国家情報

国名属州シリア
公用語アラビア語
ギリシア語
ラテン語
首都ダマスカス
皇帝
属州弁務官
人口18,000,000人(1800万人)
通貨新ノミスマ

概要

ビザンツ・ギリシア帝国が領有する属州の一つ。皇帝が直接政治に介入する事は無く、属州弁務官が委任統治を行っている。

国内情報

歴史

紀元前〜ローマ帝国支配前まで
紀元前3000年以降、アラビア半島から移住してきたセム語系の諸民族が、現在のシリア地域に住み着いたのが起源とされている。しかし、彼らが独自の文化を形成する事は無く、エジプト、ヒッタイト王国、アッシリア、新バビロニア、アケメネス朝ペルシアなど支配民族が次々と交代し、地域一帯を支配する民族が生まれる事はなかった。紀元前4世紀にはアレクサンドロス3世がヨルダンを含むシリア地域を支配下に収め、それを契機に交易が活性化し、ダマスカスアレッポ?などの都市にヘレニズム文化が開花した。アレクサンドロス3世の死後はセレウコス朝シリアがこの地を支配したが、紀元前3世紀にシリア砂漠に興った都市国家パルミラは東方貿易の重要な中継地として繁栄した。

紀元前240年ごろのセレウコス朝シリア(黄色)。ここから衰退していき、パルティアやバクトリア王国に領土を奪われていった。
ローマ帝国の支配期
紀元前63年に地域一帯を支配したローマ帝国とも共存関係を保ち、石造りの壮大な都市を作り上げた。しかし、3世紀後半にパルミラはローマ帝国からの独立をもくろみ、あえなく破滅の道に突き落とされた。
イスラムの時代
7世紀にメッカでイスラム教が興り、アラブ人がビザンツ帝国を駆逐してシリア地方の支配権を握った。シリア人は言語や文化の近いアラブ人の支配を歓迎し、イスラム教に改宗。661年に成立したウマイヤ朝がダマスカスをイスラム帝国の首都とした。この地はその後、イスラム思想の中心地として栄えていった。しかし、750年にアッバース朝が支配権を奪い、都をダマスカスからバグダッドに移すと、各地に小王国が乱立、そして抗争の時代に入った。11世紀には十字軍遠征が行われ、シリア各地への遠征を開始し、地中海沿いに城を建設した。12世紀にイスラム軍は英雄サラディンを中心に対抗。第3回遠征の十字軍と壮絶な戦いを演じた。
近世
13世紀からマムルーク朝が支配権を握っていたが、16世紀以降はオスマン帝国がビザンツ帝国の旧支配地、2大聖地メッカとメディナ、エジプトなどを支配し、シリアもその属州の一つになった。しかし、18世紀に移行からオスマン帝国は衰退の兆しを見せ始めた。1830年代にはエジプトがシリアを支配した。とは言えそれは一時的なものに過ぎなかったが、帝国主義の時代に入りつつあったヨーロッパ列強に紛争介入の口実を与えることになった。
アラブ民族主義の勃興やオスマン帝国からの独立運動は、第一次世界大戦中にイギリス人「アラビアのロレンス」の支援するアラブに反乱へとエスカレートし、大シリア帝国が実現するかに見えた。しかし、イギリス、フランス両国は大戦中にレバノンとメソポタミア地域のオスマン帝国領土を分割する秘密協定「サイクス・ピコ協定」を締結。戦後、シリアはフランスの実質的植民地となった。
フランス領

分割統治後のシリア(レバノンも含む)。この分割によりダマスカス国、アレッポ国、アラウイ自治地区に分裂。互いに争うようになった。
フランス植民地となったシリアは26年に渡り統治された。しかし、シリアでは独立を求める抵抗運動が起こり治安は常に不安定だった。そのため、フランスはそれを防ぐために分割統治を実施した。各派閥ごとに敵対し、フランスに矛先が向かないようにして統治を楽にできるように行った。
しかし、そんな統治も突如として終わりを告げた。第二次世界大戦が始まってすぐの1940年にフランスが降伏したのである。ヴィシー政権が発足するとシリアを始めフランス植民地はそれに従った。
ビザンツ・ギリシア帝国の侵攻
しかし、その宣言直後の1940年10月3日にビザンツ・ギリシア帝国が突如としてシリアに侵攻を開始した。内容は「かつての領土の奪還」であり未だ混乱するシリア領に上陸、侵攻していった。1940年12月にはハマーとヒムスが陥落。1941年2月にはダマスカスが陥落し、シリアはビザンツ・ギリシア帝国が完全に制圧した。
戦後
当初、連合国はビザンツ・ギリシア帝国の侵攻を認めなかったが敵を増やす必要はないと譲歩、1944年にアルバニア王国の併合と共に公式に認証された。
その後はアラブ人によるクーデター等が発生するも全てを鎮圧していき1947年に属州シリアとして正式にビザンツ・ギリシア帝国領となった。
その後、ファーティマ・イスラーム共同体人民共和国との交渉が行われ、デリゾールとハサカを割譲した。

