第2.65世界線　【架空国家を作ろう】

君主国の首都ゴッデス・アイゲネス・ランドで2年ごとに開催されている。主催国出身の音楽家に対する過剰な思い入れがなく、他のコンクールと比較しても極めて公正公平に審査される。
1951年、ベルギー青少年音楽院の創設者ルネ・ニコリが提唱し、音楽に深い理解を持っていた君主国の元国王テア・ヴィクトリア・ブランック・シュビーデンブルグ（その治世の中で音楽や絵画に深い造詣を示し、音楽の大衆化を行った)の名を冠した国家的行事に格上げされた。
現行部門はピアノ、バイオリン、声楽家の3つの独奏音楽とオーケストラ、作曲の2部門の計5部門で構成されている。この中で最も歴史が浅いのが声楽部門であり2001年度より開催された。

そのコンクールが開催される二年前の春から世界各地で予選会が行われる。大抵の場合、一国で一つの支部コンクールを開催し、それぞれの優勝者と次点者を各大州の二次予選で争わせる。二次予選は人口や国の数などで進める人の数が定められている。三次予選が開催される年の10月にゴッデス・アイゲネス・ランドのシティセントラルにあるウルヌスビルのミュージック・ホール若しくはシティコンサートホールで開催される。ここで、各部門6人の通過者が決められる。これらを「ファイナリスト」と呼ぶ。ファイナリストらによって12月にシュビーデンブルグ王立大楽堂で「本選」が開かれる。ここでは、国王の権威を表す職杖が設置されている。各ファイナリストはここで演奏する。優勝者にはトロフィーと盾が、準優勝者には盾とメダルが贈られ、優勝者は王立大楽堂で最も権威ある空間とされる「大ホール」で国王の臨席を仰いで演奏会を開催する。