キクラデス諸島
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suzuki_hayate 2022年03月22日(火) 19:09:34履歴
キクラデス諸島 | |
|---|---|
 | |
| 基本情報 | |
| 国 | ビザンツ・ギリシア帝国 |
| 地方 | 南エーゲ地方 |
| 面積 | 2,572k�� |
| 総人口 | 125,000人（12万5000人） |
| 隣接都市 | |
| 市長 | |
概要 
ビザンツ・ギリシア帝国がエーゲ海に持つ220の諸島（うち39の島に人が住んでいる）。キクラデス諸島の由来はギリシア語のキクロス（輪）を意味している。その名の通りエーゲ海の真ん中に輪を描くように一塊になっている。その中心地はディロス島でエーゲ海の宗教、商業の中心地として栄え、紀元前7世紀にはペルシアとの戦いに備えて結成されたディロス同盟の本部がおかれた所である。
歴史
キクラデス文明
紀元前3200年〜紀元前2000年にかけて、エーゲ海から東地中海にかけて繁栄した文明で、新石器文化が存在したと言われていて多くの彫刻などが出土している。人間の裸身をかたどったシンプルな大理石像は、のちにピカソやヘンリー・ムーアなどにも影響を与えたという。
立法
条例
行政
産業
文化
キクラデス文明を始め、古代ギリシア文明の影響も受けた為様々な遺跡が残っている。
交通
諸島であるため、フェリーなどによる海上交通が主な交通手段となっている。島には車が走っている事もあるが、バスなどが走っている島はそれほどない。
ミコノス島
この島には空港があるが、市内からは離れておりホテルからの迎えがない限り、空港から市内までの移動はとても不便な状態となっている。ローカルバスは空港まで来ていないのでタクシーを使うしかない。観光客にとって人気の島であると同時に不便な島となっている。
上記の通り、島内の交通機関はそれほど発達していない。ミコノス・タウン内であれば徒歩で回る事が出来るがビーチに向かうには徒歩では難しい。そのため、バスかタクシーを利用するしかないが時間に拘束されたくない者はバイクやバギーを借りる事になる。しかし、7、8月にはフェリーで車ごと訪れる人が多いため交通渋滞が起こりやすく注意が必要となっている。
上記の通り、島内の交通機関はそれほど発達していない。ミコノス・タウン内であれば徒歩で回る事が出来るがビーチに向かうには徒歩では難しい。そのため、バスかタクシーを利用するしかないが時間に拘束されたくない者はバイクやバギーを借りる事になる。しかし、7、8月にはフェリーで車ごと訪れる人が多いため交通渋滞が起こりやすく注意が必要となっている。
サントリーニ島
サントリーニの空港は、カマリ・ビーチの北約3�劼僚蠅飽銘屬垢襦６�港からバスが出ているが、冬は本数が少なくなっている。
港は二つあり一つはフィラにあるオールド・ポートだがこちらは火山への観光ツアーなどでしか寄港する船はいない。クレタ島などからはその南にあるアティニオス港に寄港する。
港は二つあり一つはフィラにあるオールド・ポートだがこちらは火山への観光ツアーなどでしか寄港する船はいない。クレタ島などからはその南にあるアティニオス港に寄港する。
パロス島
パロス島は交通機関が充実している。街やビーチを往復するバスは頻繁に通っており、利便性が高い。空港や港への接続も用意であり、訪れる人が自由に動ける島である。また、タクシーはレートが決まっているため、ぼったくられるような事はないため安心して乗車が出来る。
経済
各島
ミコノス島
ミコノス島はアテネの南東約155�劼飽銘屬垢襦▲─璽桶い療腓梁緻昌譴噺世┐訥�人気の島。ここには古代の遺跡こそないが古き良きギリシアの風習と、真っ青な空、粉ひき風車、そして真っ白な壁の家々がロマンティックに旅人たちを受け入れてくれる。白い眼色が広がるミコノス・タウンには洒落たカフェやバー、可愛らしいショップなどが立ち並んでいる。
