ミッチェナー級ミサイルフリゲート 
 | |
|---|---|
| 種類 | ミサイルフリゲート |
| 価格 | 4億フラン |
| 性能緒元 | |
| 全長 | 158m |
| 全幅 | 20m |
| 全高 | 51m |
| 満載排水量 | 8,980t |
| 乗員 | 操艦220名 航空要員52名 |
| 武装 | Mk.110 57mm速射砲 x1 Mk.138 SVLS x64セル Mk.22 シフレストCIWS x2 RAM 21連装発射機 x1 3連装324mm魚雷発射管 x2 Mk.38 25mm機関砲 x4 |
| 速度 | 35.5kt |
| 機関 | MT30 x1 マリタイム&ヤード 34GLTガスタービンエンジン x2 可変ピッチプロペラ x2軸 COGLAG方式 |
| 航続距離 | 8700海里 |
| レーダー | RA/SPY-7A(V)1 4面 AN/SPQ-9B x1 AN/SPS-4 航海用 1基 |
| 防御兵装 | SRBOC x4 Nixie x2 Mk.32 mod6 電子戦装置 FDS-3 バルーンデコイ x4 曳航具4型 |
| C4ISTAR | ロゼッタ戦闘システム GCCS-M |
| ソナー | RA/SQQ-109(V)9 |
| 搭載機 | 中型ヘリコプター x2 小型UAV x3 |
| 航空設備 | Mk.8 着艦用スカイフック RAST 着艦拘束装置 |
概要
本級は環インド洋海洋帝国連邦スーレシア社が建造したミサイルフリゲート。新規のシステムであるロゼッタシステムを搭載した艦艇ではあるが、その役割は従来型ミサイルフリゲートと大きな変化はない。本級は主に水上部隊や空母打撃群の護衛艦として輪形陣外周に展開することになっており、主に近距離における艦隊防空〜僚艦防空を担う。能力的にはアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦と並ぶほどの防空能力を持ち、対艦攻撃力に関しても極超音速ミサイルの採用で長射程攻撃力と防空能力の無力化を目指しており、極めて強力な打撃艦となっている。
米軍コンステレーション級を参考に、ミサイルVLSを合計64セル搭載しながらシステムや人員の省力化を図り、できうる限りの重量削減を行った艦隊のワークホースとして建造される。
主要な任務としてCSGやSAGの護衛が挙げられる。小規模のSAGから空母を要するCSGまで幅広い部隊を構成し、その構成要素となっている。
米軍コンステレーション級を参考に、ミサイルVLSを合計64セル搭載しながらシステムや人員の省力化を図り、できうる限りの重量削減を行った艦隊のワークホースとして建造される。
主要な任務としてCSGやSAGの護衛が挙げられる。小規模のSAGから空母を要するCSGまで幅広い部隊を構成し、その構成要素となっている。
来歴
2012年、環インド洋海洋帝国連邦は軌道エレベーター建設を発表。これに対し、インド洋海軍はこれまで以上に広範囲の警戒監視や高強度紛争への対応、テロ警戒などに当たることになり、大幅な軍事費増額が決定された。海軍は帝国軍の主力として広範囲に渡り様々な任務を遂行することが考えられたことから、空母打撃群の構築へ舵を切ることとなった。この海軍戦略を「フロントライン戦略」と称し、海軍は新たな時代を迎えることになったのだ。
この一環として、機動力には優れる反面、ユニットとしては脆弱性を抱える航空機という兵器からの脱却を図り、短時間に圧倒的な火力を指向するための兵器として新兵器である砲発射式ミサイルや誘導砲弾の搭載が志向された。これは誘導砲弾の技術知見から得られた運用実績を基に製造され、より射程を延長した打撃ユニットとして進化することとなった。しかし、これらの大火力武装は主に巡洋艦や大型のミサイル駆逐艦が装備しうるものであり、本級では砲熕兵装を対空防御用の武装と位置づけている。
