第2.65世界線　【架空国家を作ろう】

国名	グルジア帝国
公用語	グルジア語
国歌
国の標語
首都	トビリシ
皇帝	ブルジャナゼ1世
帝国議会長	ミヘイル・バグラチオン・ブルジャナゼ
政治体制	絶対君主制
人口	4,000,000人（400万人）
GDP	未設定
通貨	新ノミスマ

グルジア帝国は中東に位置する帝政国家。現皇帝であるブルジャナゼ1世は歴代のグルジア王国の家系ではない。ビザンツ・ギリシア帝国の支援を受けて現在の地位に就いたために国内外に反体制派が幾つか存在している。

ソビエト連邦崩壊後にグルジアは独立を宣言し、民主主義国家としての歩みを始めた。しかし、国内は独立後という事もあり様々なイデオロギーが乱立していた。これらは1991年の独立直後から分裂と統合、消滅を繰り返していき1994年には民主主義派のグルジア民主党、ブルジャナゼが党首を務める独裁主義のグルジア一党会、共産主義のグルジア社会主義党、民族主義を掲げるグルジア人の会が主要な政党となった。この4つの政党の支持率はほぼ同数状態でありこの状態のまま1996年に第2回選挙が開始された。この選挙で23％の票を獲得したグルジア人の会が与党となった。しかし、この支持率の通り7割以上の人々が支持をしていなかった為、政策は尽く失敗、却下されて政治は停滞した。僅か1年で大きく衰退した事を受けてグルジア人の会は空中分解して1998年に解散となった。その翌年に第3回選挙が開始、25％の票を獲得したグルジア社会主義党が与党となった。しかし、これには国民が猛反対を行った。と言うのもグルジア社会主義党は他の政党を認めておらず、与党となると他の政党の解散を命令していた。グルジア社会主義党は軍を動員して反対勢力を粛清した。これによりブルジャナゼはビザンツ・ギリシア帝国に亡命し、グルジア民主党の幹部7割が逮捕、2割が射殺された。更に数万〜十数万人が逮捕、粛清されグルジアは更なる混乱を迎えた。

グルジアは社会主義共和国となり共産主義国家として再び歩みを始めた。しかし、その政治は悲惨と呼べるものだった。社会主義党の党員の幹部4割は軍人だったという事もあり政治には疎く、すぐに政策は行き詰った。それに対する不満は軍隊を用いて鎮圧を行ったために中東一の最悪な国家へと変貌していった。そして2003年の10月には10万規模の反対デモが起こるも政府は軍隊を用いて容赦なく発砲し、半数近くが死亡した。この一件で社会主義党に対する支持率はほぼ0となり反体制派による暴動が多発する結果となった。

「グルジア内戦?」も参照。
ビザンツ・ギリシア帝国に亡命したブルジャナゼはビザンツ・ギリシア帝国内で支持者を集めグルジアに帰還する準備を整えていた。2003年の鎮圧後にはブルジャナゼを支援する者は増加し、最終的には傀儡が脱したユスティニアヌス2世がグルジア社会主義共和国を認めず、ブルジャナゼの政党による国家を正式に認めると宣言した。ブルジャナゼもこの宣言を受けて正式にグルジア共和国の大統領に就任。グルジア社会主義共和国との対立を明確にした。
そして2007年に全ての準備を終えたブルジャナゼは密かにグルジア社会主義共和国に入国。国内の支持者を集めて反乱を起こした。この反乱はビザンツ・ギリシア帝国からの義勇軍（その内半数は義勇軍と言う形の正規兵）が奮戦した事とグルジアの国民が社会主義党を支持していなかった事もあり僅か2か月で全土が制圧された。戦後に社会主義党首を捕縛すると正式にグルジア社会主義共和国は終わり、グルジア共和国として再び歩みを始めた。この時宣言を行ったブルジャナゼを国民はもろ手を挙げて歓迎した。