観光地であるこの島は1年を通してここに住んでいる人は少ない。夏の間だけホテルや店を開けに来る人だけが多いからであり、夏の夜にはミコノス・タウンは多くの人でにぎわい、明け方の3時頃まで音楽が鳴り響く。
一方で、10月〜4月のローシーズンは、静かないなかの小さな島へと変貌する。店は半分以上が閉まってしまうが、とにかく静かな時を過ごす事が出来る。ミコノス島には400もの教会があると言われており、ども教会の鐘にも美しい音色を響かせる鐘がある。ディロス島に向かう船が出る桟橋の近くには小さなセント・ニコラス教会が建っており、ディロス島からやって来た人を出迎えたり、逆に向かう人の目印となっている。
そして、この島を語るにはかかせないのがヌーディスト・ビーチとゲイの存在である。ヌーディスト・ビーチと言っても全員が裸でいる訳ではなく、気持ちが良ければそうしても良いと言うだけで思い思いの恰好で肌を焼いている。そして、ゲイのカップルはここに集まる人たちはとにかくおしゃれで品が良い人が多い。島全体が洗練された雰囲気には彼らの影響があるとも言える。
人気の観光地だけあって島内にはホテルが多い。しかし、それらはローシーズンには大半が閉まってしている。更にシーズン前に予約していないとすぐに埋まってしまう程人が多く詰めかける。
観光地であるこの島は1年を通してここに住んでいる人は少ない。夏の間だけホテルや店を開けに来る人だけが多いからであり、夏の夜にはミコノス・タウンは多くの人でにぎわい、明け方の3時頃まで音楽が鳴り響く。
一方で、10月〜4月のローシーズンは、静かないなかの小さな島へと変貌する。店は半分以上が閉まってしまうが、とにかく静かな時を過ごす事が出来る。ミコノス島には400もの教会があると言われており、ども教会の鐘にも美しい音色を響かせる鐘がある。ディロス島に向かう船が出る桟橋の近くには小さなセント・ニコラス教会が建っており、ディロス島からやって来た人を出迎えたり、逆に向かう人の目印となっている。
そして、この島を語るにはかかせないのがヌーディスト・ビーチとゲイの存在である。ヌーディスト・ビーチと言っても全員が裸でいる訳ではなく、気持ちが良ければそうしても良いと言うだけで思い思いの恰好で肌を焼いている。そして、ゲイのカップルはここに集まる人たちはとにかくおしゃれで品が良い人が多い。島全体が洗練された雰囲気には彼らの影響があるとも言える。
人気の観光地だけあって島内にはホテルが多い。しかし、それらはローシーズンには大半が閉まってしている。更にシーズン前に予約していないとすぐに埋まってしまう程人が多く詰めかける。
島のアイドル
ミコノス島にはアイドルと呼べるものがある。それはペリカンのペトロスで1代目と2代目は死んでしまったが、現在は若い5羽のペリカンたちがミコノスの人々に可愛がられている。タウン内のタベルナで時折お腹を空かせたペトロス達に出会う事もある。彼らはお店の人が魚をくれるまで入り口に陣取って、誰も入れないようにしたりするなどいたずら者としての一面も見せる。
リトルヴェニスと6つの風車
パラポルティアニ教会と呼ばれる絵ハガキによく描かれる教会の近くにはリトルヴェニスと呼ばれる一帯が広がっている。道の周りや港に面して、おしゃれなバーやカフェが沢山並んでいるが夜には一層賑わう。
更にリトルヴェニスの近くにあるアノ・ミリ地区には6つの風車が並んでいる。ミコノス島には風車が沢山ありその中で最も有名なものである。かつては小麦を挽くために使われていたが、今ではミコノス島のシンボルとして定着しつつある。
考古学博物館
フェリーが着く港からミコノス・タウンの中心に向かってすぐの所にあるこの博物館はアテネの考古学博物館に比べれば地味だが、ディロス島やパロス島、ナクソス島から出土された土器や装飾品、ブロンズの器など、キクラデスの歴史を知るうえで重要な物ばかりが展示されている。
民族博物館