主に衛星との連携による広範囲の警戒監視網を海上から埋め、そして有力な打撃戦力となるために整備される艦隊は、あらゆる局面に対応するため多用途化が求められている。特にフリゲートはその軽便さから艦隊のワークホースとして位置づけられ、あらゆる強度の紛争に介入するためのアセットとして自己完結性が求められた。SAG、BBG、CSG、そして艦隊単位での柔軟な運用を行うためロゼッタシステムの搭載はもちろん、様々な装備を搭載される。
計画の推進者であったシャルロット・コスティライネン大将はFREMM計画艦を手本として、以下のコンセプトを提示。
この一環として、機動力には優れる反面、ユニットとしては脆弱性を抱える航空機という兵器からの脱却を図り、短時間に圧倒的な火力を指向するための兵器として新兵器である砲発射式ミサイルや誘導砲弾の搭載が志向された。これは誘導砲弾の技術知見から得られた運用実績を基に製造され、より射程を延長した打撃ユニットとして進化することとなった。しかし、これらの大火力武装は主に巡洋艦や大型のミサイル駆逐艦が装備しうるものであり、本級では砲熕兵装を対空防御用の武装と位置づけている。
主に衛星との連携による広範囲の警戒監視網を海上から埋め、そして有力な打撃戦力となるために整備される艦隊は、あらゆる局面に対応するため多用途化が求められている。特にフリゲートはその軽便さから艦隊のワークホースとして位置づけられ、あらゆる強度の紛争に介入するためのアセットとして自己完結性が求められた。SAG、BBG、CSG、そして艦隊単位での柔軟な運用を行うためロゼッタシステムの搭載はもちろん、様々な装備を搭載される。
計画の推進者であったシャルロット・コスティライネン大将はFREMM計画艦を手本として、以下のコンセプトを提示。
・ロゼッタシステムの採用
先の航空母艦に採用されたロゼッタ戦闘システムは航空母艦において試験がなされる予定であったが、元来は次世代ミサイル艦に適用されるべく開発されたC4Iであり、用意されたレーダーやシステム系は21世紀の技術資産を基に構成されている。
・適切な防空火力の提供
本級はシーパワー21計画で建造されたロゼッタシステム採用艦とは性格が違い、艦隊防空から僚艦防空まで比較的広範囲の防空を担当する。搭載されるミサイルの種類も増加する予定であり、VLSの拡大とクアッドパックの採用で種類の増加による絶対数の不足を補うことになっている。
・汎用性の確保
本級は外洋での軽便なワークホースとしての性格を有しており、あらゆる局面に対抗できるよう水上艦では装備が共通化・一本化されている。
以上のコンセプトに基づき、ミッチェナー級のコンセプトは策定。建造が開始された。
以上のコンセプトに基づき、ミッチェナー級のコンセプトは策定。建造が開始された。
設計
船体
本級は空母打撃群を構成する艦艇であると同時に、小規模水上打撃群の構成艦となるよう設計された汎用性の高いフリゲートであり、従来のモノハル平甲板型船体を採用した。ステルス性ももちろん考慮されており、艦の設計上ではレーダー波を適切に乱反射させるよう各部に傾斜がつけられている。RCSはアーレイバーク級の10分の1という小さな値を誇り、名実ともにステルス艦として機能している。
船体構造は主に高張力鋼を使用するが、中央構造物はCRFPを中心に使用されており、排水量と重心を下げる試みがなされている。このCFRP素材はステルス性向上にも効果があり、構造材として採用された。
主甲板は主砲やヘリパッドが配置されており、中央構造物はその上部に配置される。構造物は4フロア分まで存在し、その上部に小型の武装や各種アンテナ、マストが配置されるオーソドックスな構造となっている。マスト最頂部にはRA/SLQ-52 ESMアンテナが搭載され、その下部に水上レーダーやTACANアンテナなどの各種アンテナが配置される。
武装配置も従来のミサイル駆逐艦やフリゲートを参考に建造されており、艦首に砲を1基、直後にMk.138 ミサイルVLS、CIWS、艦橋と続くオーソドックスな配置となっている。レーダーも前艦橋に集中配置されており、航海艦橋上部の四角形大型レドームにSPY-7Aが4面格納されている。
