開発も行われており、タイムラグなしで相手の言葉を翻訳、自国の言葉に変換する事でスムーズな会話が出来る事を最終目標として存在している。

宗教

国教はキリスト教であるがギリシア神話への信仰心も認められている。これらはギリシア人の原点であるため特例として認められている事になる。

ギリシア正教

この国の国教であり、ギリシア神話の信仰が許可されるまではこの国で唯一信仰が許された宗教だった。そんなギリシア正教の聖職者はとても目立つ格好をしている。彼らは頭から足までラーソと呼ばれる黒い衣服をまとい、頭には黒い帽子を被っている。

キリスト教との関係

ギリシア人は、新約聖書にも出てくるように、キリストの弟子パウロによって宣教され、早くからキリスト教を受け入れた。新約聖書はギリシア語で記され、ギリシア人の名や各都市の名前が多く出ている。
このギリシア正教は、ソビエト連邦やアエトリア＝ローマ連邦共和国などの東欧諸国を中心に世界各国に伝えられ、キリスト教界に与えた影響は大きい。
313年、コンスタンティヌス帝のミラノ勅令によって、ローマ帝国内で公認の宗教の一つとなったキリスト教は、大帝がローマからビザンティンに遷都した後、政治、文化にも著しく浸透していった。この時のキリスト教とはギリシア正教の事である。
特に476年の西ローマ帝国滅亡後は、ギリシア正教がビザンツ帝国の国教として政治と結びつき、その最盛期を迎えた。そして、神学、教会建築、修道院、イコン（宗教画）等、文化、芸術画においてもギリシア正教の黄金期であった。その後400年に及ぶオスマン帝国の支配の中でも、ギリシア正教は人々の心の中に生き続け、独立への隠れた力を育て支えて言った。

教理について

正教と言う教会名称が物語るように、同じキリスト教旧教のローマ・カトリック教会が数々の新しい教理を加えていったのに対して、ギリシア正教は初期キリスト教からの教理と伝統を忠実に踏襲している。現代社会にありながら、その時代の流れの全てとは妥協しない神の世界を正統に守り、この世の中で福音を具現化しようとする、したがって異教者に理解しづらい点が多い。
以下はローマ・カトリック教会とは異なる点である。

①カトリックはギリシア正教から発展

キリスト教初期には異教徒や異国の哲学に対して、更には教養を持った人々に、キリスト教とは何か（信仰の論理等）を説明する必要に迫られた。そこで教会で何度も公開論議が繰り返され、それにギリシア哲学が融合され教養が出来た。このようにしてできた貴和前て論理的な教義を、ギリシア正教は守り続けている。一方、ローマ・カトリック教会は論理的であっても矛盾するものなどには新しい解釈を付け加え、発展させていった。

②原罪論の有無

最初の人間であるアダムは、食べてはいけないリンゴを食べるという罪を犯す。その罪を犯すという行為が全ての人間に遺伝し、人間は生まれながらに罪人であるというのが原罪論である。これはローマ・カトリック教会に代表される教えで、ギリシア正教にはない。ギリシア正教では、逆に神は人間を善なるものとして創造したとしている。

③神は知る事が出来ない

ローマ・カトリック教会では、人間が神を知る事が出来ないのは原罪の為だとしているのに対し、ギリシア正教では神は人間が表現出来る次元には存在しないから知る知らないの話ではないとしている。

④イコンは使用するが立体像は禁止

ローマ・カトリック教会を代表する西欧の教会にはキリスト教の立体像があるが、ギリシア正教にの教会には一部の例外を除き存在しない。

⑤ローマ教皇とその無謬性を認めない

ローマ・カトリック教会の唱える、全教会はローマ教皇の下にあるという事を、ギリシア正教は認めていない。

⑥聖職者の妻帯を認める

ローマ・カトリック教会では、聖職者は独身でなければならないのに対して、ギリシア正教では妻帯を認めている。しかし、主教の位になるには独身である必要があり、この部分はローマ・カトリック教会と共通である。

