アテネ
最終更新：
suzuki_hayate 2022年04月16日(土) 08:15:08履歴
アテネ | |
|---|---|
 | |
| 基本情報 | |
| 国 | ビザンツ・ギリシア帝国 |
| 地方 | 帝都都市圏 |
| 面積 | |
| 総人口 | |
| 隣接都市 | |
| 市長 | エウメネス・ガヴラス |
概要 
ビザンツ・ギリシア帝国の帝都にして同国の最大都市。紀元前に存在したアテネを模して帝都として建築された。
歴史
歴史だけを見ればこの都市はとても古い。5000年近い歴史を持っており都市国家ポリスより始まりペルシア帝国、マケドニア王国、ローマ、オスマンと時の大国の手に渡って来た。その歴史を物語るようにアテネの地下にはたくさんの遺跡が眠っておりある程度掘ればそれが簡単に見つかる程だという。
実際に、メトロを開通させる工事では大量の遺跡が発見された。それらはメトロの為に解体されたがそこから出てきた調度品や遺跡の一部などは博物館にて展示がされている。
実際に、メトロを開通させる工事では大量の遺跡が発見された。それらはメトロの為に解体されたがそこから出てきた調度品や遺跡の一部などは博物館にて展示がされている。
都市国家アテネの誕生
そして、ギリシアの古代史となると、ギリシア神話が入り込み何処までは神話で何処からかが史実なのかの判断は難しい。だが、神話は史実が基となっている事が多いので、全くの作り話と言う訳でもない。神話によると、アテネを最初に収めたのはケプロス王だったというが、ポリスの形成は紀元前12世紀〜11世紀にかけて、現在でも英雄と崇められているテセウス王によってだと言われている。アクロポリスの基礎はこの頃に造られた。
紀元前7世紀になるとアテネは政治、経済、文化において目覚ましく発展する。選挙制度なども作られ、民主主義の基礎が築き上げられた。紀元前6世紀には、有能な政治家ペイシストラトスが活躍し、彼の手腕によりアテネはギリシアの強国となっていく。現在でも残る古代アゴラは、その頃の政治の中心地でもあった。また、最初のパルテノン神殿もこの頃に建てられた。
紀元前7世紀になるとアテネは政治、経済、文化において目覚ましく発展する。選挙制度なども作られ、民主主義の基礎が築き上げられた。紀元前6世紀には、有能な政治家ペイシストラトスが活躍し、彼の手腕によりアテネはギリシアの強国となっていく。現在でも残る古代アゴラは、その頃の政治の中心地でもあった。また、最初のパルテノン神殿もこの頃に建てられた。
古典期〜ヘレニズム時代
紀元前5世紀前半には、ペルシャ戦争が勃発した。有名なマラトンの戦いやサラミスの戦いにより、ペルシア軍が圧倒的有利な戦力を持ちながらもアテネを中心としたギリシアのポリス連合軍の勝利に終わる。その後の50年間はギリシアの最盛期とも言われ、ギリシア悲劇のアイスキュロスや、歴史家のツキジデス、ペルシャ戦争で破壊されたパルテノン神殿の再建を取り仕切ったフィディアスなどが活躍する。ピレウス港も整備され、アテネからピレウスまでを壁で囲むという大掛かりな工事も行われた。
しかし、その平和な時代もペロポネソス戦争の突入と共に終わりを迎えた。この戦争によりアテネは国力を消耗し、それ以後の運命を決定づける結果となった。紀元前4世紀後期には、新興国マケドニアのフィリッポス2世に屈服し、その支配下に入った。
一方、紀元前5世紀から紀元前3世紀のアテネは、ギリシアの学問と芸術の中心地として発展していった。偉大な学者ソクラテス、プラトン、アリストテレスなどが活躍したのもこの時代である。芸術の分野では、プラクシテレスとその弟子たちによってアフロディーテ像などの肖像を始めとした後世に残る作品が多く制作されている。
しかし、その平和な時代もペロポネソス戦争の突入と共に終わりを迎えた。この戦争によりアテネは国力を消耗し、それ以後の運命を決定づける結果となった。紀元前4世紀後期には、新興国マケドニアのフィリッポス2世に屈服し、その支配下に入った。