大排水量を得て武装の搭載能力も向上しており、大型のミサイルVLSであるMk.138を搭載し打撃能力も向上している。
船体構造は主に高張力鋼を使用するが、中央構造物はCRFPを中心に使用されており、排水量と重心を下げる試みがなされている。このCFRP素材はステルス性向上にも効果があり、構造材として採用された。
主甲板は主砲やヘリパッドが配置されており、中央構造物はその上部に配置される。構造物は4フロア分まで存在し、その上部に小型の武装や各種アンテナ、マストが配置されるオーソドックスな構造となっている。マスト最頂部にはRA/SLQ-52 ESMアンテナが搭載され、その下部に水上レーダーやTACANアンテナなどの各種アンテナが配置される。
武装配置も従来のミサイル駆逐艦やフリゲートを参考に建造されており、艦首に砲を1基、直後にMk.138 ミサイルVLS、CIWS、艦橋と続くオーソドックスな配置となっている。レーダーも前艦橋に集中配置されており、航海艦橋上部の四角形大型レドームにSPY-7Aが4面格納されている。
大排水量を得て武装の搭載能力も向上しており、大型のミサイルVLSであるMk.138を搭載し打撃能力も向上している。
航空機/搭載艇運用能力
本級は水上戦闘艦ではあるものの、ヘリコプターとUAVを運用する能力を付与されている。これらの艦載機は対潜哨戒や偵察、小型船舶などへの対処を行うことになっている。
格納庫は2つの格納庫が右舷と左舷に分かれて確保されており、対潜哨戒ヘリコプターを2機収容することが可能となっている。格納庫にはタイヤ式のヘリコプターの格納設備の他、スキッド方式のヘリの着艦も考慮され牽引システムが搭載されている。
航空機管制室はアーレイバーク級同様、2か所の格納庫に挟まれる形で存在しており、目視と着艦支援レーダーRA/SPQ-273による支援の他、光学機器による着艦支援装置であるRA/ALE-72も配置されており、効率的な着艦を可能としている。これらのシステムにより航空機の管制業務を行う。シーステート4までの海況であればヘリの運用が可能となる。
ヘリとUAVの同時運用が可能であり、その時の任務により搭載機数は変化する。甲板は対潜哨戒ヘリの離着艦用となっており、大型ヘリの着艦は考慮されていない。
甲板後部には航空機運用設備が集中しており、艦尾の隠顕式射出口から小型UAVが射出されることになっている。回収設備は右舷サイドに格納されたスカイフックが自動的に展開し、無人機の改修を行う仕組みとなっている。
搭載艇は海上自衛隊のもがみ型同様に艦尾から展開することとなっている。
格納庫は2つの格納庫が右舷と左舷に分かれて確保されており、対潜哨戒ヘリコプターを2機収容することが可能となっている。格納庫にはタイヤ式のヘリコプターの格納設備の他、スキッド方式のヘリの着艦も考慮され牽引システムが搭載されている。
航空機管制室はアーレイバーク級同様、2か所の格納庫に挟まれる形で存在しており、目視と着艦支援レーダーRA/SPQ-273による支援の他、光学機器による着艦支援装置であるRA/ALE-72も配置されており、効率的な着艦を可能としている。これらのシステムにより航空機の管制業務を行う。シーステート4までの海況であればヘリの運用が可能となる。
ヘリとUAVの同時運用が可能であり、その時の任務により搭載機数は変化する。甲板は対潜哨戒ヘリの離着艦用となっており、大型ヘリの着艦は考慮されていない。
甲板後部には航空機運用設備が集中しており、艦尾の隠顕式射出口から小型UAVが射出されることになっている。回収設備は右舷サイドに格納されたスカイフックが自動的に展開し、無人機の改修を行う仕組みとなっている。
搭載艇は海上自衛隊のもがみ型同様に艦尾から展開することとなっている。
搭載機一覧
本級の目玉の一つは航空機運用能力であり、その数はUAVを合わせれば8機を数える。
飛行隊は以下。
飛行隊は以下。
・MH-125T
MH-60R、SH-60Kの汎用性を受け継ぎ、あらゆる局面に対応できるよう考慮された汎用ヘリコプター。
主に対潜哨戒や偵察、物資輸送を行うことになっている。本級には2機搭載されている。
