バルハラ級潜水艦 | |
|---|---|
| &ref() | |
| 基本情報 | |
| 種類 | 巡航ミサイル原子力潜水艦（SSGN） |
| 同型艦 | N/A |
| 運用者 | 環インド洋海洋帝国連邦海軍 |
| 建造費 | 17億93000万フラン(SSBN-5101) |
| 建造所 | ゴール造船所 |
| 性能 | |
| 排水量 | 水中：23600トン |
| 全長 | 188.0m |
| 全幅 | 13.1m |
| 吃水 | 12.28m |
| 機関 | 第5世代セリアカルサー式NaK原子炉×1基 |
| 駆動系 | HTSモーター(78500shp) ポンプジェットプロパルサー |
| 出力 | 78500hp |
| 速力 | 28ノット(最大) 12ノット(無音) |
| 潜航深度 | 400m |
| 乗員 | 通常130名 最大 |
| 武装 | Mk.12 水圧式553mm魚雷発射管 4基 Mk.42 mod4 553mm対艦重魚雷 Mk.58 潜水艦用VLS x22〜24 各種機雷 |
| 弾薬量 | 即応4発(Mk12魚雷)+弾薬庫12発 |
| ソナー | RA/BQQ-5(V)2 統合式バウソナー RA/BQS-21 曳航式ソナー |
| レーダー | RA/UPS-82(V)14 水上レーダー |
| C4ISRTA | GCCS-M NTDS ロゼッタ戦闘システム RA/BQQ-90 mod15 |
概要 
本級は環インド洋海洋帝国連邦ユニバーサル・アムステルダム社が建造した、主に対地攻撃/上陸支援用の巡航ミサイル原子力潜水艦。フィンブルヴィンテル級の設計を全般に流用された艦級であることから、準同型艦とも言える基本性能を持っている。なお、米国原潜とは違い、沿岸や内陸への戦術核攻撃能力も備えており、弾道ミサイル原潜と同様に艦長にも核使用の権限が与えられている。
特に待機する海域がインド洋全域にまたがっている環インド洋海洋帝国連邦においては、赤道直下の水温が高い海域に加え、南極海付近の冷たい海洋での活動も考慮されており、浅深度、深深度問わず極めて高いステルス性を誇る。ステルス性に重きを置いた設計となっており、水中での一切妥協しない高い技術力の全てを注ぎ込んだ本級は、他海軍が保有する原潜より数世代先を行くと言われるほどのハイエンド艦となっている。ミサイルVLSの大量搭載によりトマホーク巡航ミサイルを154発搭載可能としている他、自衛用の魚雷兵装に関しても、シャルル・フリードランド級攻撃型潜水艦のシステムを流用しているため、副次的な性能として発見された際の自衛戦闘が可能となる。
主要な任務として、巡航ミサイルによる対地攻撃や、対艦ミサイルによる対水上制圧ミッションが考えられる。
特に待機する海域がインド洋全域にまたがっている環インド洋海洋帝国連邦においては、赤道直下の水温が高い海域に加え、南極海付近の冷たい海洋での活動も考慮されており、浅深度、深深度問わず極めて高いステルス性を誇る。ステルス性に重きを置いた設計となっており、水中での一切妥協しない高い技術力の全てを注ぎ込んだ本級は、他海軍が保有する原潜より数世代先を行くと言われるほどのハイエンド艦となっている。ミサイルVLSの大量搭載によりトマホーク巡航ミサイルを154発搭載可能としている他、自衛用の魚雷兵装に関しても、シャルル・フリードランド級攻撃型潜水艦のシステムを流用しているため、副次的な性能として発見された際の自衛戦闘が可能となる。
主要な任務として、巡航ミサイルによる対地攻撃や、対艦ミサイルによる対水上制圧ミッションが考えられる。
来歴
20世紀におけるIOR海軍の戦略ミサイル原子力潜水艦は旧式艦が多数を占めており、1970年代に開発されたサージェント級が最新型となっている状況となっていた。搭載されるミサイルも射程は6000�匍蕕个�りであり、別大陸の核脅威に対し無力であったことから、核戦力の拡充を志向された。