パラポルティアニ教会の近くに建つ小さな博物館は18世紀に建てられた家屋内に19世紀の人たちが生活していた環境を再現した博物館となっている。昔から伝わる手工芸品などのコレクションが見ものとなっている。
ディロス島
ディロス島は太陽の神アポロンとその双子で月の女神アルテミスの誕生の地として知られており、古代から信仰も盛んであった。ミコノス・タウンの南西約4�卍�の所にある小さな島で、宿泊施設などは一切なく、島全体がユネスコの世界遺産に登録されている。ディロスとはギリシア語で「明るい、輝いた」という意味。古代からエーゲ海の拠点としての役割を果たしてきたこの島はその名に相応しいダイヤの如き重要拠点であった。
キクラデス諸島において中心に位置するこの島はその立地ゆえにエーゲ海の島々を管制しやすい地理的条件から、古くから強国に目を付けられ、後にアテネがエーゲ海の制海権を保持するための拠点ともされた。
古代信仰の聖地でもあったが、紀元前1世紀に小アジアの国に攻め込まれ、島民1万人が虐殺されてしまった。それ以降1873年にギリシア人調査団の手で発掘が始められるまで、歴史の舞台から忘れ去られていた。現在でも発掘は続けられており、見つかった遺跡群も含め島全体がユネスコ世界遺産に登録されている。
それゆえにこの島に住んでいる人はおらず、通常はミコノス島から日帰りで訪れる事になる。
キクラデス諸島において中心に位置するこの島はその立地ゆえにエーゲ海の島々を管制しやすい地理的条件から、古くから強国に目を付けられ、後にアテネがエーゲ海の制海権を保持するための拠点ともされた。
古代信仰の聖地でもあったが、紀元前1世紀に小アジアの国に攻め込まれ、島民1万人が虐殺されてしまった。それ以降1873年にギリシア人調査団の手で発掘が始められるまで、歴史の舞台から忘れ去られていた。現在でも発掘は続けられており、見つかった遺跡群も含め島全体がユネスコ世界遺産に登録されている。
それゆえにこの島に住んでいる人はおらず、通常はミコノス島から日帰りで訪れる事になる。
アポロン神殿とライオン像
ペルシャ戦争で勝利を収めたアテネ率いるポリス連合軍は戦後、アケメネス朝ペルシアの次なる攻撃に備える為にアテネを中心としたディロス同盟（ペロポネソス半島ではスパルタを中心とするペロポネソス同盟が存在した）を結成し、名前の通りこの島に本部が置かれた。この島の主であった太陽神アポロンを祀るアポロン神殿は同盟結成と共に建築が始められたが、完成したのは紀元前3世紀になっての事。ディロス同盟の金庫も置かれていた事から経済的な潤いがあったが、この金庫がアテネへ移されるとアポロン神殿の建設は一時中断されてしまった。現在は一部の土台が残っているのみとなっている。余談ではあるがこの時の資金を流用することでアクロポリスの再建とパルテノン神殿を管制させている。
アポロン神殿の北には有名なディロスのライオン像が海側から聖域を守るように7頭並んでいるが、これはレプリカである。本物は現在、保護の為にディロス博物館に展示されている。紀元前7世紀のナクソス人からの奉納品で、当初は8〜9頭はあったとされるが盗難などに遭い現在は5頭のみが残っている。
聖なる湖
ライオン像から通りを挟んだ北奥には聖なる湖がある。ギリシア神話で、女神レトがお産に使ったと言われている場所で、その時産まれたのが太陽神アポロンと月の女神アルテミスの双子だった。現在は水は無く（1924年にマラリア蚊が発生したため埋められた）、神話にちなんだ棕櫚の木が一本だけ立っている。
また、ディロス島は国際商業都市としても栄え、イタリアやシリア、エジプトなどから裕福な商人たちがこの島に移住してきた。聖なる湖の南側には、紀元前2世紀ごろに在住イタリア人たちが店を出していたイタリア人のアゴラ、南東にあるキントス山の近くにはシリア人の神殿やエジプト人によって建てられた3つのセラピオン神殿があり、異国の信仰も受け入れてきた国際色豊かな世界を見せている。
