MCI-12歩兵戦闘車
要目
全長7.2m
全幅2.8m
全高2.4m
重量24t(防護レベル1)
30t(防護レベル2)
35t(防護レベル3)
37t(防護レベル3、ATM・ERA・APS装備時)
速度75km/h(整地)
50km/h(不整地)
(いずれも最大戦闘重量時)
乗員3名+兵員10名輸送可能
搭載兵装50mm機関砲
12.7mm重機関銃(砲塔上面)
7.62mm機関銃(主砲同軸)
エンジン1000馬力ディーゼルエンジン

概要

MCI-12歩兵戦闘車は、グラン・メキシコ軍が運用している歩兵戦闘車。近年の仮想敵の歩兵戦闘車の防御力向上や、経空脅威の多様化に対応するため、従来の歩兵戦闘車よりも大口径の50mm砲弾を発射可能な新型機関砲を搭載しており、特に対装甲火力が著しく強化されている。車体シャーシについてはMCI-04歩兵戦闘車と同様、「レオパルド」装甲戦闘車両共通プラットフォームをベースに開発されている。2012年に制式採用された。MCI-12とMCI-04Mは、対装甲火力と対人火力の点で相互補完の関係にあるとされており、混成配備が進められている。

能力

火器

機関砲
MCI-12の装備する「CA-10」機関砲は、70口径長の50mm機関砲で、後述する多目的弾の運用に対応するため、砲基部に砲弾初速測定用の小型アンテナが搭載されている。この大口径かつ長砲身の機関砲は、本車の外観上の特徴となっている。

50mmという口径が選定された要因としては、仮想敵国の装甲車両の重装甲化への対応が必要とされたことが大きいとされている。2010年時点で既に大半の仮想敵国の歩兵戦闘車は車体前面で30mm機関砲のAPDSに抗堪する装甲を有しており、今後も重装甲化が進めば、40mm機関砲のAPFSDSでは威力不足となることが確実視されていた。このため、より大きい口径でより強力な徹甲弾を運用可能な機関砲が必要とされた。グラン・メキシコ軍では1970年代に57mm機関砲が、1990年代に85mm戦車砲が完全に退役しており、開発当時、40mm口径の次に大きな砲口径規格は105mmであった。このため、装輪突撃砲の105mm砲塔を搭載した歩兵戦闘車を開発する計画が持ち上がったが、重量とコストが過大になるために却下され、代わりに、50mmという新しい弾薬規格を採用することが決定された。また、40mm機関砲よりも口径を拡大させながら、MCI-04と同等の携行弾数を実現するため、テレスコープ弾方式を採用して全長を短縮した。

「CA-10」では、APFSDSと多目的弾の2種類の弾薬が用意されている。劣化ウラン弾芯を持つ「PB-11」APFSDSを用いた場合、至近距離で均質圧延装甲換算330mm、距離1000mで均質圧延装甲換算300mmの装甲貫徹力を発揮する。テレスコープ弾となったことにより、口径は拡大され、初速は同等であるにも関わらず、弾薬の長さは「CA-88」の40mmAPFSDS「PB-05」と同等である(当然ながら、「PB-11」の方が遥かに弾芯が長い)。これは、大半の戦後第二世代主力戦車の砲塔および車体正面を貫徹可能なほどの数値である。また多目的弾としては「APE-12」が用意されている。「APE-12」の信管は誘導電流で動作モードを着発、遅延、時限の3モードで変更できる。多数の劣化ウラン製ペレットを内蔵しており、これを設定された爆発パターンで起爆することで、最大8000個の破片を生成、標的に対し最大のダメージを与えることができる。

機関砲はデュアルフィード設計であるため、砲手は2種類の砲弾を任意のタイミングで切り替えることができる。通常、「PB-11」80発と「APE-12」160発が搭載される。同じ50mmテレスコープ弾を用いるCAAP-12自走対空砲では、テレスコープ弾の特徴を生かして装填・抽筒時間を減らし、毎分500発というこのクラスの口径の機関砲としては非常に高い発射速度を実現したが、地上車両への攻撃を主とする本車両では発射速度は制限されており、セミオートで毎分60発、フルオートでも毎分300発である。この他、フルオートと同レートでの3点バースト射撃モードを有する。
対戦車ミサイル
MCI-12が搭載する「MAT-09」は直径152mm、発射重量50kgの大型対戦車ミサイルである。通常は、後述する砲手用サイトの熱戦映像装置、レーザー測距装置、ミリ波レーダーのいずれかにより敵車両をロックオンして発射されるが、発射後ロックオンにも対応、光ファイバーケーブルで赤外線画像シーカーの映像を車内に中継し、砲手に映像内から攻撃目標を選択させることや、データリンクにより得た情報を元にシーカーの捜索範囲を指定して発射することも可能である。終末誘導では、赤外線画像誘導か、セミアクティブレーザー誘導を使用する。射程は10kmと非常に長く、タンデムHEAT弾頭により1200mmの装甲貫徹力を発揮できる。これは、角度と位置によっては第三世代主力戦車を正面から撃破しうるほどの数値である。なお、赤外線画像誘導を用いて終末誘導を行った場合、トップアタックモードを選択し、敵戦車の脆弱な天板装甲を狙い撃ちすることもできる。砲塔の左右側面に、連装発射機を1基ずつ、合計4発を搭載でき、さらに車内にも予備弾が4発搭載される。
その他の武装

ベトロニクス

索敵能力
射撃管制システム
データリンクシステム

防御力

装甲
アクティブ防護システム
乗員配置

機動力

エンジン・変速機
水上浮航
操縦
懸架方式

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