これに加え、昨今の世界における核拡散やミサイル技術向上の状況を踏まえ、現状の潜水艦では満足な防衛能力を発揮できないと海軍は考えるようになる。特にトライデント2やR-29などの長射程を誇る潜水艦発射型弾道ミサイル（以下SLBM）の脅威は大きくなっており、大気圏内を機動し迎撃システムの網を掻い潜るものも現れ始めたために、核兵器による国土の破壊はより現実的な脅威となって海軍関係者に突きつけられることとなった。
海軍関係者の懸念を振り払うかのように、2010年にIORは大西洋や太平洋、インド洋での友好国支援や潜在的な脅威への対処、地域紛争介入など世界的な活動を志向する海軍戦略「シーパワー21」を打ち出した。その内容は核動力の航空母艦や護衛艦の大量配備、友好国への駐留、既存軍港拡張、新規軍港開設など非常に野心的なものとなっており、それ以前は内向きだった同国の海軍戦略の大転換を示すものだった。
この一環として、戦略ミサイル原潜の更新のために新規開発が行われることとなり、新型弾道ミサイルの開発や護衛戦力となる攻撃型原子力潜水艦と並行して開発されることが決定づけられた。
衛星監視網の拡大と常態化、そして拡大する弾道弾攻撃や通常の対艦ミサイルによる飽和攻撃など、空母を中心とする安全保障環境のみでは不安が付きまとうものがあったのも事実だった。潜水艦はこの全てを一手に解決する兵器システムとして受け入れられ、その建造は現実味を帯びたものとなっていく。
計画の推進者であったジャン・モーリアック海軍大将は、実現可能な計画案として海軍に以下のコンセプトを示した。
これに加え、昨今の世界における核拡散やミサイル技術向上の状況を踏まえ、現状の潜水艦では満足な防衛能力を発揮できないと海軍は考えるようになる。特にトライデント2やR-29などの長射程を誇る潜水艦発射型弾道ミサイル（以下SLBM）の脅威は大きくなっており、大気圏内を機動し迎撃システムの網を掻い潜るものも現れ始めたために、核兵器による国土の破壊はより現実的な脅威となって海軍関係者に突きつけられることとなった。
海軍関係者の懸念を振り払うかのように、2010年にIORは大西洋や太平洋、インド洋での友好国支援や潜在的な脅威への対処、地域紛争介入など世界的な活動を志向する海軍戦略「シーパワー21」を打ち出した。その内容は核動力の航空母艦や護衛艦の大量配備、友好国への駐留、既存軍港拡張、新規軍港開設など非常に野心的なものとなっており、それ以前は内向きだった同国の海軍戦略の大転換を示すものだった。
この一環として、戦略ミサイル原潜の更新のために新規開発が行われることとなり、新型弾道ミサイルの開発や護衛戦力となる攻撃型原子力潜水艦と並行して開発されることが決定づけられた。
衛星監視網の拡大と常態化、そして拡大する弾道弾攻撃や通常の対艦ミサイルによる飽和攻撃など、空母を中心とする安全保障環境のみでは不安が付きまとうものがあったのも事実だった。潜水艦はこの全てを一手に解決する兵器システムとして受け入れられ、その建造は現実味を帯びたものとなっていく。
計画の推進者であったジャン・モーリアック海軍大将は、実現可能な計画案として海軍に以下のコンセプトを示した。
・妥協のない高いステルス性の確保
高性能な戦略ミサイル原潜の存在は核保有・非保有関係なく極めて大きな脅威を与えることになる。その能力は政治的発言力と直結していると言っても過言ではなく、MAD（相互確証破壊）の成立が戦争遂行や紛争介入だけでなく、平時での政治的発言での優位性誇示は重要なものとなる。そこで、まず第一に重要視されたのが、敵戦力に先制撃破されない極めて高いステルス性の確保による、確実な生存能力である。そのためには高いステルス性が必要とされており、高感度のソナーシステムや卓越した静粛性を発揮する消音技術を必要とされた。この他、巨大な開口部を有しながら深深度へ潜航する能力を確保するため、船体にはアンドラード鉄工所が開発した超高張力鋼SLS-81が採用されることとなった。
おおよそ危険な任務となるために性能は妥協できないものとなっており、議会の説得の末に多額の開発費を投入されている。
以上のコンセプトに基づき、次世代戦略潜水艦計画（NGSS計画）はスタートされた。