また、ディロス島は国際商業都市としても栄え、イタリアやシリア、エジプトなどから裕福な商人たちがこの島に移住してきた。聖なる湖の南側には、紀元前2世紀ごろに在住イタリア人たちが店を出していたイタリア人のアゴラ、南東にあるキントス山の近くにはシリア人の神殿やエジプト人によって建てられた3つのセラピオン神殿があり、異国の信仰も受け入れてきた国際色豊かな世界を見せている。
キントス山
キントス山の山頂にはゼウスの聖域がある。ここから望む、エーゲ海をバックにしたディロス遺跡と近隣の眺めが絶景となっており、この山を登る者達の目的の一つとなっている。
この山と港の間には期限4世紀〜紀元前3世紀に建てられた古代劇場跡があり、劇場と港の間には古代人の住宅地が並んでおり、ディオソニスの家とクレオパトラの家は、古代の富豪たちの邸宅であった。そのどちらも素晴らしいモザイクが現存している。
ディロス島で産まれたアポロンとアルテミス
レトより生まれる子供は、どの神より美と才能に秀でているだろうと予言されていた。その為、ゼウスの浮気でレトが妊娠したことを知ったヘラは激しく嫉妬して、彼女に出産する場所を与えてはならないとの命令を下した。レトは出産間近まで、出産出来る土地を求めてさまよわなくてはならなくなってしまった。
更には、レトの子により命を奪われるという予言を受けたデルフィの神託所の番人であった大蛇ピュトーンが、レトを地の果てまで追い回した。それだけではなくヘラの命令により、巨人ティテュオスが彼女を殺害しようと襲うがゼウスのライデンでその危機を免れることが出来た。
苦しむレトを見て、ゼウスはエーゲ海を漂っていた浮島ディロス島を会場に引き上げて固定し、出産の地を作り上げた。更に海の神ポセイドンも協力し、ヘラに見つからないように波をたてて島を覆った。
レトは棕櫚の樹に持たれて太陽の神アポロンと月の女神アルテミスを産んだ。現在の聖なる湖がその場所で、湖の中央にある棕櫚の樹は、この神話にちなんで植えられた。
因みに、予言通りにピュトーンは殺された。その後は大蛇に代わってアポロンが神託を行うようになった。
更には、レトの子により命を奪われるという予言を受けたデルフィの神託所の番人であった大蛇ピュトーンが、レトを地の果てまで追い回した。それだけではなくヘラの命令により、巨人ティテュオスが彼女を殺害しようと襲うがゼウスのライデンでその危機を免れることが出来た。
苦しむレトを見て、ゼウスはエーゲ海を漂っていた浮島ディロス島を会場に引き上げて固定し、出産の地を作り上げた。更に海の神ポセイドンも協力し、ヘラに見つからないように波をたてて島を覆った。
レトは棕櫚の樹に持たれて太陽の神アポロンと月の女神アルテミスを産んだ。現在の聖なる湖がその場所で、湖の中央にある棕櫚の樹は、この神話にちなんで植えられた。
因みに、予言通りにピュトーンは殺された。その後は大蛇に代わってアポロンが神託を行うようになった。
サントリーニ島
この島の景観は、エーゲ海の他の島々に比べて随分と印象が違う。船で到着した人々は、まず赤茶けた断崖が壁のように立ちふさがる島の姿に驚かされるという。そして、断崖の天辺には雪が積もっているかのように、びっしりと立ち並ぶ真っ白な家々が並ぶ。この島にはそれだけではなく夕日が有名なイアの町や古代ティラなどの遺跡た博物館、そしてビーチにワイナリーと見どころが詰まっている。
サントリーニと言う名前は国外の人々の通称であるあり、正式名称はティラである。キクラデス諸島最南端にある火山島で、今のような三日月形の島になるまでには、何回もカザンの爆発があったとされている。特に、紀元前1500年頃に興った史上最大とも言われている噴火で島の中心部が沈み、現在の形となったとされている。
この島に文明がもたらされたのは、紀元前3000年頃。クレタ島より移り住んできたクレタ（ミノア）人達によってとされている。彼らが運んできたクレタ文明は、この地でキクラデス文明として発展していったが、大噴火によって一瞬にして歴史の舞台から姿を消した。この島に残るアクロティリ遺跡は、噴火以前に栄えたとされる場所で、貴重な文化遺産となっている。そんな謎に包まれた歴史から、ここが幻のアトランティス大陸だったとも噂されている。
