第2.65世界線　【架空国家を作ろう】

ビザンツ・ギリシア帝国の国営映画会社。戦争やSF映画を中心に作成している。設立当初はビザンツ・ギリシア帝国のプロパガンダ映画のみを作成していたが1991年公開の「ゾンビ・アース」を皮切りに他ジャンルの作品も作るようになる。

ビザンツ・ギリシア帝国では国内を一致団結させるためにプロパガンダの作成を考えていた。更に1946年に起こったビザンツ＝オスマン戦争において最重要目標だったビザンティンの確保に失敗したことにより、国内で不満が高まっていた。そこで当時の皇帝であるギリシア2世?の弟アントニウス?を社長とする映画会社を起業した。国家予算すら投入されて作られた作品はほとんどがプロパガンダの為にオスマン帝国が度々登場し、時には一般人に負ける程脆弱で愚かなムスリムとして描かれていた。特に初期の頃はアントニウスのオスマン嫌いもあり過激な描写が多かった。

題名	製作年	監督	種類	概要
ビザンツ帝国〜300年の時を得た復興〜	1952年		プロパガンダ、戦争	オリンピア・フィルム・カンパニー最初の映画。オスマン帝国からギリシアが独立を果たすまでを描いた作品
ギリシア〜我が祖国の大地〜	1953年		プロパガンダ、歴史	ギリシア人の入植から始まり、古代ローマによる繁栄の様子を描かれている。最後はオスマン帝国による破壊と虐殺で締めくくられており典型的なオスマン帝国を悪として描かれた作品となっている。
我が祖国たちの戦争	1955年		プロパガンダ、戦争	紀元前に起きたペルシア戦争をアテネ視点で描かれた作品。あくまでアテネ他ギリシアの都市国家を主人公として描かれている為ペルシア帝国軍は弱く、醜く描かれている
瀕死の病人	1955年		プロパガンダ	オスマン帝国とビザンツ・ギリシア帝国の架空の戦争を熱かった最初のIF映画。内容はクレタ島に宣戦布告なしに攻め込んできたオスマン帝国の攻撃をクレタ島の住人たちが一致団結し撃退し、右往左往するオスマン帝国海軍をビザンツ・ギリシア帝国海軍が殲滅するという内容。オスマン帝国軍はクレタ島の一般人に負ける程脆弱で描かれる等オスマン帝国憎しを全面的に出した作品でもある
我らが皇帝	1956年		歴史	東ローマ帝国時代の皇帝たちを紹介する映画で自分たちの祖先を率いた皇帝たちの偉業をたたえるための物である
ギリシアの夜明け	1956年		プロパガンダ	ビザンツ＝オスマン戦争を描いた作品。しかし、オスマン側から宣戦布告なしの侵攻を受けるがそれを撃退。ビザンティンを完全に奪回するも卑劣にも皇族を攫い脅迫する事で撤退させる、といった事実とは違う描写が多い。それゆえに、全体的にオスマンが悪でビザンツ・ギリシア帝国が正義であると取られるような内容となっている
ゾンビ・アース	1990		SF、ゾンビ	ロンドニウム・フィルム・カンパニーでは初のプロパガンダ以外の映画。これは1985年にアントニウスが死に、社長が変わった事が原因であり当時の社長は辞職覚悟でこの映画を作ったという。とは言えプロパガンダ以外を認めないという規則があった訳ではないのでこの映画が問題にされる事は無く、むしろ国内では人気を博した。これ以降オリンピア・フィルム・カンパニーではプロパガンダ映画の製作が行われるようになっていった
アナザー・ヒストリー	1990年		歴史	ビザンツ・ギリシア帝国がビザンツ帝国の後継国家を名乗らずにイギリス、フランスの影響を受けて民主主義国家となっていた場合のIF作品。この作品ではオスマン帝国との関係を修復、第一次世界大戦ではオスマン帝国との関係から中立を貫き、オスマン帝国の崩壊を介入することで阻止。イスラム教とギリシア正教会が和解をして共存の道を歩んでいくという話になっている。オリンピア・フィルム・カンパニーにとって一種の挑戦的な内容だった
高度一万	1993年		SF、戦争	爆撃機のパイロットの話。彼が上空から感じた事や日常などを淡々と描いた作品となっている
1814〜フィリキ・エテリア〜	1996年		プロパガンダ、歴史、戦争	約2年と全予算をかけて作り上げた集大成の映画。フィリキ・エテリア（友の会）が独立の為に結成前から動き出し、独立戦争で勝利する過程を描いた映画。豪華俳優陣を起用し、歴史的調査を徹底した形で作られた為、最も真実に近い作品となった。国内では大絶賛されオリンピア・フィルム・カンパニー最高の売り上げを達成した。現在もこれを超える作品は無く20年以上前の作品にも関わらず今でも人気が高い。そのため、2019年よりドラマとして再構成がされ、新たなシーンを大幅に追加され放送された。視聴率は常に15％をキープし最大視聴率は40％を超える程の人気ドラマとなった
エーゲ戦記	2001年		アニメーション	エーゲ地方と言うエーゲ海の名前を持った架空の地域を取り合う2つの大国と10の中小国。それらを見守る1つの超大国をそれぞれの国の兵士の視点で描かれたアニメーション映画。興行収入はそこまでではないがオリンピア・フィルム・カンパニーのみならずギリシアで初のアニメーション映画でありこれ以降アニメーション映画がブームとなり国内で作成されるまで国民の間で外国のアニメーション映画を見ることが増えるなど今後のビザンツ・ギリシア帝国でアニメーション映画を普及させるきっかけとなった
ナクソス〜エーゲ海の戦い〜	2021年		戦争	瀕死の病人と同じように架空の話でありエーゲ海にあるナクソス島をトルコ人テロ組織が占領するところから始まり、最後は激しい銃撃戦の末に全員が死ぬまでが描かれている。島に住む住人を人質にして自らを正統なるローマ帝国の後継者と称してビザンツ・ギリシア帝国に宣戦布告したり、本来は異教徒のはずのムスリムを名乗りつつもいくつもの禁忌を犯している様子が報道されるなどお家芸とも言えるトルコアンチ映画となっている。しかし、銃撃戦や戦術に関しては評論家すらうならせる素晴らしい出来栄えとなっている。更にはゲストとして皇帝ユスティニアヌス2世（放送時には既に退位していた）や皇太子ギリシア3世（放送時には皇帝）を始め豪華な人物が参加している。更には陸海空軍の協力が行われそれぞれが張り合って出演していた。特に海軍がゼウス級原子力航空母艦を実際に動かすなど行きすぎとも取れる行動が目立ったがそれだけの事をした甲斐があるほど、高評価を受けた