おおよそ危険な任務となるために性能は妥協できないものとなっており、議会の説得の末に多額の開発費を投入されている。
以上のコンセプトに基づき、次世代戦略潜水艦計画（NGSS計画）はスタートされた。
設計
船体
本級は昨今の潜水艦で主流となっている葉巻型船体を採用しており、前部にソナーを備える一般的な潜水艦として建造される。弾道ミサイルの搭載という船体設計において最重要課題を解決するため、船体の大型化も志向されている。結果として排水量は2万tを超える大型艦となっており、これは米国最新鋭の弾道ミサイル潜水艦であるコロンビア級を超える規模となっている。
全長は180m超、船体幅は13mと、これまでにない規模の大きな船体となっている。これは武装搭載量を優先されたこともあるが、単純な行動日数だけでなく特殊部隊輸送能力も加味しカーゴの搭載量も考慮された結果である。それに加え、船体規模の大型化により消音技術の導入を無理もなく行えることも利点として挙げられる。
船体構造材はアンドラード社製の超高張力鋼SLS-81やチタン合金が用いられている。IORの製鋼技術発展に伴い、攻撃型原潜のアイオール級から各部への採用が始まっていたもので、本級ではシャルル・フリードランド級潜水艦と共に全面採用となっている。先進的な構造材の採用は結果的に潜航深度の向上に貢献している。船体外殻は吸音ゴムタイルに加え、界面分離剤としての役割を果たす塗料が採用される。塗料の役割は船体と海水の密度差や電荷を和らげる機能があり、吸音ゴムタイルは船体から発生するキャビテーションノイズや敵アクティブソナーを減衰する能力を持ち、無音潜航における速度向上や音響的なステルス性能を引き上げている。耐圧殻内部にも吸音素材が利用されており、艦内から発生する雑音の軽減を担当している。
艦内は一般的な潜水艦と同様に、魚雷搭載エリア、弾道ミサイル搭載区画、ソナーや電子機器などの電装系、居住区、カーゴ格納区画、原子炉区画で構成されている。このうち居住区は乗員130名分に加え、カーゴ搭載区画を削り追加で30名分のが確保されている。オハイオ級などと比べ乗員数が減っているのは、電装系の進歩における自動化や原子炉の保守整備の簡易さによる恩恵である。艦内には小規模ながらレクリエーション施設も備えられており、長期日数を航海する弾道ミサイル原潜乗員のストレス軽減に役立っている。搭載される新型原子炉により大規模な発電能力を持つことから調理設備や浄水設備なども整っており、長期行動での乗員ストレス軽減のために食事や衛生面は特に気を遣われる設備となっている。
水密区画は12か所に分けられており、そのうち2か所が海水で満杯になろうとも浮上できるだけの浮力を確保されている。
全長は180m超、船体幅は13mと、これまでにない規模の大きな船体となっている。これは武装搭載量を優先されたこともあるが、単純な行動日数だけでなく特殊部隊輸送能力も加味しカーゴの搭載量も考慮された結果である。それに加え、船体規模の大型化により消音技術の導入を無理もなく行えることも利点として挙げられる。
船体構造材はアンドラード社製の超高張力鋼SLS-81やチタン合金が用いられている。IORの製鋼技術発展に伴い、攻撃型原潜のアイオール級から各部への採用が始まっていたもので、本級ではシャルル・フリードランド級潜水艦と共に全面採用となっている。先進的な構造材の採用は結果的に潜航深度の向上に貢献している。船体外殻は吸音ゴムタイルに加え、界面分離剤としての役割を果たす塗料が採用される。塗料の役割は船体と海水の密度差や電荷を和らげる機能があり、吸音ゴムタイルは船体から発生するキャビテーションノイズや敵アクティブソナーを減衰する能力を持ち、無音潜航における速度向上や音響的なステルス性能を引き上げている。耐圧殻内部にも吸音素材が利用されており、艦内から発生する雑音の軽減を担当している。