最近では、1956年に大噴火が起こり、フィラやイアの町の大部分が崩壊した。現在の町並みはそれ以後に出来たものがほとんどである。
新先史期博物館
新石器時代から後期キクラデス文明に渡るサントリーニ島各地で発掘された化石や石器。及びアクロティリ遺跡からの出土品を展示している。特にアクロティリ遺跡の展示品は充実しており当時の模型などから精密な建築構造が分かるようになっている。アクロティリ遺跡を訪れる人が発掘品を見るために必ずと言っていい程訪れる場所となっている。
メガロン・ギジ博物館
建物自体が17世紀の物が使われている。16世紀後半〜19世紀前半のキクラデス諸島の地図や当時の衣服、絵画などが展示されている。また、1930年代〜1950年代後半に及ぶ写真のコレクションがあり、当時のサントリーニ島の様子や風景を見ることが出来る。
イア
島の北端に位置する小さな町。崖には白い壁に蒼い屋根の教会や民家が段々に建っていて、メルヘンチックな雰囲気を醸し出している。イアのバスステーションにはイアのホテルマップがあり、初めて訪れた人が迷わないように配慮がされている。
アクロティリ遺跡
フィラから南西へ約10�辧▲侫�ラから出ているアクロティリ行きのバスの終点にあたる。紀元前1500年頃の大噴火によって突如歴史の舞台から消えたアクロティリは、深い火山灰に覆われていた事が助けとなり、エーゲ海周辺で見つかっている先史時代の遺跡の中でも、一番保存状態のよいものとされている。当時の建物は2階建てや3階建てまであり、かなり高度な文明であったことが分かっている。発掘されたものの多くはフィラの新先史期博物館に展示されている。
古代ティラ
紀元前9世紀頃からビザンツ帝国時代まで、1000以上の渡って栄えた町の遺跡。カマリ・ビーチとペリッサ・ビーチの間にそびえるサントリーニの最高峰の頂上にある。遺跡はほぼ土台しか残っていないが、ここからの出土品の多くはフィラの考古学博物館で見ることが出来る。この遺跡からの景色は素晴らしく、カマリ・ビーチやその先まで見渡す事が出来る為、この景色の為に訪れる人も少なくない。
レッド・ビーチ
大きな赤い岩肌の崖に囲まれたビーチで、隠れ家的雰囲気となっている。駐車場から丘を登っていくと現れるその光景に圧倒される人が多いという。波が穏やかなので泳ぐには最適な場所だが屋台が1、2軒あるのみで食事処は多くはない。
ワイン博物館
サントリーニ島で17世紀から続くワイナリー、ヴォルカン・ワインが運営するワイン博物館。地下約6m、全長300mに及ぶ醸造所跡を利用して、同社の歩んだ歴史とサントリーニ島に伝わるワイン製造法の返還を、絞り機や樽、ブドウ摘みに使ったかごと言った道具類と共に展示されており、ワイナリーの歩んだ近代化の歴史が見て取れる。季節ごとの労働の様子も、味のある人形で再現されている。サントリーニ島二しかないアシリティコと言うブドウから作られる白ワイン、3種類のブドウをブレンド、オーク樽で1年寝かせた赤ワイン、そして甘いデザートワインなどのテイスティングが楽しめる。
サントリーニ島の火山性の土壌は、良質なブドウを育てている。さらにエジプトとクレタ島の中間に位置するという立地条件から、ワイン製造が栄え広く流通した。
サントリーニ島の火山性の土壌は、良質なブドウを育てている。さらにエジプトとクレタ島の中間に位置するという立地条件から、ワイン製造が栄え広く流通した。
パロス島
古代から重要な宗教の中心地で、ソロモン王の宮殿を立てるために良質の大理石を提供した事でも知られている。しかし、現在のパロス島と言えば、ミコノス島、サントリーニ島、イオス島の並ぶ夏のリゾート、ナイトスポットとして人気の島である。街、ビーチともに小ぢんまりとしていて、穴場的スポットとも言える。そのため、ゆったりとした時間を過ごしたい人や、ミコノスの喧騒に疲れてしまった人なども流れてくる。