一方、紀元前5世紀から紀元前3世紀のアテネは、ギリシアの学問と芸術の中心地として発展していった。偉大な学者ソクラテス、プラトン、アリストテレスなどが活躍したのもこの時代である。芸術の分野では、プラクシテレスとその弟子たちによってアフロディーテ像などの肖像を始めとした後世に残る作品が多く制作されている。
被占領時代の始まり
紀元前1世紀には、アテネはローマ帝国の領地となる。ローマン・アゴラはこの頃に出来たものでその後、ビザンツ帝国の支配は13世紀まで続き、ビザンティン様式の教会がいくつも建てられた。アテネにとっては繁栄の時代でもあった。
13世紀から約2世紀の間はフランク人、カタロニア人に支配され、その後ヴェネツィアの支配下に入る。15世紀初頭には、中東の盟主となっていたオスマン帝国がヴェネツィア軍を破り、新たなアテネの支配者になった。17世紀には、再び勢いを取り戻したヴェネツィア軍とオスマン帝国軍の間で戦いが繰り広げられるが、結局はヴェネツィア軍の敗走という結果に終わる。この戦争によりパルテノン神殿は大打撃を受けた。この時代には既にアテネはギリシアのの中心地と言う栄誉を失い、約150年後のギリシア独立まで、ブラカ地区に家が並ぶだけの田舎町に成り下がっていた。
13世紀から約2世紀の間はフランク人、カタロニア人に支配され、その後ヴェネツィアの支配下に入る。15世紀初頭には、中東の盟主となっていたオスマン帝国がヴェネツィア軍を破り、新たなアテネの支配者になった。17世紀には、再び勢いを取り戻したヴェネツィア軍とオスマン帝国軍の間で戦いが繰り広げられるが、結局はヴェネツィア軍の敗走という結果に終わる。この戦争によりパルテノン神殿は大打撃を受けた。この時代には既にアテネはギリシアのの中心地と言う栄誉を失い、約150年後のギリシア独立まで、ブラカ地区に家が並ぶだけの田舎町に成り下がっていた。
ビザンツ・ギリシア帝国の独立とアテネの発展
1820年代になるとギリシア各地で独立戦争が起こり、1829年には完全ではないが独立を果たしす。2000年にも及ぶ被占領時代の終末である。独立当初はペロポネソス半島のナフブリオンに首都がおかれていたが、地理的要因とその名前から急速にビザンツ・ギリシア帝国の帝都として整備が行われた。1834年に帝都となったこの街はその時の面影を今ではほとんど残さない大都市へと変わった。しかし、高層ビルが乱立するような摩天楼ではなく、古代ギリシアを思い出されるような歴史と現代が融合した見事な街並みとなっている。
そんな街を見守るようにアテネ最大の遺跡アクロポリスが現存された状態で見守っている。
そんな街を見守るようにアテネ最大の遺跡アクロポリスが現存された状態で見守っている。
神話
ギリシア神話においてこの地を知恵と戦術の女神アテナと海の神ポセイドンと言う二人の神が欲しがったという。二人の神は都市国家を手に入れようと気合あったとされる。人々の気を引くため、ポセイドンは三又の矛を振るい、塩水を与えたという。一方の女神アテナはオリーブの木を授けたという。そして、女神アテナが勝利を収め、女神の名前からアテナイと呼ばれるようになったとされている。
立法
条例
行政
産業
文化
交通
帝都だけありメトロを始め様々な交通機関が整えられている。
メトロ
メトロはアテネで一番利用客が多い。市内、市外を問わずに見やすい路線図、それでいて網目状に整備され、どこにでも行けるとあってこのメトロを利用したことが無い者が存在しないくらいには充実性を見せている。
バス
このアテネの都市とバスは相性があまりよくないと言える。実際、バスの停車駅と本数に問題はないものの路線自体が少ない。これは車が通る事よりも歩行者が自由に動きやすい交通セル方式などが用いられている為である。
タクシー
バスの不遇さをしり目にタクシーの利用客は多い。帝都では各交通機関の負担が抑えられている。簡単に言えば国民の交通料金の一部を国が変わりに支払っているのだ。それゆえに物価が高いアテネでもタクシーの値段は引い方にある。しかし、悪質なタクシーもあるため注意は必要である。
経済
観光
アクロポリス
パルテノン神殿を始めとした神殿がある高さ157メートルの所に作られた都市。詳細はアクロポリスを参照。