艦内は一般的な潜水艦と同様に、魚雷搭載エリア、弾道ミサイル搭載区画、ソナーや電子機器などの電装系、居住区、カーゴ格納区画、原子炉区画で構成されている。このうち居住区は乗員130名分に加え、カーゴ搭載区画を削り追加で30名分のが確保されている。オハイオ級などと比べ乗員数が減っているのは、電装系の進歩における自動化や原子炉の保守整備の簡易さによる恩恵である。艦内には小規模ながらレクリエーション施設も備えられており、長期日数を航海する弾道ミサイル原潜乗員のストレス軽減に役立っている。搭載される新型原子炉により大規模な発電能力を持つことから調理設備や浄水設備なども整っており、長期行動での乗員ストレス軽減のために食事や衛生面は特に気を遣われる設備となっている。
水密区画は12か所に分けられており、そのうち2か所が海水で満杯になろうとも浮上できるだけの浮力を確保されている。
格納庫設備・補給
カーゴ搭載力は80t、弾道ミサイルを除いた弾薬は30tとなっている。これに加え隊員の私物などの搭載分も合わせ、連続で半年以上の行動能力を備える。水は外部から供給可能であるために、タンクの規模は北大西洋からマダガスカルまでの最短距離を片道航行できる程度の大きさで済まされている。（浄水設備1基の使用前提）
補給設備はセイル前方のカーゴ搭載区画からの装填が行われ、武装は前方に、カーゴはやや後方に配置される。
補給設備はセイル前方のカーゴ搭載区画からの装填が行われ、武装は前方に、カーゴはやや後方に配置される。
機関
第5世代セリアカルサー式原子炉を搭載。本級では潜水艦用に小型化された潜水艦用NaK合金冷却炉を1基搭載している。原子炉の出力は約8万shpを誇り、発電機により電気エネルギーへと変換され、高温超電導モーターによりポンプジェットプロパルサーを駆動させる。電磁ポンプの採用により可動部品が最小限に抑えられる上、電気推進の採用により水中放射雑音を局限化できるために静粛性に優れているだけでなく、振動を吸収するための減揺ダンパーに搭載されている他、遮蔽容器に格納されて音響ノイズや電磁放射の発生を最小限まで低減。結果として従来の原子力潜水艦では考えられないほどの極めて高い静粛性を誇る。船体が大型なために、高速域ではキャビテーションノイズが問題となるが、速度を落とせば無音潜航が可能となる。
推進方式は環インド洋海洋帝国の伝統である電気式トランスミッションのターボ・エレクトリック方式となっており、大発電力を得て艦内電源の確保に寄与する他、災害発生時は移動式原子力発電所として地上への電力供給なども行える。なお、ギヤ減速方式に比べ気密性が高く騒音を大きく軽減できるために、静粛性の向上にも一役買っている。
なお、本艦はシャルル・フリードランド級潜水艦の護衛を受けることとなっており、防御陣形を整えることで敵潜水艦の攻撃を阻止することとなる。
原子炉の燃料棒の使用寿命は本級の想定運用年数である50年となっており、オーバーホールの際に燃料棒の交換を行わずに済む方式となっている。
推進方式は環インド洋海洋帝国の伝統である電気式トランスミッションのターボ・エレクトリック方式となっており、大発電力を得て艦内電源の確保に寄与する他、災害発生時は移動式原子力発電所として地上への電力供給なども行える。なお、ギヤ減速方式に比べ気密性が高く騒音を大きく軽減できるために、静粛性の向上にも一役買っている。
なお、本艦はシャルル・フリードランド級潜水艦の護衛を受けることとなっており、防御陣形を整えることで敵潜水艦の攻撃を阻止することとなる。
原子炉の燃料棒の使用寿命は本級の想定運用年数である50年となっており、オーバーホールの際に燃料棒の交換を行わずに済む方式となっている。
C4ISTAR
・ロゼッタ戦闘システム
本級では戦術処理装置として、ロゼッタ戦闘システムの潜水艦搭載版を採用されている。ロゼッタシステムは海軍艦艇共通の先進的な戦術処理装置として採用されており、水上艦だけでなく潜水艦への搭載にも高い適性を持つ。このシステムは武装や戦術端末の制御だけでなく、原子炉やその他艦内システムの制御を考慮に入れられたものであり、ネットワーク化されたこのシステムは全艦ネットワーク環境（TSCEI）と呼ばれる。
