第2.65世界線　【架空国家を作ろう】

キューバ連邦共和国(キューバれんぽうきょうわこく､英語:Federal Republic of Cuba)､通称キューバ､我が連邦共和国はカリブ地域､中米､北米に位置する連邦共和制国家。首都は名目上ハバナとしている。

米地域における地域大国の立場にいる我が国では､スペイン語､英語､フランス語､日本語を公用語としている。

基本的には構成自治共和国から形成される5つの連合管区と13の州から構成される。首都は連邦直轄地域のハバナに位置し､副都はローマ自治共和国のサンディアゴ･デ･クーパとしている。

我が国は憲法31条によって必要最低限の防衛力のみを有することが認められており、これを達成するため四つの自衛隊を現在運用している。また自衛隊全体の総隊員数は59万9831人であり、その内訳は以下の通りである。

• 陸上自衛隊 30万6000人
• 海上自衛隊 13万3031人
• 航空自衛隊 10万800人
• 戦略自衛隊 6万人

これら各自衛隊はありとあらゆる作戦や戦場に対応するため徹底的な高練度と強い意志が求められており、結果的にそのほとんどが国立の連邦中央大学体育学科もしくは情報学科などを卒業したエリート達である。また連邦中央大学の体育学科や情報学科を修了したとしても必ずしも自衛隊に入ることが出来る訳ではなく、更にそこから厳しい試験や情報部による調査が行われる。
結果自衛隊に志願する人々は年間5万人ほどだがそのうちの10%しか入隊することができない。
またそんな自衛隊に入隊が叶ったとしてもそこで行われる激しい訓練は隊員たちの肉体を精神を様々な方面から徹底的に虐め抜き､一人前の隊員として成長する前に除隊してしまう隊員も少なくない。だがそんな自衛隊だからこそ志願する人々が後を絶たず､結果的に全隊員が圧倒的な練度を獲得するほどとなった。
またそんな圧倒的な練度を確保している自衛隊だが､その能力が最も発揮する場面は防衛戦と報復戦である。2000年にハバナで起きた3.11原子力発電所テロにおいては原子力発電所に立てこもったテロリストを､特殊部隊では無い一般部隊が1人も欠けることなく鎮圧せしめ､ベネズエラに位置していたテロリストの本拠地を見事一人の死者もなく壊滅させたことからもわかるであろう。
基本陸上自衛隊では兵団＞師団＞旅団＞連隊＞大隊＞中隊＞小隊＞分隊で部隊を編成している。このうち分隊については基本8名であるものの作戦によっては2名1組のエレメントと呼ばれるペアを組み作戦に挑む。
このエレメントは他の海上自衛隊や航空自衛隊､戦略自衛隊においても同様で海上自衛隊においては護衛艦隊群＞護衛艦隊＞護衛隊＞戦隊となるが戦隊の基本編成である4隻から2隻ずつのペアにわけエレメントと編成することがよくある。
航空自衛隊では日常的にエレメントという単位を使用し、基本は2機の編隊をエレメントと呼ぶ。

• 第1兵団

• 第2兵団
  • 第3師団
  • 第4師団
  • 第9師団
  • 第13師団
  • 第19師団
• 第3兵団
  • 第7師団
  • 第8師団
  • 第10師団
  • 第11師団
  • 第12師団
• 第4兵団
  • 第14師団
  • 第15師団
  • 第16師団
  • 第20師団
  • 第21師団
• 第5兵団
  • 第22師団
  • 第23師団
  • 第24師団
  • 第25師団
  • 第26師団
• 第29独立師団
• 第30独立師団
• 第18独立師団
• 第28独立師団
• 第27独立師団

第５次連邦共和国憲法を最高法規とし､この下に国会が制定する連邦法が存在するが、この連邦法は基本原則として国家全体の規律に関する部分や自治共和国をまたぐ通商や重犯罪などの事項に限定され、それ以外の法律に関しては全自治共和国13カ国に州法として委ねられている。なお基本原則に反するが安楽死に関連する法律や死刑執行に関する法律など､また妊娠中絶などに関連する生命への干渉行為については州法に委ねられる部分ではないとし連邦法の管轄とされている。

政治体制は基本として全13自治共和国からなる州と1つの連邦直轄地域で構成される連邦共和制国家である。連邦政府は原則として立法､行政､司法の三権分立制を取っているが､憲法第10条第3項に記載されているように、国民投票によって国民の約65%の許可がある場合に限り、この三権を統合し非常時統合統治機関の設立が認められている。また同じく憲法第10条の第2項には原則として三権分立は後述を除き絶対に守られなければならない。またそれを達成するため最大限の努力を持っててっていせよ。と記載がある。このため我が国はどの先進国家よりも三権分立を徹底している。
現在の憲法において、連邦共和国の国家元首は直接選挙によって選出される。任期は原則4年とし､連続2選まで可能。最大でも4選まででありそれ以上は憲法により禁止される。行政府は大統領と首相､各省長官が率いる。首相については原則として立法府たる衆議院（他国における上院）と参議院（他国における下院）が選出する。