イロド・アティコス音楽堂
アッティカの大富豪イロド・アティコスがアテネ市に寄贈したもので、161年に建築された。6000ほどある観客席は最近修復され、夏の間様々な演劇、コンサート、オペラ、ギリシア古典劇などが上演されている。
ディオニソス劇場
酒と演劇の神ディオソニスの聖域に造られたギリシア最古の劇場で、毎年ここでディオソニス祭が行われていた。1万5000人の観客を収容出来る大きな劇場、最前列は貴賓席になっていたと言われている。ローマ期に大改築されたので、古典期の姿はあまりとどめて居ないが、今でも背もたれのある大理石の席が現存している。そして半円形の舞台後方には、ディオソニスの一生をテーマにした見事な彫刻劇とレリーフが残っている。
アドリアノス門
アマリアス大通りの南の終点にある。空港からのバスでアテネに入るとゼウス神殿と共に最初に目に入る遺跡である。ローマ時代、2世紀に建てられた門で、高さ約18m、幅13.5mと言う巨大な門は遠くからでもよく見える。
新アクロポリス博物館
2010年1月にオープンしたばかりの博物館。アクロポリスの頂上にあった小さな博物館から、展示物を全てここへ移転した。3階建ての建物全体がアクロポリスをイメージして作られていて、ガラスの床から遺跡の発掘現場が見られたり、出来るだけ当時に近い姿で鑑賞できるように自然の光を多く取り入れたりと、細部に来られた作りになっている。主な陳列作品としては、アテネの最盛期、パルテノン神殿が建てられたときの物が多い。またアテネ古神殿のものもあるので、ありし日の姿を想像しやすい。様々な神話や人々ぼ生活をテーマにした芸術作品があり、アクロポリスを中心とした古代都市の様子とその歴史が見られる。
民芸博物館
外観はこれと言った特徴もないところなので、うっかりしていると見落としてしまう博物館となっている。白い壁の中に突然小さな入り口が現れる。
中はギリシア各地から集められた様々な民芸品が展示されている。各地の民族衣装もみもので、繊細で色とりどりの刺繍が実に美しい。エーゲ海に浮かぶ島々の一つ一つに際立った個性のある民芸品が多いがこれは古くから多様な文化に現れた歴史があるからである。各島に行ってもこれだけのものは中々見られないため流石はアテネの博物館と言える。
中はギリシア各地から集められた様々な民芸品が展示されている。各地の民族衣装もみもので、繊細で色とりどりの刺繍が実に美しい。エーゲ海に浮かぶ島々の一つ一つに際立った個性のある民芸品が多いがこれは古くから多様な文化に現れた歴史があるからである。各島に行ってもこれだけのものは中々見られないため流石はアテネの博物館と言える。
ロシア教会
フィレリン通りを上り詰めた先に、静かにたたずむようにあるロシア教会。またの名をアギオス・ニコディモス教会と言う。元々は11世紀に建てられたビザンティン様式の教会だった。18世紀に一部をトルコ人に壊されたが、1847年にロシア政府が買い取り修復した。ロシア帝国崩壊後はビザンツ・ギリシア帝国が接収した。しかし、それ以降もロシア正教会として使用されている。庭には地下墓地もある。
英国教会
ロシア教会の少し先に、19世紀に建てられた英国教会（セントポール教会）がある。どちらも深夜まで賑やかな場所にひっそりと、しかし厳然とした雰囲気を保ちながら建っている。
ミトロポレオス大聖堂
アテネ一の大聖堂と呼ばれるだけあり重厚な趣の建物となっている。1840年から15年かけて造られた建造物で、現在は国家的行事の殆どをここで行っている。
ゼウス神殿
アドリアノス門のすぐ南にある、ゼウス神の聖域にある神殿跡。かつての神殿は104本物コリント式の柱が並び、それは美しく威厳ある姿だったという。現在はその内15本が現存するのみで他は倒壊、消失した。この神殿は2世紀にローマ皇帝アドリアノスの時代に完成した。実はそれ以前、最初は紀元前515年にアテネの僭主ペイシストラトスが着工したが、彼の失脚と同時に工事も中断されている。ｓｐそて紀元前2世紀になって、再び工事が始められたが、この時も工事推進者の死と共に神殿工事も挫折してしまったという経緯がある。
パナティナイコ・スタジアム