衛星リンク完備であり、ロゼッタ戦闘システムと連接される衛星資産と合わせ高い情報共有能力を持ち合わせる他、レーザー技術の発達によるレーザー通信技術により、水中深く潜っている状態でも僚艦との連携を取ることが可能となっている。この他にE-6やNEACPのような国家戦略階梯で使用される航空機からの指令を受けるためVLF通信用の水中アンテナも備える。
衛星リンク完備であり、ロゼッタ戦闘システムと連接される衛星資産と合わせ高い情報共有能力を持ち合わせる他、レーザー技術の発達によるレーザー通信技術により、水中深く潜っている状態でも僚艦との連携を取ることが可能となっている。この他にE-6やNEACPのような国家戦略階梯で使用される航空機からの指令を受けるためVLF通信用の水中アンテナも備える。
レーダー
本級ではレーダーやソナー、旧来の潜望鏡など、多数の索敵装備を搭載している。これらは専ら自衛のために使用されることとなっており、最低限の反撃能力として魚雷発射管の管制に必要なアクティブソナーも搭載されている。
・RA/UPS-82 対水上レーダー
対水上捜索を担当するレーダーシステム。航海用レーダーも兼ねており、水上の見張りを行う。必要な時に限り展開されるアクティブフェーズドアレイレーダーで、回転式マウントに搭載される。探知距離は40km、周波数はXバンド。
・RA/UPS-85 対空レーダー
対空捜索を担当するレーダーシステム。主に遠距離の航空機やUAVを探知する目的で利用される回転式アクティブフェーズドアレイレーダー。こちらも隠顕式となっている。使用周波数帯はSバンド、探知距離は250km
ソナー
本級は卓越したソナー技術を搭載されており、主にRA/BQQ-90 対潜戦闘システムに制御された3種類のソナーシステムを持つ。
・RA/BQQ-5(V)2 統合式バウソナー
本級の艦首に配置される球形ソナーアレイ。マルチバンドアクティブソナーの他、聴音装置も備える。
・RA/BQS-21 曳航式ソナー
本級の後部に搭載される曳航式ソナー。サイドエンドソナーの補完システムとして動作し、艦のキャビテーション外から捜索することで高速力を発揮している状態でも高い聴音能力を獲得している。
潜望鏡
本級の潜望鏡は敵駆逐艦からのブースト段階BMDを阻止するためにミサイル発射前の索敵目的で利用されることとなっており、潜望鏡は非貫通型の潜望鏡システムを搭載している。潜望鏡は形状ステルスの他、電波を吸収するRAMが塗装され、潜望鏡探知レーダーの探知を掻い潜る能力を持ち合わせる。
・RA/BQS-64 非貫通型潜望鏡スイート
本級の潜望鏡システム。非貫通型潜望鏡となっており、デジタル可視光/赤外線画像による水上監視能力を備える。
・RA/BQS-124 浮上型潜望鏡システム
新たに搭載される潜望鏡システム。こちらは小型の注排水装置を備えたシステムで、海上までケーブルを伸ばして潜望鏡を上げる画期的なシステムとして構築される。光ファイバーケーブルを用いており、深度400mで潜航状態にあっても海上の観測が可能となっている。
武装
本級の武装は巡航ミサイル潜水艦として多数のVLSを装備されており、高い対地攻撃力を誇っている。特にVLSはモジュラー化されており、対地ミッションだけでなく、対水上ミッションも遂行可能である。
・Mk.12 水圧式553mm魚雷発射管
本級唯一の通常武装である魚雷発射管。半自動装填装置の作動方式はガス圧作動となっており、高い戦闘力を持つ。発射管4門は全て艦首に集約されており、ソナー情報を参照しての魚雷4発の一斉発射を行うことが可能となる。深度500mまで発射可能となっており、深深度での戦闘能力を確保されている。
・Mk.42 mod4 対艦重魚雷
本級の自衛武装である対艦重魚雷。口径は553�个班現狹�な大きさで、航空母艦や戦艦等の大型艦艇にも有効な攻撃力を持つ。誘導方式は標準的なアクティブ/パッシブ音波方式と有線方式、ウェーキ探知方式となっている。主に使用されるのは有線誘導方式であり、敵側から何らかの防御手段が投射された場合でも、人間側の介入により防御手段の存在を看破することができる。更には外れた場合にも自身のソナーシステムを利用して再度探知を行う方式が採用される。
・Mk.58 潜水艦用VLS