領土

デリゾールとハサカ以外のシリア領及びレバノンが正式な領土である。北部には国内最大の河川であるユーフラテス川が流れている。その周辺には草原が広がっているが、南下すると今度は砂漠の土地になる。西部は地中海性気候を持つ、土壌豊かな土地になるので、尻は色んな面を持った属州と言える。
季節
シリアにも四季が存在するが春と秋はあっという間に終わってしまう。春になってもまだ寒く、秋になってもまだ暑い。空模様が微妙に変わる事から季節の変わり目を知る事が出来ると言った状態ではある。シリアの冬は大変寒く、雪が振る事もしばしばある。夏場はダマスカスで気温が40℃を記録した日もあるくらい暑いが、湿度が低いため日陰に入れば涼しく、汗もかくほどではない。

政治

属州弁務官による統治が行われているがその統治はギリシア人でのみ行われており、属州民の大半を構成するアラブ人が政治に関わる事は出来ていない。

行政

属州は12の県に分かれている。

司法

属州内に固有の司法は無く、属州シリア支部と呼ばれるビザンツ・ギリシア帝国の司法が担当を行っている。

国民

属州シリアにおける民族は90%がアラブ人であり8%ほどがクルド人、残りがギリシア人やアルメニア人となっている。そのため、ここでアルバニア人に対するように同化政策が行われている。既に国内のクルド人の同化政策が9割完了し、民族的自立心は失われつつある。アラブ人もギリシア人とも混血が進んでおり純粋なアラブ人は4割程度しか残っていない。また、アラビア語を喋れるアラブ人の数も減少しており近いうちにアラビア語が公用語ではなくなっても問題ない所まで来ている。
その一方で宗教に関して改宗などは行われていない。というのも国内におけるムスリムの数は7割を超えている為、強制するのは反発を招く事になると判断されての事である。しかし、キリスト教徒に対する優遇政策も多少はあり、キリスト教徒への改宗をさせやすい状況が作られている。

宗教

上記の通り国内はムスリムが多数を占めている。しかし、そんな彼らに対してシーア派の容認と受け入れ政策が行われている。これはファーティマ・イスラーム共同体人民共和国との関係が理由であり最終的にはイスラム教がシーア派のみかキリスト教徒のみになる状況を目指している。
シリア内でのタブー
属州シリアはムスリムが多い地域であるためイスラム教の教えに反する行為には気を付けないといけない。酒は禁止されていないもののレストランなどの外で飲む事はあまり歓迎されていない。まら、ラマダン(断食月)中は人前で飲食をしたり、タバコを吸う事は避けなければならない。
服装に関しては男女ともにノースリーブやタンクトップ、ショートパンツなどの肌の露出が高いものは控える必要がある。体のラインがはっきりと出る服を着たり、濃い化粧をする女性が珍しくもないダマスカスなどの都市部は比較的寛容だが地方では若い女性が顔まで隠す等保守的なところが多く残っている。
また、民族的宗教的タブーの他に属州故のタブーが存在する。ギリシア人のネガティブキャンペーンや悪口は禁止され、もししている者が発見されれば逮捕される。アラブ人の優秀さを表すような事も禁止されておりそれらはギリシア人の誹謗中傷を行うよりも厳しく取り締まられている。近年ではアラブ人万歳と落書きをしていた15歳の少年が逮捕され、裁判の結果死刑になった事もあり、年齢は関係なく厳しく取り締まられている。

資源

石油が産出されるがその埋蔵量は少なく、枯渇が問題となっている。そのため、中東特有のモノカルチャー経済と言う訳ではない。シリアはそれぞれに特化した地域に分かれている。
農業で特化した地域では綿花や小麦、オリーブが生産されており、特にオリーブはとても良質であり、それを用いた「アレッポの石鹸」と呼ばれる石鹸が特産品となっている。この石鹼は赤子の肌にも安心して使えるほか、髪の毛から爪の先まで一つで洗える優れモノとして人気が高い。
工業品に特化した地域だと繊維、食品加工、セメントなどが行われている。

文化

食事
料理ではレバノン料理と並び隠れた美食と言われている。ライ麦パンやお米、肉、野菜、ひよこ豆を使った領地が豊富で、ひよこ豆のペーストが主な食材のホンモス。酸っぱさが特徴的なヨーグルトチーズ、ラグビーボール型の肉入りコロッケのケッペ。野菜をくりぬきご飯を詰めたドルマなど、野菜を使ったさっぱり系から肉や揚げ物と言ったこってり系までの幅広莉料理がある。特にシリアでは甘いものが好みの人が多く、甘さが強い菓子が多い。

軍事

ビザンツ・ギリシア帝国では属州が固有の軍隊を持つ事を禁止ている為、固有の軍事力を持っていない。それは警察組織も同じであり治安維持関連もビザンツ・ギリシア帝国に任せている状態にある。
また、シリアはオスマンイスラム共和国連邦亡命政府と領土を接している。故に国境部には軍隊が駐留しており通じる道には鉄筋が組まれたバリケードが設置され、それ以外の部分には地雷などが設置されている。

外交

属州であり厳密には本国の一部と言う扱いであるため。独自の外交は認められていない。それどころか外交関連の組織の設立、運営すら禁止されており徹底的に属州として扱うようにされてある。

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