立法府は衆議院と参議院から構成される二院制の議会である。衆議院は各州から10議席ずつの計130議席。任期は4年で2年ごとに半数の改選が行われる。参議院は各州20議席の260議席。任期は6年で3年ごとに3分の2が改選するが、衆議院と参議院の大きな違いとして､衆議院では議員に立候補できる、被選挙権年齢が35であるのに対し、参議院では被選挙権年齢は28と比較的若い。これは参議院に求められているのが若き人々の声を届ける役目であるのと衆議院に求められているものが、「清く正しく､誠実に。若き人々の声を理解し正しく協議する。」と言うものであるからだ。衆議院に求められているこれは、1980年に就任した第30代大統領「ロバート･ウィンベル」?が腐敗を極めた連邦衆議院の大改革に乗り出した際のスローガンで､現在ありとあらゆる国内企業のモットーとも言えるものである。
参議院と衆議院は立法府の双璧として君臨し､お互いに監視し合う立場ではあるものの両院の議員の仲が特に悪い訳では無い。

キューバ連邦共和国は修正資本主義､市場経済を採用する工業国でありながら人工島などにおいて大規模農作を行っている農業国であり､2022年現在国内総生産（USドル時価換算の為替レートGDP）で5兆3500億9600万ドルの経済大国である。現在の一人あたりのGDPは為替レートの場合､2022年時点で48万6363ドルで推定世界一位､購買力平価でも推定世界一位と見られており、このような巨大な経済規模から我が連邦共和国は列強のひとつとして認識されている。

1850年以降、モノカルチャー経済を極めていた我が国において大きな転換点を迎えた。国内における様々な資源の発見とアフリカに位置するコンゴ特別連邦区のベルギーからの割譲である。コンゴ特別連邦区において行われた特別経済区制度は諸外国の先進技術を吸収する場として最適で、さらに物価も安かったため各国の大企業や資本家が挙って進出した。この進出による地域全体の発展は地質調査の回数や範囲を大きくし、結果的に銅、コバルト、ダイヤモンド、カドミウム、金、銀、亜鉛、マンガン、スズ、ゲルマニウム、ウラン、ラジウム、ボーキサイト、鉄鉱石、石炭、プラチナ､コルタン､錫石､鉄マンガン重石など多くの資源の鉱脈を発見するに至った。また未発見の鉱脈なども複数存在すると考えられており、これらの発見のための地質調査は未だに続いている。
これら資源を本格的に活用しだしたのは1940年､第二次世界大戦が始まる前の年のことである。我が連邦共和国はこれら資源を元手に一気に国内の重工業化を促進。また並行して食料自給率の向上なども行われ、これらを総じて4ヵ年計画と呼ぶ。また開戦後は日系人の差別が加速し、日系人の受け皿となることでさらなる需要の増大や労働力の増大によって、生産効率は大きく跳ね上がった。またヨーロッパのイギリスなどに向けて戦時物資の提供も行うようになり､結果的には戦時特需が発生した。この戦時特需は国民の所得を増やし､製品の質を上げ､我が国における最大の好景気をもたらした。がこれらの発展は一部企業の独走状態を招いた。1948年になると我が国において倒産件数が中小企業合わせて800件を超える事態となり、対策が急がれた。その結果として我が国において物価統制令や外貨準備に伴う割当制を経済産業省と財務省が主導する護送船団方式により、わずか10年ほどで経済は復活を迎えた。またここから終わりの見えない経済成長が続くこととなる。
1969年GNP（国民総生産）ベースでアメリカや日本国に次いで世界3位の規模の資本主義国となった。基本的に人口が少なく､労働人口も若い人々が多い我が国において他の資本主義諸国と失業率を比較した際には日本国より失業率が低く､日本と同じく「最も成長した社会主義国のひとつ」と呼ばれるようになった。

世界的にも高水準の技術を有する。ガスタービンエンジンの特許の出願数は、世界第1位で､原子力発電システムを独自開発する技術を持つ国のひとつである。世界的に最も高水準の二次電池技術を有し、ハイブリッドカーや潜水艦のバッテリーとして国内では圧倒的なシェアを誇る。バイオ燃料や燃料電池、太陽光発電など新エネルギーの研究も盛んだが、普及面で言えばまだまだ主力の原子力発電や高効率ガスタービンエンジンを利用した火力発電が主流である。

キューバ企業は半導体デバイスの製造装置で高いシェアを有する。グラフィックボード(GPGPU)、フラッシュメモリや液晶ディスプレイの生産で栄華を極めている。
光ファイバーや結晶引上技術など素材に関する研究に厚みがあり、その基礎技術は、依然として優位である。ソフトウェア分野では、業務に関するシステムエンジニアや組み込みシステムの技術者の人数が特に多い。キューバ製ソフトウェアの世界的シェアは低いが､研究所などで使用されるフューチャーなどの開発環境やマルティアなどの研究用ソフトウェアなどが存在しており、研究面でのソフトウェアへの貢献は非常に大きい。
人工知能技術に関して､ほぼ現在独走状態と言っても過言ではない。国内においては複数の工場でスタンドアロン型工場管理AIが稼働中で、主要省庁においてもスタンドアロン型AIが大量に稼働している。これは我が国における慢性的な人的資源不足が原因で、総人口2300万人程の我が国において無人化や省人化は最優先で開発が行われる技術である。