潜水艦用に開発された大型の垂直発射システム。モジュラー構造となっており、1基の大型VLSパックに4基〜7基のミサイルを装填される。パックは660mm口径用の4セルパックと553mm用の7セルパックが用意されており、それぞれアンドラーデ極超音速対艦ミサイル用、トマホークTLAM用となっている。オープンアーキテクチャとなっているロゼッタシステムの特性のために新たな武装開発や配備も容易であり、新たなミサイルが開発された際はVLSパッケージごと迅速に配備されることになっている。
・UGM-109 トマホーク
対地攻撃兵装としてはトマホークが採用されることとなっている。トマホーク巡航ミサイルは現用の対地巡航ミサイルでも成功したシリーズとして知られており、その射程はタクティカルトマホークで3000�劼板梗幼�を誇る。本級では対地攻撃支援のため、バルハラ級ではVLSのみで154発と、多数の対地巡航ミサイルを搭載可能となっている。ロゼッタ戦闘システムのサブユニットとして機能するトマホーク武器システムはIOR製の新型システムが搭載されており、これをMk.36 mod12と称する。このmod12ではタクティカルトマホークの運用能力の他、新型トマホークであるBlock5の運用、IORの衛星資産であるツェリーナ衛星システムの連接が可能となっている。
・UGM-16 Block10 アンドラーデ極超音速対艦ミサイル
本級では遠距離における対水上ミッションのため、極超音速対艦ミサイルの運用が可能となっている。このミサイルも同じく魚雷発射管から発射されるミサイルで、口径は655mm、制御翼展開時には1070mmの幅を持つ。このミサイルはスクラムジェットエンジンを搭載し、マッハ8〜10の極超音速で高高度飛行もしくはシースキミングを行い、敵艦舷側へ突入する。機動力は30Gまでの高機動に対応しており、敵艦のミサイルや機関砲の射撃を回避することで対応している。なお、機構が複雑になる、弾頭重量を確保するなどの理由でチャフ・フレアといった欺瞞装置は搭載されない。射程は1200kmと比較的長射程を誇る。1隻において搭載されるミサイルの数はVLSのみでも88基となり、ウルフパック3隻によるミサイル斉射では264基もの多数のミサイルを発射し、衛星リンクや戦術データリンクによる同時弾着能力によって敵艦隊を確実に葬る能力を持つ。
運用
稼働率
環インド洋海洋帝国連邦の戦略ミサイル原潜は、アルファとオメガと呼ばれる2組のクルーが用意されている。これは乗組員のストレスに起因する問題であり、人間が任務に就く限り解決することは不可能な問題と捉えられている。このフィンブルヴィンテル級も例外ではなく、ひとつのグループが70日間の航海を終えて帰港すると、約1ヶ月ほど艦の整備などを行い、その後もうひとつのグループが70日間の航海に出て行く、というローテーションを繰り返すことになる。そして、航海を終えた方のグループは、艦の整備と同じく1ヶ月程度の休暇を取得し、その後は地上施設での訓練を行う。このローテーションにより、実質的な稼働率は60%となっており、14隻配備される本級では、常に8隻がアラート待機となっている。
その他に、約10年に1度は1年間ほどかけてオーバーホールを行う必要がある。近代化改修もこの時期にされることとなっており、そのためのマージンも用意されている。
その他に、約10年に1度は1年間ほどかけてオーバーホールを行う必要がある。近代化改修もこの時期にされることとなっており、そのためのマージンも用意されている。
同型艦
本級は攻撃戦力の維持のために14隻が建造されることとなっており、いずれも就役後は潜水艦隊に配備される。艦名は全てケルト神話や北欧神話、ユサリア神話の神や事象から取られている。
・SSGN-5101 バルハラ
・SSGN-5102
・SSGN-5103
・SSGN-5104
・SSGN-5105
・SSGN-5106
・SSGN-5107
・SSGN-5108
・SSGN-5109
・SSGN-5110
・SSGN-5111
・SSGN-5112
・SSGN-5113
・SSGN-5114
コメントをかく