2022年から本格的に運用され始めたベリオン統一国初の高性能大型駆逐艦である。それまでミサイル艇が主流だった国家海軍は、昨今の弾道ミサイル技術発達に大きな危機感を募らせていた。さらに各国が海上戦力を増強し、ベリオン統一国もこれを無視できなくなった。そこで始まったのがボルグ大型海上戦力増強計画である。この計画には弾道ミサイル迎撃システムを搭載した高性能大型攻撃駆逐艦2隻の建造と、3隻の対艦フリゲート建造が含まれており、このボルグ型攻撃駆逐艦はその計画の一環である。
海上からの弾道ミサイル迎撃は地上からの迎撃より速く行うことが可能であり、以前より格段に防衛力が高まると予想されている。
海上からの弾道ミサイル迎撃は地上からの迎撃より速く行うことが可能であり、以前より格段に防衛力が高まると予想されている。
レーダー板 |
この2つを調整するためにレーダー制御装置を装備しており、2つは主にSレーダーとWレーダーと呼ばれている。Sレーダーではボリュームの探知や追跡、弾道ミサイルの種類の判別から防衛種別までを行い、さらにミサイルとの通信も行う。Wレーダーでは水平的な探知の他、精密探知や終末誘導などを行う。
さらにレーダー航法や潜望鏡探索まで、さまざまな機能が統合されている。
このようなシステムはARY-6までにはなく、ARY-7からである。しかしARY-7は弾道ミサイル迎撃に特化したため空中の標的に対してはARY-6以上の能力を発揮するが、対艦攻撃に関してはARY-6に劣ってしまう。
このレーダーは画像にもあるようなレーダー板を艦橋下に4枚設置するため、システムタワー(HST)を装備する必要が無い。しかしこれが結果的に対艦攻撃能力の若干の低下を招いてしまっている。
戦闘艦の火力管制やレーダーなどを統合し、より戦略的かつ迅速に攻撃及び防衛を行うことが可能となるシステム。
何万パターンもの弾道ミサイル迎撃シミュレーションを行い洗練されたこのシステムは、実戦においても高度な防衛力を発揮すると予想されている。
この迎撃システムはA型火器統合システムを元に作られており、迎撃のノウハウなどは多数の実戦データを元にしている。
このシステムの対艦及び近接防空機能は、瞬間的に最大35の目標をロックし、脅威レベルが高い最大25の目標に、クルーの操作により同時にミサイル攻撃を行うことが出来る。
既存の艦載システムと比較しても、非常に高性能である事は明らかであるが、さらにそれを強調するものがある。それは、対電子戦防御力である。
このシステムのセキュリティはベリオン統一国の国家機密局の監修の元開発されており、高度な安全性を実現している。さらに弾道ミサイル迎撃時に仮に電磁パルスが発生した場合に備えるべく、他の軍事システム同様防護措置が取られている。
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