主に対潜哨戒や偵察、物資輸送を行うことになっている。本級には2機搭載されている。
・MQ-8D シースカウトEX
偵察を行うための軽UAV。武装や物資の搭載を可能としており、地上や艦船への攻撃にも適応。ステルス性を付与されており、近距離での偵察行動にも使用できるようになっている。
・RQ-53 Block20 アルバトロス
無人偵察機。シースカウトとは違い純粋な偵察機として運用される。艦尾航空機運用設備からカタパルトで射出される中型UAVであり、連続滞空時間は32時間を超える。衛星通信能力を持つために遠距離での偵察も可能であり、本級の偵察能力の大幅な向上を果たしている。
格納庫設備・補給
格納庫が艦尾ヘリコプター発着スポットの前に2基用意されている。内部寸法は7x18x6mとなっており、合計でヘリコプター2機を収容可能となっている。
ヘリの武装はヘリ格納庫の下部第3甲板に存在し、こちらにはヘリの弾薬の他、魚雷発射管の予備魚雷も配置されている。
燃料タンクは第二甲板の舷側に搭載。中空装甲の役割を果たし、攻撃があった際はこちらで衝撃を緩和する。
ヘリの武装はヘリ格納庫の下部第3甲板に存在し、こちらにはヘリの弾薬の他、魚雷発射管の予備魚雷も配置されている。
燃料タンクは第二甲板の舷側に搭載。中空装甲の役割を果たし、攻撃があった際はこちらで衝撃を緩和する。
機関
高速巡航用の機関として、もがみ型護衛艦にも採用されている大出力のMT30ガスタービンを1基搭載。LM2500より大型ではあるものの、出力の高い大出力機関となっている。このガスタービンは主に整備性を優先されている。制御はロゼッタシステムの艦艇保守システムが担っており、CICで状況確認が可能となっている。通常の巡航用では、マリタイム&ヤード 34GLTガスタービンエンジンが2基搭載されており、こちらは電気推進用の発電機として搭載されている。両者の出力は軸出力で120000shpを誇り、それにより速力は35ktという高速力を発揮することが可能となっている。
本級は護衛艦ではあるものの、艦隊のワークホースとして速力も重視されており、さらに経済性やレーダーなどの武装に割く大電力を賄う目的でCOGLAG方式を採用している。巡航用の発電機はHTSモーターを用いる。
推進軸はガスタービン機関を利用することから可変ピッチプロペラを採用されている。この推進装置はミサイル駆逐艦などに広く採用例がある方式であり、技術的にも進んでいる。
本級は護衛艦ではあるものの、艦隊のワークホースとして速力も重視されており、さらに経済性やレーダーなどの武装に割く大電力を賄う目的でCOGLAG方式を採用している。巡航用の発電機はHTSモーターを用いる。
推進軸はガスタービン機関を利用することから可変ピッチプロペラを採用されている。この推進装置はミサイル駆逐艦などに広く採用例がある方式であり、技術的にも進んでいる。
C4ISTAR
・戦闘指揮所(CIC)
本級はロゼッタ戦闘システムを採用しており、CICには意思決定システムが配置される。これはロゼッタシステムが収集したあらゆる階梯の情報が集約され、艦艇の意思決定を手動または自動で行う極めて重要な部署となっている。
・ロゼッタ戦闘システム
ミサイルフリゲートである本級では極めて高い防空能力を備えたフルバージョンのロゼッタシステムが搭載される。具体的には空母や潜水艦では適用されていなかった艦隊防空やBMDの機能を搭載しており、逆に司令部施設の機能は削除されている。
バージョンはフリゲート向けであるベースライン2.2であり、今後の新技術開発などによりバージョンアップされる予定である。
バージョンはフリゲート向けであるベースライン2.2であり、今後の新技術開発などによりバージョンアップされる予定である。
レーダー
本級では艦隊防空やBMDを行うための主要システムである中型レーダーを備える。複数のレーダーを備え、計算処理装置との高度な統合を図った結果、ミサイルによる同時攻撃目標数は32目標を数え、更にARHミサイルの採用でそれ以上の目標への同時攻撃が可能となる極めて高度なミサイル迎撃システムである。駆逐艦と共に多層防空圏を形成するが、本級はMEZ範囲内の艦隊防空、そして僚艦防空から個艦防空を行うこととなっている。