1896年、この競技場で第1回近代オリンピックが開かれた。紀元前331年に、パン・アテナ大祭の競技場として造られたのが始まりで、その頃は観客席はなく、見物人は皆土手の斜面に立っていたという。ローマ時代に大富豪のイロド・アティコスが大理石の観客席を寄贈したが、今は跡形もない。現在の競技場は、第1回近代オリンピックの開かれる前年に、アレキサンドリアの富豪アベロフの援助を受けて、古代の競技場に近い形に復元されたものである。座席は大理石で出来ており、約6万8000人が入場可能となっている。トラックは現代のものとは異なり馬蹄型をしている。
アギオス・エレフテリオス教会
またの名をミクリ・ミトロポリ（小さなミトロポレオス）教会と言う。ミトロポレオス大聖堂の隣に、こぢんまりと控えている。ビザンティン様式に人気が集中していた12世紀建てられた。丸屋根の天辺に載っている十字架は素朴で教会の外壁に古代アテネの浮彫が見られる。
アドリアノスの図書館
2世紀ごろ、ローマ皇帝アドリアノスが建てたもので、今では建物の一部だった壁だけしか残っておらず図書館であったとは思えない状態となっている。
ローマン・アゴラ
ローマン・アゴラはローマ時代初期（紀元前1世紀〜紀元後2世紀）のアゴラの跡。全体に薄茶色の土がむき出しになっている殺風景な所だが、かつては市場兼集会場として人が溢れていた。アゴラの入り口を入ってすぐに、大理石で出来た八角形の風の神の塔を見ることが出来る。1世紀の天文学者アンドロニコスを建てたもので、かつては日時計、水時計、風見の3役をこなしていたという。塔の8面は、それぞれ正確に東西南北と、北東、南東、南西、北西の方向を指し、壁の上部にはそれぞれの方角の風の神が浮彫にされている、
古代アゴラ
古代アゴラはアクロポリスと並んで必見の遺跡となっている。元々アゴラとは市場のほか、政治、宗教、文化的施設が集まる場所を意味し、精神的中心であったアクロポリスに対して、生活の中心として重要な場所であった。1931年よりこの古代アゴラの発掘は始まっており、当時この場所に立っていた300軒あまりの民家を全て移転させたという。ギリシア人がいかに自分たちの歴史を大切にしているうかがえる話である。
無名戦士の墓
アマリアス大通りに面している大きな横長の碑が無名戦士の墓となっている。1823年からの約400年間ものトルコ支配に終止符を打った独立戦争での戦死者や、それ以降に起こった数々の戦争で犠牲となった兵士たちの〇を慰める為に造られた。碑の表には、死の床に横たわる兵士の姿が掘られ、その両脇には、古代ギリシアの歴史家ツキジデスの言葉がギリシア語で刻まれている（右：「英雄たちにとっては、世界中どこでも彼らの墓となりうる」 左：「伏している無名戦士の為に、空のベッドが運ばれてくる」）。様々な国に翻弄されてきたギリシアの辛い近代史の一端がうかがえる。
碑の両脇には、エヴゾナスと言う民族衣装に身を包んだ衛兵が一人ずつ建っている、エヴゾナスは、衛兵だけでなくギリシア各地に伝わる祭りや踊りの衣装として用いられている。肩飾り月の防止に広い袖のブラウスと美しい刺繍のあるベストなど、独特の服装となっている。靴の先端には、大きな毛糸のポンポンのようなものがついている。30分ごとに左右の持ち場を交代し、1時間ごとに衛兵を交代する。
碑の両脇には、エヴゾナスと言う民族衣装に身を包んだ衛兵が一人ずつ建っている、エヴゾナスは、衛兵だけでなくギリシア各地に伝わる祭りや踊りの衣装として用いられている。肩飾り月の防止に広い袖のブラウスと美しい刺繍のあるベストなど、独特の服装となっている。靴の先端には、大きな毛糸のポンポンのようなものがついている。30分ごとに左右の持ち場を交代し、1時間ごとに衛兵を交代する。
国立庭園
騒々しいアテネの中心地で、静かに過ごせる場所の一つ。かなり広いので、中を歩き回るよりは、夏は木陰のベンチで涼を取り、冬の温かい日にはベンチや芝の上で日光浴をするのに適している。国立庭園は元々オットー1世の妃アマリアの設計で、古代の庭園を改造した王宮付属庭園だった。今はアテネ市民の憩いの場として一般に開放されている。