パナギア・エカトンタピリアニ
ギリシアで最も古い教会の一つで、その起源は4世紀前半にさかのぼる。ビザンツ帝国のコンスタンティヌス帝の母ヘレナが聖地に向かう途中に立ち寄り、聖母マリアに捧げるために建てたと言われている。エカトンタピリアニとは「百の門」の意味を持つ。教会には99の扉と窓があり、100番目の扉が見つかった時、ビザンティンが再びギリシアへ戻って来るという言い伝えが残っている。協会は何度も地震にとって崩壊し、その都度修復を繰り返して現在の形になった、また、この教会は聖母被昇天ぼ祭りでも有名となっている。敷地内にはイコンなどを展示したビザンティン博物館がある。
考古学博物館
先史時代からローマ時代に至る、パロス島からの出土品を展示している。紀元前7世紀には、地元産の大理石を用いた彫刻が盛んにつくられていて学校まで開かれたという。数々の彫刻の中でも、特に素晴らしいと言われているのがゴルゴン像で、ギリシア神話に登場する。その目を見た者は石へと変えられてしまうという、髪の毛がヘビのゴルゴン（メデューサ）をモデルとした作品である。他には美術史上重要な出来事を記した「パロスの年代記」と呼ばれる大理石の石板も人気である。
フランクの砦
ヴェネツィア人によって1260年に建設された。この場所にはもともと紀元前530年頃に建てられた神殿跡があったとされているが、その土台だを用いて砦を建設。神殿や住居などの建物の一部が残っていて、石柱を用いた大きな壁や複雑な石組みを見ることが出来る。また、港を望む高台があるためここからの眺めを見るために訪れる人は少なくない。
ナクソス島
キクラデス諸島の中で、一番大きな島で豊かな大地に恵まれている。パロス島と同様に、良質な大理石の産地としても知られている。ゼウスの子で、酒の神様として知られているディオソニスが生まれたところでもあり、この地で取れたブドウから造るワインは傷ついた心を癒す効果があるとさえ伝えられてきた。また、英雄テセウスに置き去りにされたクレタのミノス王の娘アリアドネの島としても有名である。
ナクソス島はパロス島同様、観光客に人気のミコノス〜サントリーニ間の船の乗り継ぎ地点でもある。ナクソス・タウンはヴェネツィア時代の面影をかすかに残しながら、昔ながらのキクラデス諸島の風景が広がっている。港に入り、右側に見えてくる城壁は13世紀前半に築かれたヴェネツィア要塞で、敷地内には考古学博物館やローマ・カトリック教会などがある。港の北側には未完成のまま今日に伝わるアポロ神殿があり、その入り口にはポータラと呼ばれる大きな門が建っている。
ナクソス島はパロス島同様、観光客に人気のミコノス〜サントリーニ間の船の乗り継ぎ地点でもある。ナクソス・タウンはヴェネツィア時代の面影をかすかに残しながら、昔ながらのキクラデス諸島の風景が広がっている。港に入り、右側に見えてくる城壁は13世紀前半に築かれたヴェネツィア要塞で、敷地内には考古学博物館やローマ・カトリック教会などがある。港の北側には未完成のまま今日に伝わるアポロ神殿があり、その入り口にはポータラと呼ばれる大きな門が建っている。
演劇と酒の神ディオソニス
浮気性のゼウスは、神々だけではなく人間の娘にも恋をした。その内の一人であるセメレだがその存在に気付いたヘラは嫉妬心を燃やし、彼女にゼウスが本当の神かどうかを疑う心を植え付けた。その時、ゼウスは「何でも言う事を聞いてやる」と言ってしまった後であり、セメレは「本当の姿を見せてほしい」と言った。断る事が出来ないゼウスは仕方なく本来の姿である雷になった為セメレは雷に打たれて焼け死んでしまった。
その時には彼女は妊娠をしており、ゼウスは急いで彼女の腹の中から胎児を救い、ヘラの目を欺くために太腿の中に縫い込み、月が満ちるまで待った。そうして産まれたのがディオソニスで一度は母の胎内から、二度目は父の体内から生まれたので、「二度産まれる者」と言う意味でディオソニスと呼ばれるようになった。