イスラム教

その一方で、イスラム教への当たりは強かった。イスラム教はオスマン帝国の国境であり、彼らから独立したという事が最大の原因であった。彼らを弾圧する事でこちらが優位に立っていたいという気持ちの表れでもある。
しかし、それも戦前までの事であり戦後はイスラム教への態度は軟化していった。その代りに自分たちを400年に渡り支配し続けたトルコ人への憎しみが強く成っていった。
2009年にビザンツ＝ファーティマ新時代経済連携協定を締結して以降は国内でのムスリム（イスラム教徒の事）が認められるようになり不遇の時代は終わりを迎え始めている。
その一方で属州シリアではイスラム教は早い段階から認められていた。というのも元々ムスリムが多い地域であり下手に弾圧すると反乱を起こされる可能性があり認めるしかなかったのである。とは言え属州シリアがきっかけでイスラム教への歩み寄りが行われる事となった。

ギリシア神話

ギリシア正教会が国教であるものの、自らのルーツであるギリシア神話に関しては速いうちから信仰が認められるようになった。1850年代にはアクロポリスの保存が決定され1870年代には景観を損なうとしてパルテノン神殿内部にあったモスクが廃止され、一部解体された。そして、1893年にはコンスタンティノス12世の宣言により修復が開始された。1922年にはギリシア神話の信仰が完全に認められた。その影響でゼウス級原子力航空母艦のように国の威信がかかる艦に神の名前が付けられるようになるなどギリシア神話が国の重要な部分でもその存在感を見せるようになっている。

文化

マラソン

今日に伝わるマラソンの発祥と言われているのは紀元前のペルシア戦争にあった。マラトンの戦いでペルシア軍をうち破ったアテネ軍はその勝利を伝えるために一人の兵士がマラトンからアテネまで約42㎞を疾走し、見事伝えきった後に死亡したという。これがマラソン競技の由来となっている。

オリンピック

現在で人気の大会の一つとなっているオリンピック。それはギリシアの地が発祥である。発祥の地とされているのはオリンピアだが第1会の会場にはアテネが選ばれ、現在も残るパナティナイコ・スタジアムで開始されたという。

宇宙開発

国内において、宇宙開発に対する興味はほとんどない。人工衛星や軍事衛星の打ち上げは行ってはいるものの、それ以外で宇宙開発は行われていない。それは宇宙進出よりも旧領の奪還を目標にしており、宇宙進出の為の予算を割く事をしていないためである。それゆえに、国内には民間での宇宙開発以外で国営では行われていない。

外交

ビザンツ・ギリシア帝国においての外交は単純である。古代ローマの領土に基づき、領土外の国とのみ外交を行っている。ビザンツ・ギリシア帝国の目的は古代のパクスロマーナに基づく新たな国際秩序の形成である。その為に必要な国と外交し、侵略し、同盟を組む。それがビザンツ・ギリシア帝国における基本方針である。

青：ユスティニアヌス1世時代の東ローマ帝国領
緑：ローマ帝国の最盛期の領土
ビザンツ・ギリシア帝国はユスティニアヌス1世時代の領土を求めておりこれらの地域に存在する国家の大半を認証していない。

属州

ビザンツ・ギリシア帝国が本国以外に持っている植民地。ローマ帝国時代のものに従いこの名前が付けられた。ギリシア、アルバニアを本国としてそれ以外の領土を属州として設定している。

属州キュプルス

詳細は属州キュプルスの記事を参照。

属州シリア

詳細は属州シリアの記事を参照。

属州マケドニア

詳細は属州マケドニアの記事を参照。

属州モンテネグロ

詳細は属州モンテネグロの記事を参照。

属州セルビア

詳細は属州セルビアの記事を参照。

属州イリュリクム

詳細は属州イリュリクムの記事を参照。

属州アフリカ

詳細は属州アフリカの記事を参照。

条約・同盟

ビザンツ＝マグリブ不可侵条約
ビザンツ＝マグリブ修好通商条約
ビザンツ＝ファーティマ新時代経済連携協定
ビザンツ＝キャラ不可侵条約

友好国

ファーティマ・イスラーム共同体人民共和国

ファーティマ・イスラーム共同体人民共和国はローマ帝国時代から争いを続けていたイランの土地にある国家であり長年に渡り国交が結ばれない状態が続いたが21世紀に入ってからラントゥート共和国の反対側にある国と言う事で関係改善が行われた。近年ではビザンツ＝ファーティマ新時代経済連携協定が結ばれる等関係を強くしている。