ザピオン国際展示場
国立庭園の南隣にあるザピオン公園の真ん中に国際展示場がある。この建物への出資者ザッパス兄弟の長、公園の名の由来でもある。国際展示場は1874年〜1878年に建てられ、正面玄関の列柱が非常に均整の取れた美しい姿を見せている。建築に興味のある人には見逃せないものとなっているが通常は中に入る事は出来ない。
イリウ・メラトロン（貨幣博物館）
トロイアやミケーネの遺跡を発掘したドイツ人の考古学者シュリーマンが晩年を過ごした家。イタリア・ルネッサンス様式の優美な3階建ての建物で、1880年に建設された。設計、建築したのはドイツ人建築家エルンスト・ツィラーで。2階の玄関へと続く緩やかなカーブを描いたスペイン階段や絵画で埋め尽くすされた天井、モザイク画が散りばめられた床など、細部にわたりシュリーマンのこだわりが取り入れられている。因みに、イリウ・メラトロンとは「トロイアの館」という意味で、トロイア発掘の際に住んでいた小さな小屋を懐かしみ命名した。
現在は国が買い取り、ギリシアで唯一の古銭博物館として公開されている。14世紀から現在に至る、50万を超える硬貨やメダルなどが展示されている。
現在は国が買い取り、ギリシアで唯一の古銭博物館として公開されている。14世紀から現在に至る、50万を超える硬貨やメダルなどが展示されている。
フィロパボスの丘
アクロポリスの丘からアポストル・パヴルウ通りを挟んだ所にある。フィロパボスとは2世紀初めころのローマの執政官で、彼絵はアテネの為に尽くした人でもある。頂上には当時のアテネ市民が彼を記念して建てた墓碑がある。ここからはアクロポリスが真っ正面に見え、展望もよく、人気のスポットとなっている。
また、フィロパボスの丘の下、アクロポリスとは反対側にドーラ・ストラトゥ野外劇場がある。約900人を収容できるこの劇場では、5月下旬〜9月中旬の月曜を除く毎晩、ギリシア各地の民族舞踏の講演を行っている。色彩豊かな衣装と、独特のダンス音楽が楽しめる。
また、フィロパボスの丘の下、アクロポリスとは反対側にドーラ・ストラトゥ野外劇場がある。約900人を収容できるこの劇場では、5月下旬〜9月中旬の月曜を除く毎晩、ギリシア各地の民族舞踏の講演を行っている。色彩豊かな衣装と、独特のダンス音楽が楽しめる。
国立考古学博物館
クレタ島を除くｍギリシア全土の遺跡からの出土品の殆どが収められている国内最大規模の博物館。展示品は彫刻、ブロンズなど各コレクションで纏められ、更に年代ごと計56の部屋に分かれている。
中央市場
市場はアティナス通りを挟んで左右に分かれている。オモニア広場に向かって左側は、野菜や果物、生きた鶏などを売る店が並ぶ。奥には色々な種類のオリーブを並べた店がある。右側は、肉と魚があふれんばかりに売られている。オレンジ色の電球の下で、鱗をキラキラ光らせた今にも飛び跳ねそうな魚がどっさりといる。
国立歴史博物館
博物館の前には、馬に乗ったギリシア独立戦争の英雄コロコトロニスの銅像があり、それが目印となっている。博物館の中は、おもに独立戦争の時の文献、武器、旗、絵画などが展示されている。ギリシア人が独立を勝ち取るまでに、多くの犠牲を払わなければならなかった苦しみの歴史がここにある。
アテネ市博物館
外観は普通の民家の様でもあるが、入り口の金色のプレートでそれとわかる。元はオットー1世の住居だったこれを改築して現在は長いオスマン帝国の支配を跳ねのけ、漸く現代史にアテネが登場した頃の資料などが展示されている。丘の上のパルテノン神殿以外は、野草と石ころだらけのアテネが徐々に姿を整えていく変化が興味深い。
周辺
ダフニ
アテネから西に約１０�辧�黒松に囲まれた小さな町がダフニ。ここに南ギリシア一美しいと言われているダフニ修道院がある。ダフニ修道院は５〜６世紀に建てられた物が疲弊して、11世紀にビザンティン教会として再建された。この修道院のポイントとしてドーム状の天井に描かれたモザイク画である。モザイク画は多額の寄付金が必要なため、ビザンティン教会では11世紀以降モザイクはほとんど描かれなくなった。この修道院にあるのはその一番後期の頃のものである。ビザンティン教会のモザイク画はダフニ修道院を含めて3つしか現存していない。その為、1990年にユネスコの世界遺産に登録されている。
