攻撃ヘリ搭乗員過程とは主に攻撃ヘリの搭乗員になるための過程であり、通常の輸送ヘリの搭乗員とは別の過程である(輸送ヘリのパイロットは新兵入隊過程後の専課過程の項目に含まれており、攻撃ヘリパイロットとは別)。
主に攻撃ヘリにはガンナーとパイロットが分かれている為、共通前期教育と選択式後期教育の2つに分かれている。共通前期教育の内容は以下である。
科目名 | 期間 |
航空力学座学過程 | 3ヵ月間 |
ヘリ運用基礎過程 | 4ヵ月間 |
前期期末座学過程 | 1ヵ月間 |
このような座学中心の前期教育を終えた隊員は、ガンナーかパイロットかを選択してそれぞれの教育を受けることになる。
ガンナーの教育内容は以下の通りである。
科目名 | 期間 |
銃撃手基本過程 | 2ヵ月間 |
実機演習過程 | 4ヵ月間 |
補習科過程 | 2ヵ月間 |
パイロットの教育は以下の通りである。
科目名 | 期間 |
操縦員基本過程 | 3ヵ月間 |
練習機操縦過程 | 2ヵ月間 |
実機演習過程 | 3ヵ月間 |
補習科過程 | 2ヵ月間 |
このようにパイロットの方が若干修了が遅いが、これはパイロットの責任の重大さや操縦員の高い練度の維持という観点から見て仕方ないものである。
実際このような長い過程を修了した搭乗員は実戦で様々な実績を挙げており、長いなりの成果は残している。