第2.65世界線　【架空国家を作ろう】

中華人民共和国は地理的条件から古くより陸軍偏重型の国であった。しかし、国内における石油資源の重要性が高まり、海上交易網も重要性が増したことで海軍の整備も必要であると考えられるようになり、1990年代以降は大規模な海軍の編成が必要であると主張されるようになった。これに合わせて中華人民解放軍海軍にも多くの予算が割り当てられるようになり、中華人民解放軍海軍は遠征能力の中核となる空母の保有を目指して軍拡を進めることとなった。

1994年までは主に防空艦などの開発に専念していた中華人民解放軍海軍であったが、1995年よりスクラップとして購入したヴァリャーグの建造を開始し、2001年に遼寧に名前を変えて就役、2008年には改良型である山東が就役し、2013年に原子炉を搭載した本格的な正規空母である広東が就役した。2019年には最新鋭空母である004型航空母艦?北京が就役し、運用されている。

従来は「接近阻止・領域拒否」と呼ばれる消極的なドクトリンを採用していたが、近年の海軍力の強化に伴い、これをさらに拡大した「介入阻止・地域拒否」と呼ばれるドクトリンを展開している。これは中国近海を対象としていた全ドクトリンと比較すると、アジア・太平洋地域全体を対象としていることに大きな違いがある。このドクトリンは敵の攻撃を海上または島嶼で阻止するとし、アジア全体での安全保障を最終目標としている。
これに加えて、中華人民解放軍海軍は海上交易網の維持を重要視しており、洋上における大規模な航空戦力の展開を求めていた。
また、核戦力の整備の観点から、黄海の聖海化も重要視された。
これらの要素から、中華人民解放軍の海軍整備は以下の特徴を持つ。

• 航空母艦を中心とした遠洋艦隊戦力の整備
• 島嶼戦に対応するための遠征打撃戦力の整備
• 聖海と領域内海上安全保障の維持に必要な沿岸戦力の整備

これらの整備は順調に進んでおり、現在は004型航空母艦?や1000型火力支援大型巡洋艦が就役している。

• 001型航空母艦?
• 002型航空母艦?
• 003型航空母艦?
• 004型航空母艦?

• 1000型火力支援大型巡洋艦
• 1001型火力支援大型巡洋艦?
• 1002型防空支援大型巡洋艦

• 100型巡洋艦?

• 058型駆逐艦?
• 055型駆逐艦
• 052型駆逐艦?

• 057型フリゲート?

• 056型コルベット?

• 096型原子力潜水艦?
• 096A型原子力潜水艦?
• 095型原子力潜水艦?