ゼウスはヘラの追及を逃れるために、ディオソニスをヘルメスに託すと密かにトラキスの山のニンフ（妖精）に届けさせた。彼女達に育てられ成長した彼は、ブドウ栽培とワイン製造を伝えながら諸国を放浪し、ついに母セメレの墓があるテーパイにたどり着いた。
所が、ディオソニスの崇拝者が増すにつれて、王は疎ましく思い始めた。家来を集めて彼を捕らえようとしたが、群衆たちに邪魔をされ捕らえることが出来なかった。そんな中、ディオソニスはナクソス島へと行き、そこで落ち着く事となった。
後に彼の功績と任期は神々に高く評価され、オリンポス12神に加えられるとともに、母セメレは地下より連れ出され神々と住む事となった。
その時には彼女は妊娠をしており、ゼウスは急いで彼女の腹の中から胎児を救い、ヘラの目を欺くために太腿の中に縫い込み、月が満ちるまで待った。そうして産まれたのがディオソニスで一度は母の胎内から、二度目は父の体内から生まれたので、「二度産まれる者」と言う意味でディオソニスと呼ばれるようになった。
ゼウスはヘラの追及を逃れるために、ディオソニスをヘルメスに託すと密かにトラキスの山のニンフ（妖精）に届けさせた。彼女達に育てられ成長した彼は、ブドウ栽培とワイン製造を伝えながら諸国を放浪し、ついに母セメレの墓があるテーパイにたどり着いた。
所が、ディオソニスの崇拝者が増すにつれて、王は疎ましく思い始めた。家来を集めて彼を捕らえようとしたが、群衆たちに邪魔をされ捕らえることが出来なかった。そんな中、ディオソニスはナクソス島へと行き、そこで落ち着く事となった。
後に彼の功績と任期は神々に高く評価され、オリンポス12神に加えられるとともに、母セメレは地下より連れ出され神々と住む事となった。
ミロス島
面積150k�屬両�さな島だが、古代から青銅器文明が栄えた場所でもある。また、パリのルーヴル美術館にある有名な「ミロスのヴィーナス」は、ここで発見された（「ミロのヴィーナス」のミロはもちろんミロス島の事。ヴィーナスはアフロディーテのローマ神話名）。
港から曲がりくねった道を進んでいくと丘の上にある島の中心プラカに着く。ここには教会と二つの博物館、初期キリスト教徒たちのカタコンベ（迫害されていたキリスト教徒たちの地下墓所）やローマ時代の劇場跡もある。「ミロスのヴィーナス」が発見されたのはプラカから歩いてすぐのトリピティと言う村。現在その場所には小さなプレートが立てられている。
ミロスの町から東へ7�劼曚氷圓辰織侫�ラコピでは、初期キクラデス、中期キクラデスにミケーネ人の影響と思われる3つの異なる時代の遺跡を見ることが出来る。
港から曲がりくねった道を進んでいくと丘の上にある島の中心プラカに着く。ここには教会と二つの博物館、初期キリスト教徒たちのカタコンベ（迫害されていたキリスト教徒たちの地下墓所）やローマ時代の劇場跡もある。「ミロスのヴィーナス」が発見されたのはプラカから歩いてすぐのトリピティと言う村。現在その場所には小さなプレートが立てられている。
ミロスの町から東へ7�劼曚氷圓辰織侫�ラコピでは、初期キクラデス、中期キクラデスにミケーネ人の影響と思われる3つの異なる時代の遺跡を見ることが出来る。
ティノス島
ミコノス島の直ぐ北西に位置するこの島はさほど込み合っておらず、他島へも行きやすいので、穴場の島と言われている。
この島には不思議な言い伝えがある。1822年に島の人たちが畑仕事をしていると、そこで光を放つ聖母マリアの姿を見たように感じた。そこで掘ってみると、石の間から聖母マリアのイコン（宗教画）が現れたのだという。この時のイコンが島の中心にあるエヴァンゲリストリア教会に安置されている。3月25日と8月15日にはイコンへの巡礼祭が行われ、聖母マリアのイコンに願いを書けると叶えられるという頃から、祭りの前後1週間は各地から信者たちが集まって来る。