・AN/SPQ-9B
ミサイル駆逐艦向けの水上レーダーシステム。主にイージスシステム搭載艦などで搭載実績がある水上レーダーであり、このレーダーは環インド洋海洋帝国連邦によりライセンス生産されている。
・RA/SPY-7A(V)1
このレーダーはフリゲートへの搭載を考慮し開発された中規模のマルチバンドレーダーシステムとなっている。RMAモジュールを24個繋ぎ合わせて構成される。使用する周波数帯はSバンドとLバンドとなっており、最大探知距離はSバンドの600kmとなっており、スペクトラム拡散方式を採用され電子妨害に強くなっている。半導体素子はGaN素子を利用。ICWI照射能力は備えていないが、データリンク能力により近距離であればミサイルの終末誘導も可能となっている。
・RA/SPY-8A(V)1
主に捜索と追尾用に使われる多機能レーダーであるRA/SPY-7Aを補完する小型のアクティブフェーズドアレイレーダー。Xバンドのレーダーであり、主な任務は潜望鏡の探知といった水上レーダーの補完に加え、ICWI能力を備えることで対空ミサイルの終末誘導を行うことにある。
ミサイルの同時迎撃能力は計算装置の処理能力の向上に伴い32目標を数えるが、RAMなど撃ちっぱなし方式ミサイルやARHでの終末誘導が不要なミサイルとの併用で数字以上の迎撃能力を備えており、艦隊構成にもよるものの数千発のミサイルによる飽和攻撃にも耐えられるようシステム構成がなされている。SPY-7Aと同じく送受信機とシグナルプロセッサを一体化しており、そこに水冷ヒートシンクを配置している。
ミサイルの同時迎撃能力は計算装置の処理能力の向上に伴い32目標を数えるが、RAMなど撃ちっぱなし方式ミサイルやARHでの終末誘導が不要なミサイルとの併用で数字以上の迎撃能力を備えており、艦隊構成にもよるものの数千発のミサイルによる飽和攻撃にも耐えられるようシステム構成がなされている。SPY-7Aと同じく送受信機とシグナルプロセッサを一体化しており、そこに水冷ヒートシンクを配置している。
ソナー
・RA/SQQ-109
バイ/マルチスタティックオペレーションが可能な統合ソナーシステム。以下の構成要素を備える。
・AN/SQS-61
高周波ソナー。主に障害物探知用として用いられるが、機雷の探知能力も持ち合わせる。
・AN/SQS-60
潜水艦探知用の中周波ソナー。高周波ソナーと合わせてデュアルバンドソナーを構成する。
・AN/SQR-20
曳航ソナー
・LAMPS Mk.4
新たにMH-125Tを用いることになった新世代のLAMPS。射撃管制レベルのデータリンクで接続されており、ヘリが捉えた目標に対し即座に攻撃が可能となる。ヘリ自体にもソノブイなどのデータを解析する能力があり、単独での行動能力も持ち合わせる。
武装
本級の武装はミサイル巡洋艦用に最適化され、主に艦隊防空を担当することになっている。その影響範囲は遠距離防空やミサイル防空から近接防空まで幅広いものとなっている。
・Mk.110 57mm70口径速射砲
スウェーデンのボフォース社が開発した速射砲であり、既に世界中の小型艦艇にて使用実績がある。秒間に220発もの高速で砲弾を発射することが可能となっている。主に対空防御や対水上攻撃に利用されるものであり、本級の主要な砲熕兵装として搭載されている。
・Mk.138 mod1 SVLS
ミサイル発射機はMk.138 SVLSが搭載される。前部甲板の主砲後部、後部煙突後部に32セルずつ、合計64セルが搭載されており、主にSM-6やSRSMを搭載搭載されることになっている。
積極的な対水上戦闘は考慮されていないが、対艦ミサイルはLRASM2を追加搭載されることになっている。
積極的な対水上戦闘は考慮されていないが、対艦ミサイルはLRASM2を追加搭載されることになっている。
Mk.22 シフレストCIWS
