第2.65世界線　【架空国家を作ろう】

ビザンツ・ギリシア帝国の地で紀元前に行われたオリンピックの事である。紀元前5世紀が最盛期でありゼウスを祀る奉納試合として4年に1度開催されていた。厳しい訓練の末、許可された者だけが出場でき、競技者は出身ポリスの名誉をかけて奮闘した。優勝者は郷里では手厚くもてなされた。アテネでは高額のボーナスが支払われたりスパルタでは戦争の際に王の側近の座を務める事が出来たという。

オリンピック競技の起源には様々な説があるがペロポネソス最初の王ペロプスの物が特に有名である。当時、この地の君主だったオイノマオスは、「娘婿に玉座を奪われる」という神託を受けていた。そのため、娘ヒッポダメイヤの求婚者たちに対して、自分と戦車競技をして負ければ殺すと定めた。しかし、タンタロス*1の息子ペロプスは、オイノマオスを殺しヒッポメタイヤと結婚して、ペロポネソス地方の王として君臨した。そｋどえ、ゼウス神の息子ヘラクレスは。オイノマオスに勝利したペロプスに敬意を表して、体育と陸上競技を始めたと言われている。

実際のオリンピックの起源は紀元前8世紀、ピーサの王イフェイストとスパルタの立法家リクルゴスがギリシア人の中でスポーツ競技会を開催することを決定した事から始まったとされている。その最盛期は紀元前5世紀で上記の通りゼウスを祀る奉納試合として4年に1度行われていた。競技の内容は短距離走、ビュジラと呼ばれる格闘技、レスリング、円盤投げ、槍投げ、また競馬や戦車競走などがあった。
オリンピック競技は、確認されるところでは、紀元前776年からローマ時代の393年、約1200年に渡って1度も休まずに続けられた。開催前後の3か月は戦いを中止して挙行され、平和が訪れた。ローマ時代、皇帝ネロの時代になえうと、陸上競技に加え音楽や詩までも競技に加えたという。しかし、テオドシウス1世が異教を禁じたため、オリンピア祭は終了した。更に、426年の異教徒の神殿破壊令により、オリンピア聖域は破壊された。そのうえ、6世紀中期には大地震が起こった為、オリンピアの地は完全に地中に没した。発掘されたのは1875年になってからで現在の国際オリンピック大会は、その21年後、アテネで再開される事になった。