第2.65世界線　【架空国家を作ろう】

アルバニア公国　1912年〜1925年 アルバニア共和国　1925年〜1928年 アルバニア王国　1928年〜1944年
国名	アルバニア王国
公用語	アルバニア語
国歌
国の標語
首都	ティラナ
大公（1914年）	スカンデルベク2世
首相（1925年）	アフメト・ベイ・ゾグ
政治体制	君主制
人口	未設定
GDP	未設定
通貨	レク

かつてアルバニア地方に存在した君主制国家。バルカン戦争で独立を果たしてからビザンツ・ギリシア帝国に併合されるまでの約30年程しか存在しなかったがその間に3回も国名が変わったため、アルバニア人が国家として独立していた地域を一つとしてここに表示する。

アルバニアの歴史はギリシアに近い事もあり紀元前にまでさかのぼる事が出来る。しかし、彼らが独自の文化を形成する事は無く、南部のギリシア人の影響を強く受けた他、その植民地が形成されていった。
紀元前2世紀にはギリシアと共にローマ帝国の支配下となり東西分裂後は東ローマ帝国の領土となったが14世紀以降からオスマン帝国の侵攻を受け幾度か撃退するものの、15世紀には完全に支配下に入った。
しかし、19世紀に移行からオスマン帝国は弱体化していった。1877年の露土戦争でロシア帝国にオスマン帝国が敗北すると、アルバニア人の中で独立機運が高まっていった。そして、1912年、アルバニア人の反乱を契機に近隣諸国が相次いでオスマン帝国に宣戦布告し、第一次バルカン戦争が発生。この戦争でオスマン帝国は敗北し、1912年11月28日アルバニアは独立を果たす事に成功した。翌年のロンドン講和条約でアルバニアはドイツのヴィルヘルムを君主とするアルバニア公国となった*1。しかし、彼がアルバニアに入った1914年、第一次世界大戦が勃発。政治経験がなかった彼は僅か半年でドイツに逃げ帰る事となった。これによりアルバニア公国は無政府状態となり、いくつもの勢力に分裂した。1920年に新政権が発足するも政情は不安定のままであり崩壊は時間の問題と言えた。しかし、1925年にアフメト・ベイ・ゾグが首相に就任するとアルバニアを纏め上げ公国から共和国に国名を変更し列強国の影響で誕生したアルバニア公国を一新した。彼の一連の行動によりアルバニアは安定を見せ始めた。アルバニア人はゾグを支持していき、遂に彼は自らをゾグ1世とするアルバニア王国の建国を宣言した（1928年）。国王に即位後は近代化に着手し、民法や刑法などを導入していったが、その過程で政治・経済その他あらゆる方面でイタリア王国への依存度が高くなってしまった。その結果、1939年第二次世界大戦直前の最中にイタリア王国軍の襲撃を受けてしまう。しかし、アルバニア人はこれを歓迎し抵抗らしい抵抗はないままゾグ1世は隣国のビザンツ・ギリシア帝国に亡命する事となる。アルバニア王国はイタリア王国との同君連合となり国王にはイタリア国王が即位した。
しかし、1943年にイタリア王国が降伏するとナチス・ドイツによってアルバニアは占領された。ドイツ占領下のアルバニアでは様々な抵抗運動が発生したが1944年、突如としてビザンツ・ギリシア帝国が侵攻を開始した。中立を宣言し、今まで沈黙を貫いていたビザンツ・ギリシア帝国はドイツが弱体化しこちらにまで手が回らないと判断してアルバニアの併合を行ったのである。結果、アルバニアの多数の抵抗勢力ごとドイツ軍を駆逐したビザンツ・ギリシア帝国は単独でドイツと講和し、アルバニアを正式に領有した。更にビザンツ・ギリシア帝国は自国内に亡命してきたゾグ1世を捕らえており彼にアルバニアの併合を受諾させ公式文書を作成し自国の行動の正統性を主張した。ゾグ1世はその2年後に病死し遺書として「ビザンツ・ギリシア帝国にアルバニアを任せる」と書かれていた事もありアルバニアは完全にビザンツ・ギリシア帝国の支配下に入り、32年というアルバニア人が国家を持った短い歴史に幕を下ろした。

現在のアルバニア地域と同じ領土である。
国内のティラナはアテネやテッサロニキに次ぐ主要都市の一つでありビザンツ・ギリシア帝国を支えている。

共和国時代以外は君主制国家であったためにスカンデルベク2世とゾグ1世による統治が行われていた。

貧弱ながら軍隊を持っていた。

現在、アルバニア人は民族性を失いつつある。というのもビザンツ・ギリシア帝国は同化政策を実施しておりアルバニアの文化、歴史、言語を禁止している。アルバニア人は公的な場でアルバニア語を喋る事は禁止されており、もし喋っているのを見つかれば厳しい罰則が受ける事となっている。学校機関も専用の物が用意されており、そこではギリシア語やラテン語での会話しか許可されておらず習う歴史もギリシアの物ばかりである。更にトルコ人へのヘイトも蓄積させられており学校内ではトルコ人狩りと呼ばれる遊びが主流となっている程である。