この島には不思議な言い伝えがある。1822年に島の人たちが畑仕事をしていると、そこで光を放つ聖母マリアの姿を見たように感じた。そこで掘ってみると、石の間から聖母マリアのイコン（宗教画）が現れたのだという。この時のイコンが島の中心にあるエヴァンゲリストリア教会に安置されている。3月25日と8月15日にはイコンへの巡礼祭が行われ、聖母マリアのイコンに願いを書けると叶えられるという頃から、祭りの前後1週間は各地から信者たちが集まって来る。
セリフォス島の神話
セリフォス島は木箱に入れられて海を漂っていたダナエとペルセウスが流れ着いた島である。
ある日、「娘の子によって殺される」という神託を受けたアルゴスの王アクリシオスは、娘ダナエを頑丈な塔に閉じ込めてしまう。ところがその美しい少女を見て、ゼウスが黙っているはずがない。黄金の雨に変身すると楽々と塔の中へ入り込み、ダナエがその光景に見入っているうちに交わりを済ませてしまった。そして産まれたのがペルセウスであり、後に名を残す事になった英雄である。
こうして王の怒りに触れた親子は、海へ流されてしまったが、奇跡的にも生きたまま島人に助けられ、やがてペルセウスは立派な若者に成長した。ところがセリフォス島の王がダナエの美しさに黙っておらず、中々王の意に添おうとしない彼女に苛立ちを覚え、ペルセウスの存在が疎ましく思うようになった。
ある日、祝宴に一人だけ手土産を持ってこなかったペルセウスに対して、王は嘲笑する。ペルセウスはついうっかり「それではゴルゴンの首をお持ちしましょう」と言ってしまった。その目を見た者は皆、石に変えられてしまうという恐ろしい怪物ゴルゴン（メデューサ）の話は、小さなころに何度もダナエから聞いていた話である。
ペルセウスはゴルゴン探しの旅へと出た。途方に暮れているとヘルメスが「隠れ帽子」と「空飛ぶ靴」、首を切るための鎌を貸してくれ、遂にゴルゴンの首を切り落とし、王へ差し出す事が出来た。怪物の目を見た王は、瞬く間に死へと姿を変えた。
そして、「孫に殺される」という神託を受けたアクリシオス王はペルセウスにそう言う意志はなかったものの、偶々通りがかりの競技会で円盤投げに参加したところ、その円盤が観客の一人に当たり死んでしまった。その人物こそがアクリシオス王だとされている。
ある日、「娘の子によって殺される」という神託を受けたアルゴスの王アクリシオスは、娘ダナエを頑丈な塔に閉じ込めてしまう。ところがその美しい少女を見て、ゼウスが黙っているはずがない。黄金の雨に変身すると楽々と塔の中へ入り込み、ダナエがその光景に見入っているうちに交わりを済ませてしまった。そして産まれたのがペルセウスであり、後に名を残す事になった英雄である。
こうして王の怒りに触れた親子は、海へ流されてしまったが、奇跡的にも生きたまま島人に助けられ、やがてペルセウスは立派な若者に成長した。ところがセリフォス島の王がダナエの美しさに黙っておらず、中々王の意に添おうとしない彼女に苛立ちを覚え、ペルセウスの存在が疎ましく思うようになった。
ある日、祝宴に一人だけ手土産を持ってこなかったペルセウスに対して、王は嘲笑する。ペルセウスはついうっかり「それではゴルゴンの首をお持ちしましょう」と言ってしまった。その目を見た者は皆、石に変えられてしまうという恐ろしい怪物ゴルゴン（メデューサ）の話は、小さなころに何度もダナエから聞いていた話である。
ペルセウスはゴルゴン探しの旅へと出た。途方に暮れているとヘルメスが「隠れ帽子」と「空飛ぶ靴」、首を切るための鎌を貸してくれ、遂にゴルゴンの首を切り落とし、王へ差し出す事が出来た。怪物の目を見た王は、瞬く間に死へと姿を変えた。
そして、「孫に殺される」という神託を受けたアクリシオス王はペルセウスにそう言う意志はなかったものの、偶々通りがかりの競技会で円盤投げに参加したところ、その円盤が観客の一人に当たり死んでしまった。その人物こそがアクリシオス王だとされている。
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