ブルジャナゼは大統領として正式に就任するとすぐに国内の復興を開始した。これにはビザンツ・ギリシア帝国内の富豪や企業などが手を貸し需要と供給をすぐに生み出した。元々グルジア社会主義共和国時代に貧困に喘いでいた国民は急速に豊かになるグルジアを歓喜の声で歓迎した。更にグルジア独立以来まともではなかった法整備も行われ現代国家としての基盤をきっちりと定める事になった。その際に大統領関連の整備も行われたものの、ブルジャナゼに権力が集中しかねないものとなっており、一部の有力者はブルジャナゼに対して不信感を抱き始めていた。
2011年6月には4年の任期を終えるという事で（グルジア内戦が発生した2007年より計算した結果でありそれ以前の任期に関しては曖昧となっている）第4回選挙が始まった。これは96％と言う圧倒的な支持率の元ブルジャナゼ率いるグルジア一党会が勝利した。翌年、今まで一人も任命された事が無いという理由から首相職を無くし、その権力を大統領に統合した（首相の仕事は大統領が行っていた）。その後は1回目の法改正を行い最初に整備した時には曖昧なままだった箇所の修正が行われた。
2013年、ブルジャナゼはグルジア人の会と党を統合する事を発表し、民族主義者達との会合を行い彼らの支持を本格的に取り付ける事に成功した。その一方で最後まで反対していた者が数カ月後に不審死している。この事に関して解剖の結果、脳卒中であると判断してすぐに墓に葬られた。
2015年、第5回選挙が行われた。その時には98％の支持率を得てブルジャナゼが３期目の大統領となった。しかし、この支持率を基にブルジャナゼは政党の解散と帝政への移行を宣言。自らを初代皇帝ブルジャナゼ1世として戴冠するとした。この動きに対してグルジア一党会やその支持者は賛成を示したが社会主義共和国時代に逆戻りするのではないかと考える者も多く、支持率は大きく低下した。更にグルジア民主党を始め各政党は猛反対をしたがこの一件に対してブルジャナゼは選挙を実施すると宣言し、一月後には実際に是非を問う選挙が行われた。結果は64％が賛成し、グルジアは正式に帝政に移行してブルジャナゼは皇帝として戴冠した。

これを受けて国内の整備が再び行われた。大統領制度は廃止とされ絶対権力者たる皇帝を頂点に議会が支える形となった。政党は廃止されたものの、各政党の有力者は議会の一員に加わる事が許され、政治を行えるようにすることで不平不満を抑える動きを行った。
更に事実上国内通貨となっていたビザンツ・ギリシア帝国の新ノミスマが正式に国内で流通するようになるなどビザンツ・ギリシア帝国との結びつきを強くし始めた。
2020年には息子のミヘイル・バグラチオン・ブルジャナゼを帝国議会長に就任し、親族による政治中枢の統一を進め始めている。そして翌年にはミヘイルは正式に皇太子となっており権力移譲の準備も始まっている。

現代のジョージアと同じ領土となっている。ビザンツ・ギリシア帝国のようにかつてのグルジア王国領の領土請求は一切行っていない。

絶対君主制を採用しており皇帝ブルジャナゼ1世を頂点に帝国議会が支える形となっている。帝国議会は一般議員と役職を持った特等議員、それらを束ねる帝国議会長からなっており、特等議員は政治、経済、軍事などの代表者と言う形となっている。
議員は総勢350人であり、皇帝の指示した政策の是非を会議したり逆に皇帝に伝える政策を考えたりしている。

12の州に分かれている。

州名	首府
アブハジア州	スフミ?
サメグレロ=ゼモ・スヴァネティ州	ズグジジ?
グリア州	オズルゲティ?
アジャリア州	バトゥミ?
ラチャ・レチフミ及びクヴェモ・スヴァネティ州	アンブロラウリ?
イメレティ州	クタイシ?
サムツヘ=ジャヴァヘティ州	アハルツィヘ?
シダ・カルトリ州	ゴリ?
ムツへタ=ムティアネティ州	ムツへタ?
クヴェモ・カルトリ州	ルスタヴィ?
カヘティ州	テラヴィ?
トビリシ首都圏	トビリシ

中心となる裁判所は存在しないものの、トビリシ裁判所が事実上その役目を担っている。

ビザンツ・ギリシア帝国との仲は深く、元はローマ帝国領となった事もあったが、ビザンツ・ギリシア帝国が領土を主張する範囲外にある事から友好的な関係を築けている。近年はグルジア帝国軍との関係が深まっており、それとは別に駐留軍を置く事も検討されている。

グルジア帝国軍と呼ばれる軍事組織が存在する。しかし、社会主義共和国時代の軍人は一人もいない上に当時の軍隊は解体された上で新設された。
その為、設立当初は士気も練度も装備も最低の状態であり軍隊としての役目を行える事は出来ない状況にあった。それを受けてブルジャナゼ1世はビザンツ・ギリシア帝国に使者を送り軍事顧問の派遣を願い出た。ビザンツ・ギリシア帝国も未承認国家であるオスマンイスラム共和国連邦亡命政府を東西で挟み込めると考えてこの要請を受け入れて大幅な軍事支援を開始した。その結果、設立から10年も経たずに練度は上がっておりビザンツ・ギリシア帝国軍と本格的な軍事演習を行えるほどに成長した。
現在のグルジア軍の規模は5万人でありその内大半が陸軍と空軍に所属している。海軍は沿岸防衛用の小規模な部隊しかいない為、陸軍に統合されている。戦車などは国産ではなくビザンツ・ギリシア帝国の型落ちした戦車を譲り受けて運用している（銃火器などは最新のものがそろっている）。