先進近接防空システムであるシフレストCIWSを備える。これは30mm機銃弾を発射する高レートの機関砲であり、唯一の個艦防空システムとして搭載された。中央構造物前方、後部構造物の煙突後部に隠顕式で配置されている。
・324mm魚雷発射管
自衛装備の範疇ではあるものの、魚雷発射管を備える。西側兵器群では一般的な3連装短魚雷発射管であり、後部構造物のレーダーブロッカー内部に隠顕式で搭載されている。使用時はシャッターが開き、魚雷を手動またはCIC制御で投下する。
・Mk.89 mod2 4連装ミサイル発射機
アンドラーデ極超音速ミサイル用の4連装ミサイルランチャー。本級には合計8発のミサイルを搭載可能となっている。試作型ではアンドラーデミサイル専用のMod1が用いられていたが、本級ではトマホークの発射も可能となったMod2が装備される。若干大型化してしまったが、装甲と耐熱部品を除いた部分はステンレス合金の採用で軽量化に成功し、システム重量は変わっていない。起倒式となっており、中央構造物に隠顕式で搭載される。発射時にはレーダーブロッカーを展開し、ミサイル発射機が起き上がる形となる。
・Mk.49 GMLS
個艦防空ミサイルであるRAMを搭載する21連装ミサイルランチャー。本級には1基が搭載されている。ロゼッタシステムにより管制されており、専用の射撃指揮装置により射撃管制を受ける。
搭載ミサイル
・SM-6SR
本級の基本となるミサイルシステム。MEZでの主にミサイルや航空機に対抗する艦隊防空の他、下層段階でのBMDを担当する。ブースターを細身のものに換装してクアッドパックに対応しており、Mk.138のセル内に4発を搭載可能となっている。射程280km。
・EMIM
幅広い目標へ対象する中距離統合迎撃ミサイル。高度70�劼鯣�行する弾道ミサイルや極超音速ミサイルの迎撃をも可能としている他、通常の大気圏内における中距離防空にも対応している。主にMk.41系に装填されるミサイルとなっており、シングルパックのみが採用されている。射程160�辧�
・SRSM
本級の近距離艦隊防空を行うミサイルシステム。MEZ（ミサイル交戦圏/艦艇搭載射撃管制システムを使用する艦対空ミサイルでの防空圏）僚艦防空や個艦防空に用いられる。射程は70kmとなっている。Mk.138には5発を装填可能となっている。
・07式対潜ロケット
対潜水艦用の短魚雷投下システム。射程は50kmとなっており、後に換装される予定となっている。
・トマホーク Block5
対地攻撃用ミサイル。トマホーク武器システムはロゼッタシステムにおいてパッケージ化されており、主にミサイルフリゲートから戦艦までの中〜大型艦に搭載され、対地攻撃能力の一翼を担う。Block5Aは対艦攻撃能力も付与される予定であり、従来のBlock4は全てこのBlock5に換装される。
・LRASM2
VLSに搭載される対艦ミサイル。自衛に留まらない攻勢的な対艦戦闘を可能とする長距離ミサイルシステムとなっている。元がJASSM-XRであるために対地攻撃も可能となっている。
・AGM-334 テュール
射程800kmを持つ弾道ミサイル。主にクラスター弾頭を搭載しており、沿岸制圧に利用される。
VLS搭載ミサイル内容
| 護衛任務 | |
|---|---|
| Mk.138 | SM-6SR x32セル（128発） SRSM x20セル（100発） SMBI Block1 x4セル トマホーク x6セル |
| 打撃装備 | |
| Mk.138 | SM-6SR x28セル（112発） SRSM x16セル（80発） SMBI Block1 x4セル トマホーク x26セル |
| やっちゃえ装備 | |
| Mk.138 | TACTOM x64セル |
運用
本級は戦艦や空母などの護衛戦力として戦力投射任務に就くことになっており、大規模な戦闘が予想される地域、または広い領域に配備されることになる。
同型艦
同型艦多数建造予定
運用国
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