太陽神アポロンの失恋
テッサリア川の神ペネウスの娘ダフネは、美しく清純な水の精だった。彼女は純潔を最も愛する女神アルテミスの共をして、毎日野山で狩りをしたり、遊んだりしていた。ところがそんなダフネにアポロンが恋をした。
毎日、野山を駆けまわるダフネの姿を追っては恋心を募らせていったアポロンは、ある日何時もの散歩道で彼女を待ち伏せすると思い切って声をかけた。しかし、そんなアポロンを見たダフネは逃げ出してしまった。神々の中で最も美しいと言われたアポロンだがダフネは彼が男と言う事で汚らわしい存在にしか見えなかったためである。
アポロンがその後もどれだけ求愛してもダフネが振り向く事はなかった。しかし、これには裏話が存在している。愛と美の女神アフロディーテにはエロス（ローマ神話においてキューピット）と言う名の息子がおり、常に金と鉛の２本の矢を持っていた。金の矢を射られた者は深い恋に落ち、鉛の矢を射られた者は相手にどんなに愛されようと全く好きにはならないという効果を持っていた。元々この矢を見て小さな玩具とアポロンに揶揄われたエロスはアポロンに金の矢を、ダフネに鉛の矢を射た事が今回の原因である。
そんなアポロンはどんなに冷たくされようともダフネの事を諦める事は出来なかった。再び待ち伏せを行ったアポロンだがダフネはその姿を見ると逃げ出してしまう。しかし、それで諦めるアポロンではなく追いかけていき口説き続けた。ダフネは風のように走って逃げるがアポロンもそれを負けじと追いかけていった。そして彼の求愛から逃げきれないと悟ったダフネは父であるペネウスに助けを求めた。ペネウスはダフネの助けを聞くと１本の月桂樹に変えてしまった。アポロンが知った時には手遅れであり彼は泣き崩れたという。
それ以来、月桂樹はアポロンの聖樹となった。この月桂樹の葉で作る冠は、アポロンが司る芸術やスポーツの分野での勝利者に与える冠となった。現在でもダフネの地には、月桂樹が多く茂っている。
毎日、野山を駆けまわるダフネの姿を追っては恋心を募らせていったアポロンは、ある日何時もの散歩道で彼女を待ち伏せすると思い切って声をかけた。しかし、そんなアポロンを見たダフネは逃げ出してしまった。神々の中で最も美しいと言われたアポロンだがダフネは彼が男と言う事で汚らわしい存在にしか見えなかったためである。
アポロンがその後もどれだけ求愛してもダフネが振り向く事はなかった。しかし、これには裏話が存在している。愛と美の女神アフロディーテにはエロス（ローマ神話においてキューピット）と言う名の息子がおり、常に金と鉛の２本の矢を持っていた。金の矢を射られた者は深い恋に落ち、鉛の矢を射られた者は相手にどんなに愛されようと全く好きにはならないという効果を持っていた。元々この矢を見て小さな玩具とアポロンに揶揄われたエロスはアポロンに金の矢を、ダフネに鉛の矢を射た事が今回の原因である。
そんなアポロンはどんなに冷たくされようともダフネの事を諦める事は出来なかった。再び待ち伏せを行ったアポロンだがダフネはその姿を見ると逃げ出してしまう。しかし、それで諦めるアポロンではなく追いかけていき口説き続けた。ダフネは風のように走って逃げるがアポロンもそれを負けじと追いかけていった。そして彼の求愛から逃げきれないと悟ったダフネは父であるペネウスに助けを求めた。ペネウスはダフネの助けを聞くと１本の月桂樹に変えてしまった。アポロンが知った時には手遅れであり彼は泣き崩れたという。
それ以来、月桂樹はアポロンの聖樹となった。この月桂樹の葉で作る冠は、アポロンが司る芸術やスポーツの分野での勝利者に与える冠となった。現在でもダフネの地には、月桂樹が多く茂っている。
サラミス島
アテネ市郊外の通勤圏として考えられる程近い位置にあり紀元前480年、アテネの艦隊がペルシア海軍をうち破った有名なサラミスの海戦の舞台となった。
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