マグリブ王国

イベリア半島が不安定な状況にあり、ジブラルタル海峡は安全な航路とは言えなくなっている。そのため、マグリブ王国沿岸部を通る事で安定した航路の作成を狙い1970年代にマグリブ王国に近づいた。ビザンツ・ギリシア帝国の努力の甲斐がビザンツ＝マグリブ不可侵条約という形で表れている。

キャラ王国連邦（フラン帝国）

マグリブ王国との友好関係を構築し、安全に大西洋に出られるようになった後に友好関係を構築した国。地理的に重要だが別に友好関係をなんでかんで構築するべき国でもなかったため、不可侵条約のみの締結となった。
その一方でコーク県全土を租借地としてそこに大規模なワイン用のブドウ畑を造っている。そこで取れたブドウで造られたワインの中で最も出来の良いものがフラン帝国に献上している。

グラナダ＝ヘーゲモニア帝国

元々、彼の国との関係は無と言ってよかった。そもそもビザンツ・ギリシア帝国はイベリア半島の国々を国家として認め居らず軍閥と称していた。しかし、別に介入する気もなく、マグリブ王国との不可侵条約と修好通商条約の締結で安全に航行できるようになっていた為態々付き合う必要はなかった。それが変わったのは彼らの中の貴族で古代ローマより続く家系がいる事が分かったからである。それを受けてグラナダ＝ヘーゲモニア帝国はローマ帝国を自称しようとし、同じくローマ帝国（ビザンツ帝国）の後継国家を名乗っているビザンツ・ギリシア帝国が反応した。両国の仲は一気に険悪となったがビザンツ・ギリシア帝国は「西ローマ帝国がグラナダ＝ヘーゲモニア帝国、東ローマ帝国はビザンツ・ギリシア帝国」というかつての東西分裂時の動きを真似る事を提案した。これをグラナダ＝ヘーゲモニア帝国は受け入れ両国の仲は改善された。その後、グラナダ＝ヘーゲモニア帝国は古代ローマより続く貴族の娘をギリシア3世の嫁に迎える事を提案した。ビザンツ・ギリシア帝国も断る理由はなく古代ローマより続く血筋を皇族の中に入れる事に成功したのである。
彼らとの関係改善によりビザンツ・ギリシア帝国はイベリア半島への派兵を決定した。更に、お互いに入港権を交換し海上貿易の更なる促進やイベリア半島で活動する艦隊の補給を容易にしている。
しかし、その後グラナダ＝ヘーゲモニア帝国は崩壊。ビザンツ・ギリシア帝国は情報面において後手に回ってしまい状況の把握が完了した時には既に手遅れとなっていた。その為、ビザンツ・ギリシア帝国は派兵した軍隊を全て撤兵した。その後はローマ帝国と関係の深いカエサル家、クラウディウス家、コンスタンティヌス家の一族を確保するのみで終わった。

星詠統一君主国

ビザンツ・ギリシア帝国が星詠統一君主国の中立承認を行った事で関係が誕生した。宗教関連でも星詠統一君主国の国教であるシュビーデンブルグ聖教会を認めるなど良好な関係を築き始めている。

関係改善国

クールラント共和国

クールラント共和国は欧州集団防衛機構に加盟したため一気に関係が悪化した。しかし、両国ともに敵対を望んでいる訳ではない為クールラント共和国は外交団を派遣し、ビザンツ・ギリシア帝国も彼らを歓迎して受け入れ、国交の正常化を目指し始めている。

イスラエル連合王国

聖地たるエルサレムを持つ国に対する感情は普通と言える。というのもトルコ人に対する憎悪こそ高いがイスラエル連合王国の国民を構成するユダヤ人に対する憎悪はほとんどない。ただ、自分たちが欲する地域に国を建てているから未承認国家となっているだけである。そのため、ビザンツ・ギリシア帝国が国家関係を発表した際には真っ先に関係の改善が行われた。今も未承認国家である事に変わりはないものの、両国の関係は少しずつ改善に向かっている。

アエトリア＝ローマ連邦共和国

ビザンツ帝国の領土にある国家であり印象は悪くないものの、国家としては認めていない。
しかし、この状況を打開する動きは20世紀から存在しており、2000年代に本格的に動き出した。そして、2022年4月には互いの皇族と執政官の一族による婚姻を行い関係が改善された。それに伴いビザンツ・ギリシア帝国はアエトリア＝ローマ連邦共和国を国家として承認し、広い意味でローマ帝国の仲間として受け入れる体制に入った。

潜在的敵国

欧州集団防衛機構

これに加盟している国の中に未承認国家であるラントゥート共和国がいる為この加盟国との関係が一気に悪化した。クールラント共和国以外とは現在も微妙な関係のままとなっている。しかし、ビザンツ・ギリシア帝国としても態々敵を増やす必要はない為関係の改善を狙っている。

未承認国家

オスマンイスラム共和国連邦亡命政府

長年ギリシア人を支配し続けてきた彼らを建国から一度として国家として承認した事は無かった。それは年々国家承認が難しくなっている。というのもトルコ人への憎悪が強まっており、国家承認や関係を持てば一気に暴発し、国家機能がマヒすると考えられている。そのため、国の問題としてだけではなく民族感情から難しくなっている。
しかし、希土戦争とビザンツ＝オスマン戦争と二度に渡り攻めるも一回目は敗北し、二回目は講和を結んだが最重要目標の達成には至らなかった。その結果、現在はオスマンイスラム共和国連邦亡命政府に対する戦争行使は議会、軍部ともに最終手段として安易な行使は行わないようにしている。

その他

ベリオン統一国

この国との関係は微妙と言わざるを得ない。欧州集団防衛機構の中核をなす国家でこそあるが距離的に関係は薄く、またイベリア半島への派兵の際には互いの位置や情報を確認する等少なからず協力体制を取っていた。そのため、潜在的敵国でこそあれ必ずしも敵になる国家ではないとして微妙と言える関係に落ち着いている。

憲法

　憲法?参照

軍事

海軍を中心に軍事増強が行われている。
詳細はビザンツ・ギリシア帝国軍を参照。

貿易

各国との貿易

観光

国内において公用語はギリシア語やラテン語だが、観光客用に英語だけで周辺を回れる配慮がされている。その為、ギリシア語を全く使わずに国を後にする事も可能となっている。しかし、これらはあくまで有名な観光地や都市のみであり田舎などに行けばギリシア語しか通じない場所も多い。

国内での注意点

基本的に国交を結んでいる全ての国から出入国が可能となっている。しかし、未承認国家やその民族の者が入国する事は出来ず、特にトルコ人が入れば問答無用で射殺されても可笑しくはない。そのため、事実上トルコ人入国できない国家となっている。
また、国内では地域によって水道水の飲料を勧めていない場所もある。水質が悪い為飲料用のミネラルウォーターは別に購入する必要がある。しかし、最近ではろ過装置の改良や導入により水道水の問題が改善させられているが水質が良い地域から来た人はミネラルウォーターの方を勧めている。
国内のビーチで日焼けをする者が沢山いるがその内の1割ほどは水ぶくれや脱水症状などで死に至る者が出ている。その理由として夏のギリシアの日差しは強烈だからである。ギリシアの日差しに慣れていないと日向を歩いているだけで頭痛、めまい、倦怠、発熱などの脱水症状の症状が出てくる程である。その注意喚起も行われているが毎年必ず犠牲者が出てしまっている。

文化･世界遺産

　の農業?参照
　の世界遺産?参照

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